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首都圏の「天下一品」が大量閉店する理由

首都圏の「天下一品」が大量閉店する理由

唯一無二のこってりラーメンチェーン「天下一品」の相次ぐ閉店が話題になっています。首都圏での大量閉店のわけはいったい何なのでしょうか?6月1日放送のCBCラジオ『河原崎辰也 いくしかないだろう!』では、根強いファンを自称する河原崎辰也が独自の見解を披露します。

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50メートルに1軒ある?ラーメン店

「こってりラーメン」の代名詞的存在である「天下一品」が次々に閉店することが話題になっています。
鶏ガラベースのこってり味で根強いファンも多い中、首都圏の店舗が今月末に大量閉店。
現在、ラーメン店の競争が激化しており、食材価格や人件費の高騰などでフランチャイズ店舗の離脱が相次いでいるようです。

河原崎「根強いファン、河原崎です!風邪薬と思って食べております」

「私、食べたことないような気がする」と清水藍。

栄養価の高い野菜を鶏ガラベースで煮込み、ポタージュじゃないか、と思うような唯一無二のこってりスープでおなじみの「天下一品」。

清水「ドロドロ系?」

河原崎「ドロドロ系といえば、ドロドロ系ですね。食べた後、パーッと元気になるような」

清水「あくまでも個人の感想です」

「ラーメンだれを垂らして食べるのが好み」と河原崎。
京都発祥の同店は現在209店舗で、2004年には全国200店舗に到達。首都圏でも近年広がりを見せ、300店舗を目指していました。
ところが、6月末に少なくとも10店舗が閉店する予定です。

河原崎「ひとことで言えば…まあ、しゃあないな、というのが僕の感想です。今、ラーメン屋ってどのくらいありますか?」

清水「50メートルに1軒くらいありません?」

河原崎「あるでしょ?」

開業1年以内に40%が倒産

インバウンド需要の高まりで、今や外国人にも大人気のラーメン。国内でラーメンを提供する店はなんと2万店もあります。
開業ハードルの低さも相まって、年間3800店舗が新規参入するそう。

しかしながら、開業1年以内に40%が倒産してしまうようです。
ラーメン業界は入りやすい反面、厳しい世界です。レパートリーも基本の塩、味噌、醤油に加え、とんこつ、とんこつ醤油、エビ味噌など豊富です。

河原崎「たぶんですけど、いまどこの店舗入ってもそれなりに旨いっすよ」

清水「うんうん」

昔は「お湯を入れただけじゃないか」と思うようなラーメンもあった、と率直に述べる河原崎。
口に合わないだけでなく、はっきりと美味しくない店も存在していました。

ファンを大事にする経営戦略を!

河原崎「今はもう、(そういう店は)ないのよ!」

清水「当たり外れがない。全部美味しい」

河原崎「チェーン店でも。どこ入っても美味しい」

淘汰が進み、均一化の進んだラーメン業界ですが、「天下一品」は店舗によって味や量の差があったといいます。

減ったとはいえ、今も200以上の店を構える「天下一品」。
根強いファンを自称する河原崎は、京都の本店までわざわざ出向いたこともあると明かします。

河原崎「今いる固定ファンをないがしろにしないでほしい。やっぱり強いですから。応援する人たちがいるっていうのは」

逆風に負けず「今いるファンを大事にする」戦略を掲げ、サービスの原点回帰にいま一度期待する河原崎でした。
(nachtm)
 

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