次世代の人気アナを目指す若手アナウンサーたちがしのぎを削る、のびのびトーク番組ＣＢＣラジオ『アナののびしろ』。12月26日放送の「MIOもっといろいろ覚えたい」のコーナーでは、小川実桜アナウンサーが「相貌心理学」について紹介。顔のパーツから性格がわかるという学問を、中村彩賀アナウンサーとともに深掘りしました。

「似てる」の基準が合わない問題

きっかけは、小川が営業部の同期と中村の3人でご飯を食べに行った時のこと。小川が営業の同期に「似ている」とずっと思っていたインフルエンサーの写真を2人に見せたところ、まったく共感を得られなかったといいます。

ちなみに中村は川口春奈さんに似ていると言われることがあるそうです。本人は恐縮しつつも、小川は「わかるかも」と納得していました。

人によって「似てる」「似てない」の判断基準がこれほど違うのはなぜなのか。その疑問から小川が調べていくうちにたどり着いたのが、フランス発祥の「相貌心理学」でした。顔から性格がわかるという心理学の一種で、発祥地のフランスでは実際にビジネスの採用場面でも活用されているといいます。

顔は環境で変化する

小川が参考にしたのは、佐藤ブゾン貴子さんの著書『人は顔を見れば99%わかる』（河出新書）です。「本当に顔に性格が出るのか」という疑問に対し、この本では「出る」と断言しています。

なぜなら、顔は環境で変化するから。顔には30種類以上の筋肉があり、毎日笑顔で暮らしていれば筋肉がその形になっていきます。内面や日々の暮らしが顔に影響を与える結果、顔が変わるというのです。

本には「こういう顔の特徴がある人はこういう性格」という情報が満載。小川がまず注目したのは、顔を3つのゾーンに分けた時、どの面積が最も大きいかでパーソナリティーがわかるという診断でした。

3分割でパーソナリティー診断

3つのゾーンとは、1つ目が「おでこの上から目の下まで」、2つ目が「目の下から唇の上まで」、3つ目が「唇の上から顎先まで」です。

小川は1つ目のゾーンが大きい「思考ゾーン」タイプ。知識や教養が好奇心を刺激する、想像力豊かな人だといいます。

一方、中村は2つ目の「感情ゾーン」タイプで、コミュニケーションと感情の共有が満足の源になる人。どちらも当たっているようです。ちなみに3つ目は「活動ゾーン」で、物欲や食欲など本能に基づく活動に満足するタイプ。日本人には少ないのだとか。

目尻の角度でわかるこ

また、顔の各パーツにはその人のコミュニケーションスタイルが現れるといいます。例えば目は、知識や情報の取り入れ方を表すのだそう。目尻が上がっている人と下がっている人で診断が変わります。

どちらかというと目尻が上がっている中村と、下がっている小川。上がっている人は自分の興味を大切にするタイプで、人の意見を受け入れにくい面もあるものの決断力に優れているといいます。

逆に下がっている人は人の話をよく聞くタイプで、流されやすい面もありますが、物事をしっかり見つめて判断するのだそうです。こちらも当たっていると盛り上がるふたり。ここまでの診断で、ふたりの性格が真逆だということもわかりました。

こめかみに注目したことありますか？

さらに小川が注目したのは「こめかみ」。こめかみからはアイデアの実現力がわかり、まっすぐかへこんでいるかで診断が変わるといいます。

まっすぐな人は即断即決で問題解決力が高く、へこんでいる人はルールにとらわれがち。凹めば凹むほど慎重すぎる傾向になるのだそうです。

中村のこめかみはまっすぐ、小川は少しへこんでいるとのこと。

小川「確かに私と中村で比べたら私の方が慎重じゃない？」

中村「間違いなく」

小川「結構、当たってるのかもと思って。この本」

中村「楽しい！楽しい！」

こめかみを凝視する女

こうした診断を経て、小川はある結論にたどり着きます。

人によって「似てる」「似てない」の判断基準が違うのは、無意識のうちに着目している顔のパーツが異なるからではないか。そして、どのパーツに着目するかは、その人が重視している性格と結びついているのではないか、と。

ただ、相貌心理学を学んだ結果、小川には思わぬ副作用がありました。

小川「人のこめかみに注目したことが24年で1回もなかったから、もう似てる似てないを判断する考察する以前に、ただこめかみだけを凝視する女に今なってしまっていて」

中村「いろんな人のこめかみ見てるの？」

小川「今、すごい見てる。意外とね、違うの。ちょっとへこんでる人とかいるの」

「興味深いこの本。皆さんはこめかみだけを注視しないようにご注意ください」と呼びかけた小川でした。
（minto）