THE ALFEE 坂崎幸之助は初代林家三平の弟子だった!

THE ALFEEの坂崎幸之助さんが、7月13日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。6月19日に浅草演芸ホールで行なわれた『初代林家三平 生誕100年記念興行』にゲストとして舞台に立った坂崎さん。その舞台裏を小堀勝啓が尋ねます。
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まず話題は『初代林家三平 生誕100年記念興行』について。
小堀「坂崎幸之助こと林家小三平師匠。この間大変でした。浅草演芸場」
坂崎「ものすごかったですね。初めて演芸場の入り口に木札を出していただいて。出演者のめくりも作っていただいて、本格的デビュー。ギター漫談、色物ですよ」
小堀「ギター漫談で真打並みの扱い」
坂崎「僕の後は春風亭小朝師匠ですからね(笑)」
小朝さんと同い歳という坂崎さん。
落語と講談以外の芸は演芸場の入り口の木札の名前が赤で書かれて「色物」と呼ばれます。真打は落語や講談の最高位。興行ではトリを務めます。
この日のトリは二代目林家三平さんでした。
初代三平との縁
満員御礼の浅草演芸ホール。
初めて寄席に足を運んだTHE ALFEEファンも大勢いたとか。
坂崎「演芸ホール始まって以来のドッカンドッカン大笑い。みんな大喜びで社長さんも挨拶に来てくださって『落語協会に入って下さい』って言われました(笑)」
小堀「昭和の爆笑王、初代三平師匠が『俺の弟子だ』と言って歩いたことがあるくらいですからね(笑)」
実はこれは実話。
初代三平師匠は生前ニッポン放送の公開番組で「弟子がふたりできた」と話したことがあるそうです。ひとりはイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の高橋幸宏さんで、もうひとりが坂崎さん。
坂崎「もちろん正式な弟子じゃないですけど嬉しかったですね。そこから小三平で通してます」
「今年の夏は暑いから隣の農家の鶏がゆで卵を産んだ」という初代三平さんのネタや当日の舞台でのことも語られました。
真打を顎で使う
この舞台で坂崎さんが使ったギターはマーチンではなく、ギターデザイナー・テリー中本さんと坂崎さんがコラボしたTSKというブランドのギター。
坂崎「マイクのセッティングをしてくれたのは真打になった柳家ほたるさん。今は権之助君」
柳家権之助さんは2019年に真打になった時にほたるから権之助へ改名。THE ALFEEファンで坂崎幸之助さんの“之助”を取った名前だそうです。
坂崎「彼が全部やってくれて、真打を付き人みたいに使っちゃった」
小堀「真打を顎で使う色物(笑)」
坂崎の芸を見抜く
坂崎さんは舞台で披露した芸を振り返りました。
ネタは今まで考えに考え抜いた厳選したものだったそうです。まずはギター漫談・南州太郎さんの芸を踏襲したイントロシリーズ。
1975年、フォークデュオ風がヒットさせた「22才の別れ」を歌い出します。
坂崎「あ~んまりにもいい曲が多いんでね。70年代は」
イントロはきれいに入って歌い出しで落とすというネタです。
楽屋に戻ると、林家ペーさんから「南州太郎さんだよね」と言われたそうです。坂崎さんは「流石ペーさん」と思わず唸ったとか。
楽しい楽屋
林家ペーさんは初代三平さんのヒット曲「好きです(ヨシコさん)」のキーはAmだと教えてくれたとか。さらに、ペーさんはそのことを伊東四朗さんから教えてもらったそうです。
坂崎「いろんな話を楽屋でもしてくださって面白かったですよ」
楽屋話を嬉しそうに話す坂崎さん。
さらにこの日の自分のネタについても、曲を縮めて歌う気の短い人シリーズや、吉田拓郎さんの歌を歌えない活舌の悪い人など、ギターを弾きながら話していました。
ペペの誘い
坂崎「音楽好き、お笑いが好き。ちゃんとイントロは弾かなきゃいけない」
小堀「確かに南州太郎さんはすごかった。これがちゃんとできてないと笑えないんです」
話題はまた南州太郎さんへ戻り、美空ひばりさんの「悲しい酒」や藤山一郎さんの「酒は涙か溜息か」を弾く南州さんを絶賛する坂崎さんと小堀でした。
実は坂崎さんはこの日、「ペペ桜井さんの名前を継いでくれ」というお誘いも受けたそうです。ペペ桜井さんは89歳。高齢のため舞台にはあまり出られないそうです。
小堀「ペペってラテン系のムードコーラスみたい名前ですね」
すかさずラテン調にギターをかき鳴らす坂崎さん。芸達者です。
歌と笑いの二刀流
まさか演芸ホールデビューするとは思っていなかった坂崎さん。
坂崎「ネタ作りは努力と言うよりも楽しい。楽しみながらやるから練習も苦じゃない」
小堀「武器をふたつ手に入れましたね。大道を行くアルフィー。大道を行く浅草演芸ホール。しかも大名跡の林家ですよ」
THE ALFEEの3人でボーイズ(音楽芸)を組んだら?と提案する小堀。
坂崎「ボーイズは自分らのステージでやってます(笑)」
THE ALFEEのツアーでは限界まで詰め込んだプログラムにもかかわらず、必ずコントは入れているそうです。
51周年記念シングル
坂崎「コント好きですよねえ。 音楽ネタとか面白いなあと思ってましたから」
ドンキーカルテット、クレイジーキャッツの音楽ネタをこどもの時から聞いていたとか。
坂崎「アルフィーのライブもそうですけど、笑うってことは大事ですよね」
「元気で長生きする秘訣は、笑って免疫を上げること」と坂崎さん。
小堀「笑いと歌の心の虹」
坂崎「なんですかそのキャッチフレーズは(笑)」
小堀「さあ、皆さんにお届けするTHE ALFEEの珠玉の名曲、笑いと歌の心の虹。『HEART OF RAINBOW』どうぞって感じです」
7月30日にはTHE ALFEE、デビュー51周年記念シングル『HEART OF RAINBOW』がリリースされます。
このあとも坂崎幸之助さんと小堀勝啓の話はとりとめもなく続いて行きました。
(尾関)
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