返すのではなく煽る!宮本和秀流・だし巻き卵の作り方
毎日の生活に欠かせない、食事を作るという作業。家庭の中で料理を担当している人にとってはなおさら、1日の中で重きを占めている家事なのではないでしょうか。「もう少しうまく作れるコツがあれば」「メニューのレパートリーが少ない」など、悩みも多いかと思います。2月23日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』には、番組内コーナー「キユーピー3分クッキング」の宮本和秀先生が出演。料理がもっと美味しく楽しくなる情報を教えてくれます。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く45年に幕
宮本先生は、父の三郎さんの後を受け、1980年から45年の長きにわたってキユーピー3分クッキング、そしてキユーピーラジオクッキングの講師を務めてきました。
東京農業大学農学部栄養学科を卒業後、名古屋市内の料亭で住み込みで修行をし経験を積んだ宮本先生。その後1978年からはフランスに留学し、レストランやベーカリーで2年間修業をされたとのこと。
さまざまな現場での修行経験と豊富な知識から生まれるレシピは、どれも美味しいだけでなく、家庭での再現のしやすさが考えられた毎日の料理の心強い味方です。
しかしこの春、2026年3月をもってキユーピー3分クッキングを卒業。視聴者からも惜しむ声が相次いでいます。
だし巻き卵の作り方
「修業時代は特に大変だった」と振り返る宮本先生。
料亭での住み込み時代は、朝早くから寝る前まで寝る間も惜しんでみっちり修行をしていたそう。「厳しいながらもいい経験をさせてもらった」続けます。
その料亭時代に先輩から教えてもらったのが、だし巻き卵を作る時のコツだとか。
家庭料理の基本であり、基本故に難しいだし巻き卵です。「だし巻きだったら毎日作っている」という方も、一工夫でワンランク上の味に仕上がるはず。
宮本「まずは卵液を味付けしたら、油を敷いたフライパンにさっと流し入れますよね」
この時、量を流しすぎないことがポイント。美味しいだし巻きは薄い薄い層を幾重にも重ねていくことによって作られます。しかしそのように薄く焼いた卵は、箸でつまんでひっくり返そうとすると破れてしまうのです。
大切なのは左手
ではどのように巻いていったらいいのでしょうか?
宮本「フライパンを持っている左手で煽りながら返してく」
小高「箸でくるくるするのではなく、煽るんですね」
料亭仕込みの美味しいだし巻き卵を作るコツは、左手の動かし方にありました。箸だけで返すのではなく、フライパンを煽ることがポイントなのだとか。
宮本「巻いた卵を端に寄せたら新しい卵液を流して、火が通ってきたらまた煽りながら返していく」
それを何度も繰り返していくことで、ふんわりと柔らかいだし巻き卵が完成するとのこと。
宮本「だし巻き卵の練習をしたい場合は、布巾を使ってするといいですよ」
小高「今時卵も高いですからね」
濡らした布巾を軽く絞ったものを使うと、フライパンの煽り方や力の入れ方を手軽に練習することができるようです。
旬を大切に
美味しいだし巻きのコツを伝授してもらった主婦・小高。もうひとつ日々の料理のポイントを尋ねました。
小高「レシピはどうやって考えていらっしゃるんですか?」
主婦の方の中には、「1日中献立のことを考えている」という人もいるのではないでしょうか。宮本先生流、レシピの組み立て方を教えていただきました。
宮本「レシピの基本は、魚や肉ではなく野菜を中心に考えることです。日本には四季があり、それぞれ旬の野菜があります。まずはこれを念頭に置く。その野菜にどんな魚や肉を合わせるかを考える。野菜をメインに構成するんです」
小高「これ、大きなコツですね。私なんてまずお肉・お魚売り場に行くもんね」
メインの食材であるお肉や魚から組み立てがちですが、旬の野菜を軸に置いて献立を考えることでレパートリーが広がるとともに、四季を感じられる食卓になるのです。
料亭やレストランなどのプロの場よりも、むしろ家庭でこそ旬のものを大切にして欲しいと語る宮本先生でした。
(吉村)
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