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前田利家が語る。戦国武将がたしなんだ二大趣味は?

前田利家が語る。戦国武将がたしなんだ二大趣味は?

CBCラジオ『伝令!武将が現世でラジオを始めたようです!』は、400年の時を経て現代に蘇った名古屋にゆかりの武将たちと足軽集団・名古屋おもてなし武将隊(R)が、日本の歴史を楽しく紹介する歴史バラエティ番組です。6月6日の放送では、前田利家・加藤清正・陣笠隊の足軽・なつの3名が「夏の矢文(メール)祭り」としてリスナーから届いた矢文を紹介しました。

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武将のたしなみや趣味

「武将様がたしなみや趣味として、好んだものや得意なものは何だったのでしょうか?」(Aさん)

前田利家「ほう、最初からなかなか良い問いの矢文であるの。現世の者たちは、娯楽がえらくたくさんあるんじゃろうが、我々の時代でどんなものが好きじゃったかが気になるんだろうな。どうじゃ清正、おぬしの趣味は?」

加藤清正「やはり当時の流行りは茶器であったと思うが、儂も茶器に興味がございましたの。
得意なこととしては、趣味からは離れまするが築城。城を作ることには長けておりましたゆえ、築城の現場を観に行くことも、名古屋城の天守台や儂が治めておった熊本城も拙者が築城したゆえ、城巡りを楽しんで欲しいと思っておるわけじゃ」

清正が城巡りをリスナーに勧めるのを聞いた利家は「お主の場合、仕事が趣味じゃな」と突っ込み。公私混同だと呆れます。

茶会はインドア派向けの趣味?

話題は加藤清正が最初に挙げた茶器について。

利家「当時は茶会を重視しておって、もちろん文化的にもじゃが、自らがゆるりとできるわけじゃ。現世の者たちも、喫茶店巡りなどをする者もおると思うが、ゆっくり楽しい時間を過ごすのが茶会であった」

とはいっても、茶会は時に密談の場にもなっていました。
茶室の入り口は「躙り口(にじりぐち)」と呼ばれ、小さく作られています。簡単には出入りできない上に、入り口にある刀掛けに身に着けていた刀を置かなければ入れない決まりでした。

さらに茶室は非常に狭く薄暗い作りになっていることも多く、茶会と称して武将たちが密談を交わすにはうってつけの場でした。

身体を動かす場合は鷹狩り

当時のたしなみで、他に有名だったのが鷹狩り。
鷹狩りは、訓練した鷹や隼(はやぶさ)などの猛禽類を使って鳥や小動物を捕まえる伝統的な狩猟方法です。別名「放鷹(ほうよう)」とも呼ばれていました。

実は鷹狩りは、古墳時代から日本で行われており、奈良・平安時代には貴族や天皇に好まれていました。戦国時代の頃には武将たちにも親しまれるようになっていました。

利家「鷹狩りは、現世でいうとスポーツに近いかもしれんの。殿と語らいながら馬に乗って鷹を使って獲物を獲るのは楽しいものじゃ。現
世で言うなら、身体を動かすのが好きな者は鷹狩り、ゆったりしたい者は茶会と大きく2つに分かれるんじゃないかの」

鷹狩りを好んだ代表格に挙げられるのが徳川家康。年齢を重ねても、元気に鷹狩りに興じていたという記録が残っています。
江戸時代には「鷹匠」という鷹を育てて訓練する職業が存在していました。

利家「現世の者たちの趣味というのは、まことに幅広いんじゃろ?」

なつ「そうですね、静かに過ごしたい者もいれば、ワイワイ過ごしたい方もおりまして、大人数でも少人数でも個人でも楽しめるものがたくさんござりまする」

当時は娯楽も少なく、武将たちにとって楽しめるものはどうしても絞られる傾向にあったこと、意外にも流行りに敏感だった者もいたことなど、現世とは違う趣味やたしなみ事情が披露されました。ちなみに、他にも能楽鑑賞や連歌会・剣術などもあったようです。
(葉月智世)
 

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