自分の毛根か、娘の塾代か。発毛治療をやめた父の切ない事情

お金をかければ、髪は生える。ただし、それを続けられればの話です。実際に薬と注射で効果が出ていたのに、治療をやめざるを得ない切ない事情がありました。10月28日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』、この日のテーマは「そんなときもあったな~ってどんな時ですか!?」。かつてのギター少年からの投稿をきっかけに、北野誠と松岡亜矢子、河原崎辰也が、お金と毛根をめぐる切実な悩みについて語り合いました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くマイケル・シェンカーになりきり
「ギターを始めた中学生から高校のころです。かれこれ40年以上前ですが、お気に入りのバンドやギタリストが弾く曲をコピーしまくってました。当然のように見た目もなりきろうと、髪型やファッションもまねてました」(Aさん)
髪はワックスやディップで逆立て、襟足を伸ばし、軽くメッシュも入れていたというAさん。
「毎朝洗面所でうまくセットできた時はご機嫌で登校し、『今日はマイケル・シェンカーだ、ランディ・ローズだ』と悦に入っていました」(Aさん)
顔面の半分がおでこに
「それが今、毎朝起きて洗面所に行き、寝癖を直してブラシすると、まるで丸菱商事の長野専務並みの顔面の半分がおでこ。毛量もスカスカ」(Aさん)
今ではもう、ワックスを何年も使っていないそうです。
「その自分の姿を見るたびに、そんな昔のことを懐かしく思い出します。もうミュージシャンは諦めて、小日向さんのようなイケオジを目指している今日この頃です」(Aさん)
長野専務は、俳優の小日向文世さんが演じるドラマ『VIVANT』の登場人物です。
河原崎「いやー、もう現実がやって来ます。髪はね」
頭に注射で本当に生えた
北野「ほんまにみんな、髪の毛何にもしてない人おるんかなと思うけどね。やっぱり遺伝子やからね、割と。でも、まあ金を持ってるミュージシャンは、ちゃんとやってんねやろな、金で」
お金をかければ、打つ手はあるようです。
松岡「それはもう…かけたり」
河原崎「お薬飲んだりね」
松岡「そう、飲んだり植えたりいろいろありますよー」
ここで北野が挙げたのは、以前この番組で薄毛治療のコーナーを担当していた落語家・笑福亭生寿(せいじゅ)さんの話。
北野「あれやってる時、ほんまに生えてたもんなあ。薬飲んで、頭に注射打って。やめたら、やっぱ抜けてきてるよ。金あったらできるな」
河原崎「長いスパンですもんね、やるのは。すぐに結果が見えるものでもないじゃないですか」
毛根がそこまで持つかどうか
生寿さんの場合、髪が生えてくるまでに半年ほどかかりました。この状態を維持するには、毎年何十万円も必要になります。
ところが、娘が一番お金のかかる時期を迎えたことから、妻に髪の毛は一度後回しにするよう言われてしまったのです。
河原崎「まあ、希望は見えたわけですもんね」
松岡「やったらできるってことですもんね」
河原崎「だって、毛根が本当に死んじゃったらダメって言いますからね」
生寿さんが今一番悩んでいるのも、まさにそこ。
北野「『娘の成長とともに金かかんねんけど、自分の毛根がそこまで持つかどうか』言うて」
現状では毛根が死んでしまうと、どんな薬を使っても復活は難しいようです。
お父さんかっこいいよ
松岡「せめぎあいねー、娘か自分の毛根か」
河原崎「でも、娘だろうなー」
北野「奥さんからしたら『娘、塾通わしたい』と。『ちょうどあなたの髪の毛は塾代になる』と」
松岡「しょうがないね。お父さん、かっこいいよ」
娘のために髪の毛を後回しにする姿は確かに素敵。ただ、毛根が待ってくれるかどうか、それだけが気がかりです。
(minto)
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