天下の奇祭!男性の性器を祀る田縣神社「豊年祭」、伝統の御輿行列を支えるアツい男たちに密着

2023年4月5日(水)放送
天下の奇祭!男性の性器を祀る田縣神社「豊年祭」、伝統の御輿行列を支えるアツい男たちに密着

その地域で信仰や人々のつながりとして大切にされてきたお祭り。そんなお祭りの現場で、誰よりもアツくなっている「OMATSRIちゃん」をタレントの寺坂頼我さんが見つける新コーナーがスタート!

今回は、愛知県小牧市・田縣神社の「豊年祭(ほうねんまつり)」をご紹介します。

一見ユニーク⁉「子孫繁栄」「五穀豊穣」を願う伝統的なお祭り

CBCテレビ:画像「チャント!」

毎年3月15日に行われる、愛知県小牧市・田縣神社の「豊年祭(ほうねんまつり)」。“天下の奇祭”として知られ、境内の屋台など至るところに男性のシンボルを模した商品が並んでいます。

CBCテレビ:画像「チャント!」

(見物客)
「(Qこれは何の祭り?)子どもが健康に生まれますように」

このお祭りでは、男性のシンボルに「子孫繁栄」や「五穀豊穣」の願いが込められています。4年ぶりとなった通常開催に集まった見物客はおよそ5万人!

CBCテレビ:画像「チャント!」

このお祭が「天下の奇祭」と呼ばれる一番の理由は、御輿にあります。太さ直系60センチ、長さ2メートルの「大男茎形(おおおわせがた)」です。1400年以上続く豊年祭は、男性のシンボルを田んぼに置いてイナゴから米を守ったのが発祥とされ、今ではこの巨大御輿を担いで街を練り歩き、田縣神社に奉納するのがメインイベントとなっています。

境内には、それぞれ違う柄の法被をまとった方々がいました。

CBCテレビ:画像「チャント!」

(OB)
「ここに法被を着て参加している人たちは、豊年祭の伝統をたがえることなく伝えていきたい、その年その年のみんなの思いが詰まった法被」

年齢ごとに違う干支の法被を着ているのは、代々この御輿を担いできた「男茎会」のメンバーです。そして、御輿を担げるのは40代の本厄にあたる男だけと決まっています。

「今やることに必死!」40代の厄男だけが担げる巨大御輿

CBCテレビ:画像「チャント!」

今年、御輿を担ぐのは昭和57年度生まれの「戌亥会(いぬいかい)」。会長の澤田拓磨さんは気合が入ります。

(戌亥会の澤田拓磨会長)
「(Q40代でなかなかこんな経験できない?)今やることに必死」

伝統の白装束を着せるのは、厄男たちの同級生の女子チーム。この日のために難しい着付けのレクチャーを何度も受け、30分で70人以上を着せ替えます。肩には何枚もタオルを重ね、装備はまるでラグビー選手!準備万端のように見えますが、総重量500㎏の巨大御輿を試し担ぎするだけで重さに声が漏れるほどです。

CBCテレビ:画像「チャント!」

御神酒で気合を入れ、4年振りの「練り歩き」に向けて血気盛んな男たちが、今か今かと出発を待ちます。そんな勢いあまる男たちを制したのは、男茎会の倉知秀和会長です。時間に厳しい理由を聞きました。

(男茎会の倉知秀和会長)
「(Qどんなことをする?)御輿行列を安全に田縣神社まで運ぶ。そこは僕の責任」

倉知さんの役目は行列の先導。進むも止まるも、その一声にかかっています。

CBCテレビ:画像「チャント!」

午後2時、いよいよ御輿行列がスタート!アクロバティックな動きも見どころです。一方で倉知さんは、些細な連係ミスも見逃しません。それぞれの持ち場で役目を全うする祭男たちの連携で、御輿行列が順調に進んでいきます。

難所「踏切チャレンジ」!わずか10分で総勢200人を無事通過させる秘策とは?

CBCテレビ:画像「チャント!」

やがて、御輿行列は最大の難所である踏切に差し掛かります。田縣神社までのルートの間には、名鉄小牧線が通っており、避けては通れません。さらに行列は公道を封鎖しながら進行。
ここで立ち止まってしまうと交通を妨げる時間が増えてしまいます。

CBCテレビ:画像「チャント!」

この踏切は、ひっきりなしに電車が行き交い、開いている時間はわずか10分程度。大きな御輿3つに、雅楽の演奏など総勢200人を超える行列が渡り切るのは、至難の業。この「難所」と呼ばれる踏切を超えさせるのが、倉知さんの使命です。

(男茎会の倉知秀和会長)
「電車は決まった時間にしか通らない。100メートルくらいの行列をギューっと半分くらいにして一気に渡る」

厳戒態勢の中を走り回る倉知さん。その的確な指示で御輿行列のみならず、警察、駅員、見物客までもが一丸となり、気づけば100メートル以上の行列が20メートルほどの長さに!

CBCテレビ:画像「チャント!」

午後2時22分、名鉄小牧線「田県神社前駅」を電車が出発して踏切が開き、御輿行列が一斉に渡り始めます。大勢の見物客に囲まれて、行列は踏切を渡って、大通りへと出ました。

(男茎会の倉知秀和会長)
「(Q踏切どうでした?)バッチグーだな!一発で決めました。みんなのおかげだわ」

その後、行列は田縣神社に辿り着き、大男茎形は無事に奉納されました。

今後も受け継がれる「豊年祭」、記念すべき初回の「ベストオブ OMATSURIちゃん」は?

CBCテレビ:画像「チャント!」

お祭りを通して様々な人のアツい思いに触れ、寺坂さんはどう感じたのでしょうか。

(寺坂頼我)
「はじめはユニークだなと思ったんですけど、長年地元の方に愛されて続けられてきたすてきなお祭り。皆さんの熱量を感じて、頑張ろうと思える祭りの良さが詰まっていた」

寺坂さんが記念すべき初回のベストオブ OMATSURIちゃんに選んだのは、男茎会・会長の倉知さん。宣言通り、無事に難所の踏切チャレンジを成功させた手腕を評価しました。

(寺坂頼我)
「人のつながりで祭りはできているんだなと、すごく感じられた」

多くの人のつながりで成り立つお祭りは、これからも続いていきます。

CBCテレビ「チャント!」4月5日放送より

関連リンク

あなたにオススメ

RECOMMENDATION

エンタメ

ENTERTAINMENT

スポーツ

SPORTS

グルメ

GOURMET

生活

LIFE