「歳取ったな」「おばさんじゃん」デリカシーゼロ先輩への大久保佳代子流対処法

『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける「迷える人たちの道標となる解決型ラジオバラエティ」です。7月5日の放送では、職場の先輩から見た目いじりをされて困っているという女性リスナーAさんからの相談を取り上げました。
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相談者は東京都板橋区のAさん(34歳女性)。職場の先輩男性の行動に悩んでいるそうです。
「私の職場に『俺たち仲いいよね』とオーラ全開で見た目いじりをしてくる男の先輩がいます。その人は基本的に人当たりが良くて話しやすいのですが、私に向かって『歳取ったな』とか『おばさんじゃん』などと、まるでお笑いコンビのツッコミ担当のように容赦なく容姿攻撃をしてきます」(Aさん)
この先輩に悪気は全くなく、むしろ「俺たちの絆を深める愛のあるいじり」だと思っている節もあるといいます。
「流せばいいのは分かってるんですが、やっぱり腹が立つんです。でも先輩なので強く返すこともできず、ヘラヘラ愛想笑いでやり過ごしてしまう自分にも嫌気がさします」(Aさん)
Aさんが求めているのは、相手を傷つけることなく、相手に「これはまずい発言だった」と気づいてもらえるような華麗な返し技。同じ土俵では戦いたくないため、今後そういう発言ができなくなるようなスマートな対処法を知りたいとのことです。
時代と逆行する「容姿いじり」
この相談を受けた大久保さんは、現在のお笑い界の状況と照らし合わせて回答します。お笑いの世界でも容姿いじりについて敏感になっており、最近は久しく聞かなくなっているといいます。
大久保「私なんて、欲しい時に『おい、ババア』とか言ってくれよって言っても、やっぱり言った方が悪くなっちゃうから、みんなふっと目そらすみたいな。言わなくなっちゃってるよね」
時代と逆行するように容姿いじりを続ける先輩について、森本さんは「ちょっと自分がいじってあげてるみたいな、ちょっと上から、面白くしてやってるみたいなスタンス」と分析しました。
「ヘラヘラ愛想笑い」では伝わらない
ここで大久保さんが、問題の根本について語ります。
大久保「この、“ヘラヘラ愛想笑いをしてる”っていうのを感じ取らなきゃダメだよね。その職場の先輩が、『あ、愛想笑いされちゃってるな、気使われてるの。いい気持ちになってないな。やめよう』と思わなければダメだと思うんだけど、これが伝わってないんですよ」
森本「愛想笑いがめちゃくちゃうまいのかもしんないっすね」
大久保「もーっと愛想笑いでいいよね。『あーはは、ははー…しんどー』」
森本「あっ、しんどって言った(笑)。追い打ちをかけるようにね」
大久保さんは、この先輩について「笑ってあげちゃうと『ウケてる、喜んでる』と勘違いしてしまう、デリカシーのない感受性ゼロの人」だと分析し、ちゃんと嫌だということを伝えるべきと指摘しました。
歩くノンデリカシー
一方で、大久保さんは関係性によっては容姿いじりが成立するケースもあると語ります。現在はアップデートしたものの、おぎやはぎの小木さんは数年前までは会うたびに「大久保さん太った?」「大久保さん、今日ブスだけどどうした?」と毎回言ってきていたというのです。
森本「絵に描いたようなノンデリカシー」
大久保「歩くノンデリカシーといえば小木のことなんで。そういう人だからっていう。逆にレアだから『うるせーな』って言って」
しかし、それは長年の関係性があるからこそ成立する特殊なケースです。
大久保「小木さんも、言っていい人と悪い人を分けてると思うんだよね。関係性が成立してればいいですよね」
たとえば、大久保さんはディレクターから同じように容姿いじりをされた場合は、マネージャー経由で苦情を言うといいます。この大久保さん自身の対処法が、Aさんの悩み解決のヒントとなりました。
第三者を挟む解決策
この経験をもとに、大久保さんは第三者を挟んで先輩の耳に入るようにすれば、直接言うよりも角が立たずに「本当にダメなんだ」ということが伝わると提案しました。
大久保「ヘラヘラをやめて、しっかり愛想笑いをすることと、他人を挟んで先輩の耳に入るように。『ノンデリカシーだ、あいつは。ノンデリ先輩だ』って噂を広めて、伝わるといいですけどね」
しっかりとした愛想笑いで本音を伝え、ノンデリ先輩の噂を広める。職場の容姿いじりに悩むAさんに、大久保さんが提案した角の立たない解決策でした。
(minto)
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