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奇跡の木と呼ばれるスーパーフード「モリンガ」を使ったカレー、全国販売へ

奇跡の木と呼ばれるスーパーフード「モリンガ」を使ったカレー、全国販売へ

埼玉県で栽培されているスーパーフード「モリンガ」を使ったレトルトカレーが完成しました。8月21日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、特定非営利活動法人彩の国地域活性化協会の鈴木輝伸さんに電話をつなぎ、モリンガとはどのような植物なのか、そして商品化までの経緯について詳しく聞きました。聞き手は天野なな実と竹地祐治アナウンサーです。

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“奇跡の木“モリンガとは

彩の国地域活性化協会は、マルシェを軸に地域の人や企業、行政をつなぎ、新たな経済や交流を生み出すまちづくり型のNPOです。
佐々木さんによると、埼玉県は「彩の国」と呼ばれており、さまざまな文化が交わる県として県外にも発信していきたいという思いがあるといいます。

そんな「彩り豊かな埼玉」で栽培されているのがモリンガです。 モリンガは、モリンガ科モリンガ属の植物。世界では「奇跡の木」とも呼ばれています。

佐々木「卓越した栄養価と環境面での高い二酸化炭素吸収能力がありまして、様々な副次的効能を合わせ持つ植物としてですね、世界で知られております」

主に熱帯地域で成長し、インドやフィリピン、アフリカ諸国、東南アジアなどでは、医療や食の分野で日常的に親しまれているそうです。いわゆるスーパーフードの一つで、日本ではまだ認知度が高くないものの、2000年代以降、国内でも栽培が始まっています。 沖縄などで栽培されているほか、埼玉県でも研究や栽培が進められています。
埼玉大学では二酸化炭素の吸収率、東洋大学では食品成分としての研究が進められているということです。

一方で、日本の冬の寒さには弱く、埼玉県では越冬できないという特徴もあります。

整いカレー どんな味?

今回完成した商品は「整いカレー」です。モリンガ特有の風味とカレーをどう組み合わせるかがポイントでした。

佐々木「後から口に広がる青菜の香りを楽しめるような、飽きのこない、もうさっぱりとした味。ほうれん草に近い風味です」

番組では実際にスタジオで試食しました。

竹地「ちょっと青臭い感じします」

天野「めちゃめちゃ薄くしたパクチー。パクチーみたいな臭みじゃなくて、でもその香りっていうんですかね」

独特の風味はありながらも食べやすく、竹地は「全然普通に食べられちゃいますね。美味しいです」と感想を述べました。

商品開発のきっかけは、1990年代に東南アジアへ出張した際にモリンガを食べた経験から。

佐々木「10年ぐらい東南アジアにいたんですけど、モリンガ食べたせいか健康になりまして、若返りました(笑)」

その後、埼玉県でもモリンガが栽培されていることを2019年に知り、地域活性化に取り組む団体として「埼玉県から国内ばかりではなく世界に発信していかなくては」と考えたそうです。 

完成直前に訪れた悲しい出来事

カレーとして商品化する際に大きな力となったのが、佐々木さんの旧友だったカレー研究家の小野員裕さんです。横浜にあったカレー博物館の名誉館長を務め、4,000店以上のカレー店を食べ歩いた人物で、日本の元祖カレー研究家ともいわれていました。

佐々木さんは小野さんに商品開発への協力を依頼。モリンガの高い栄養価と、日本製レトルトカレーへの世界的な需要を組み合わせれば、世界とつながる商品になると考えました。

しかし、開発は順調には進みませんでした。モリンガには独特の青みがあるため、カレーのおいしさと食べやすさを両立することが課題になったのです。

佐々木「おそらく、長い友人でなければとっくに断られていたかなと、そう思っております」

それでも試作を重ね、スパイスの配合やうま味の出し方を細かく調整。ようやく納得のいく味にたどり着き、小野さんから「できたぞ」と連絡があったそうです。

ところが、商品化について合意してからわずか10日後、小野さんが急逝しました。
レシピの所在も分からなくなりましたが、小野さんと20年来一緒に過ごしたパートナーがパソコンの中からレシピを探し出したとのこと。 さらに、大阪のキャニオンスパイスと、昭和10年創業の埼玉県の老舗企業・ナイル商会も加わり、小野さんの最後の集大成として商品を完成させました。
埼玉県内の企業や団体も力を合わせ、完成にこぎ着けた商品です。

秋からは全国で購入可能

「整いカレー」は、先月末までクラウドファンディングによる先行販売を実施し、目標の112%を達成しました。
実際に食べた人からは、「想像以上に食べやすい」「体が整う感じがする」「朝食にもいい」といった声が寄せられ、幅広い年代から好評だったそうです。 また、小麦粉を使わないスパイスカレーであることから、特に女性からは「罪悪感なく食べられるカレー」として支持され、リピートする人も増えているといいます。

佐々木さんの個人的なおすすめはスパゲティです。オリーブオイルをたっぷり絡めてから「整いカレー」を合わせる食べ方を紹介しました。

秋以降には、全国の「AKOMEYA  TOKYO」や「北野エース」などでの販売も予定されています。
埼玉県で育ったモリンガと、日本のカレー文化、そして多くの人の思いが詰まった「整いカレー」。気になる方は、ぜひ一度その味を楽しんでみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
 

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