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夏祭りまでに覚えておきたい!意外と難しくない浴衣の選び方

夏祭りまでに覚えておきたい!意外と難しくない浴衣の選び方

17日に京都では祇園祭の山鉾巡行が行われるなど、いよいよ各地で夏祭りが催される時期がやってきました。お祭りで来て行くものといえば浴衣ですが、ふだん着ないものだけに浴衣選びは悩むところ。そこで、7月18日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、パーソナルスタイリストで『最高にしっくり似合う服選び』(学研プラス)の著者、久野梨沙さんが浴衣選びについて解説しました。聞き手はパーソナリティの天野なな実と竹地祐治アナウンサーです。

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浴衣のメリット

久野さんはまず浴衣の良い点について、非日常感が味わえることとSNS映えがすることを挙げました。

また、同じ和服でも着物とは違って簡単に着られるところも良い点で、最近は着付けの動画がたくさんあったり、作り帯という、帯を作る手間が省けるアイテムもあるため、さらに着やすくなっています。

さらに体型が気にならないというメリットもあり、浴衣ですと洋服ほど体のラインが出ないですし、もともと私たちの体型に合うようにできているため、気兼ねなくファッションが楽しめます。

デザインはどう選ぶ?

ここからは、久野さんに浴衣選びのコツについて伺いました。

まずは色や柄の選択ですが、自分がなりたいイメージを思い浮かべると良いとのこと。
濃い色ベースの浴衣は大人っぽい印象を与え、淡い色は柔らかい印象を与えます。

また、自分の肌色に合わせるのもお勧めで、日焼けしている方は濃い色、色白の方は淡い色のほうが似合いやすくなるそうです。

柄は細かい柄が入っているものは可憐な印象を与え、大きい柄は華やかに見えるので、こちらも自分が見せたいタイプに合わせるのが良いとのこと。
もし体型が気になる方は縦方向に柄が入っているとスラッと見える効果があるとのことです。

そして、浴衣と帯のバランスも大事ですが、浴衣がシンプルな場合は帯は鮮やかな色で遊んでみたり、逆に浴衣が柄ものや鮮やかな色であれば、帯は無地やシックな色で落ち着かせると良いそうです。

同じ浴衣でも帯を変えると印象が変わるため、帯を選ぶ楽しみもありますね。

サイズ選びが最重要

浴衣で意外と大事なのがサイズ選び。

久野さんは「裄丈(ゆきたけ)」という長さが合っているかが大事と語りました。

ちょっとうつむいた時、首の後ろの中心に骨が出っぱった部分があると思いますが、ここから右肩に向かい、さらにひじ、手首までの長さ、つまり肩幅の半分と腕の長さを足したものを「ゆき」といいます。

全体の丈はおはしょりといって、帯の下に少し折り返しを作ることによって長さの調整はある程度できますが、ゆきは調整がきかないため、最初からサイズが合っていないといけないわけです。

昔は浴衣を着て作業をしていたため手首が出るぐらいで良かったのですが、作業をするわけではありませんので、今は手首がちょうど隠れるぐらいが良いとのことです。

オフシーズンにしまっておく方法

浴衣を着て出かける際に、女性が気をつけないといけないのがインナー。

和装専用のものもありますが、そこまで浴衣や着物を持っていないという方がほとんどだと思いますので、久野さんによれば、普通のもので良いそうです。

かなり汗をかいてしまうため、吸水速乾の機能素材が良く、上はキャミソール、ブラトップ、パッドがついたもの。透けてしまうために下はペチコートなども着ておくのが良いとのことです。

そして、浴衣の保管方法で気をつけないといけないのがお手入れ。
基本的に手洗いか、浴衣用の洗濯ネットを使うのが良く、洗濯機を使う場合でも弱水流で優しく洗うのが基本とのこと。
もちろん、浴衣についている洗濯表示の内容を参考に洗うのが良いそうです。

そして、色落ちする危険性があるため、必ず単独で洗って陰干しすること、オフシーズンに長くしまっておく際は、湿気を避けた風通しの良い場所に保管すること、防虫剤を直接浴衣に触れさせずにカバーをかけてから防虫剤を置くのが良いとのことです。
(岡本)
 

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