中日ドラゴンズの落合英二投手コーディネーターと、ドラゴンズOBの中村武志さんが1月12日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』にゲスト出演しました。ふたりがリスナーから届いた質問に答えます。鳥目の投手「武志さんに質問です。英二さんとバッテリーを組んだ時に意識していたことはありますか?」(Aさん)中村「英二はちょっとしかめっ面をするんですよね。なんで俺が嫌な顔されないといけないの?と思ってました」中村さんがサインを出すと、落合さんは首は振らないんですが、「なんで?」という顔をすることがよくあったそうです。落合さん曰く、当時のナイター照明は今のように明るくなく、中村さんの指がはっきり見えていなかったそうです。落合「暗いのが苦手で、鳥目って言われてる感じですね。デーゲームはバッチリ見えます」これに気がついた中村さんは、キャッチャーミットの少し上や横から出すようにしたそうです。中村「見える時はすごくテンポいいんですけど、曇り空とかはちょっと嫌な顔をしてるように見えましたよね」落合「最後はブロックになりました。レガースの左側がインコース。右側がアウトコース。下がスライダー」1点を争う場面を任されるようになった落合さんが、とにかくサインを間違えないための策。中村「英二は今でいうクローザーとかセットアッパー。あんまり点取れないチームだったのでシビアになってましたけどね」中村武志入寮「入寮した時のことを覚えていますか?先輩へのご挨拶で覚えていることはありますか?」(Bさん)中村さんと落合さんは別の寮に入っていたそうです。まずは中村さんの思い出から。中村「挨拶どころじゃないですよね。みんないかつく見える。よく言うとカッコよく見える。今までテレビで見てた人もいるし、怖くて挨拶どころじゃなかったです」高卒で入った中村さんにとって、社会人からの人たちで寮住まいの人は別格だったようです。中村「主ですよね。今どこかの球団の寮長をやってる平沼さん。僕らが来た時は寮を仕切ってたボス猿みたいなもんです」どこかの球団とはもちろんドラゴンズです。いち早く平沼定晴さんに目をつけてもらった中村さんは、カバン持ちのようにくっついてあっちこっち行っていたんだとか。選手会にない役職落合さんは中村さんの部屋によく行っていたそうです。実は、星野仙一監督の「英二を何とかしろ」という言葉で、中村さんはよく落合さんを部屋に呼んでいたんだとか。星野さんは、投手の成長の先を見て「何とかしろ」と言うことが時々あったそうです。中村「『何で今中勝てないんだ』とか。しかも0対1、0対2で負けてる試合ばっかりですよ。打てないからでしょって言えないでしょ」そのうち星野さんは、「英二も選手会の役員に入れろ」と言い出します。中村「役員に入れたんですけど。本人はたまったもんじゃなかったと思います」落合「選手会に会計なんて部署ないんですけど会計です。中村さんが選手会長」観察力がすごい星野監督の「お言葉」は絶対。落合さんが選手会の役員になったことは中村さんにもメリットがあったそうです。中村「僕と正反対の性格なので、お酒飲んで酔っても連れて帰ってくれる安心感があった」特にいいのは何でも知っていたこと。中村さんにとって落合さんは雑学王だったそうです。落合さんは、カラオケへ行っても歌わないんですが、歌はよく知っていたんだとか。中村「そのうち俺が歌いたい歌を入れてくれてるんですよね。その時の気分で。これはもう最高でしょう」落合「1週間に5回も6回もそういうとこ行けば歌う歌は決まってくるじゃないですか」沈んでいる時は悲しい歌を、気分が上がっている時は盛り上がる歌をかける観察力がすごかったと絶賛する中村さん。一緒にいて楽しかったそうです。そんなふうに中村さんと過ごした落合さん、みんなに人気があり、歳を重ねていくと後輩が集まって来たんだとか。落合「でも僕について来たやつはみんな外に出されました」成人式は?「今日は成人の日ですが、成人の日はどうしていたか覚えていますか?」(Cさん)中村さんは寝坊して行けなかったと以前も話していました。次の日のスポーツ新聞を見ると、卒業式の欠席者のように右上の丸の中に顔写真があったそうです。中村「理由は風邪か何かにしてくれたのかな。でも寝坊です」落合さんは大学2年生の時、地元に帰ったそうです。落合「初めてスーツ買った。茶色です。何で茶色選んだんだろうって思いました。マルイで買ったのを覚えてます」当時、東京の大学生はだいたいマルイで買ったそうです。投手を守る捕手「落合英二という投手から見た中村武志さんはどんなキャッチャーだったんでしょうか?」(Dさん)落合「絶対ピッチャーのせいにしないキャッチャーでした。どんなにコントロールミスで打たれても、中村さんはかばってくれました」負けると怒られるのは中村さん。星野監督の激しさは中村さんのネタになっているほど。それを見ていた落合さんたち投手陣は中村さんが怒られないために頑張ろうと思っていたそうです。落合「ピッチャーを守ってくれる人でした」男気のあるいい話ですが、それだけではないのが中村さん。とんでもなく外れているボールを、いかにもストライクだというようにフレーミングしていたそうです。フレーミングは、本来は際どい球をストライクだと審判にアピールするためにミットを微妙に動かす技術ですが、中村さんは星野監督に対してのアピール。中村「お前、何やってんだって、審判もバッターも呆れてましたよ(笑)」(尾関)