身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。ドクターは、NewSpineクリニック東京総院長医学博士石井賢先生です。今回のテーマは「〜見た目も身体もどんどん老ける!?〜タイプ別“背骨のゆがみ”」老けて見えてしまう原因の1つが「背骨のゆがみ」にあります。背骨がゆがむと姿勢が悪くなり、それが顔の表情にも影響して老けて見えるようになるそうです。しかも、顔の見た目だけでなく、立ち姿も老けて見えるようになるのだとか。さらに、背骨のゆがみは肩こり・腰痛・だるさ・やる気の減退など、さまざまな不調の引き金になる“万病の元”とも言われています。そこで今回は、背骨のゆがみの原因や改善法などを専門医に教えてもらいました。背骨のゆがみがもたらす悪影響CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』背骨は、頸椎・胸椎・腰椎からなり横から見るとS字カーブを描いた形になっています。この形が崩れると、猫背になるなど背骨のゆがみが生じてしまうそうです。背骨にゆがみが生じると胃腸の動きや心肺機能など、内臓の動きが低下。そして、心肺機能が落ちると血圧上昇や動脈硬化など、より怖い悪影響もあるのだとか。こうした悪影響は全身の筋肉量の低下や皮膚の老化にもつながり、表情筋や顔の皮膚が衰えると顔の見た目も老けて見えるようになってしまうそうです。背骨が曲がるタイプ別の原因と身体への影響<背骨のゆがみは大きく2タイプ>背骨のゆがみは、大きく分けて2つのタイプがあります。1つは首を中心とした「首ゆがみ」タイプ。首ゆがみタイプは、首部分の骨である頚椎にゆがみがあるそうです。もう1つは「背中腰ゆがみ」タイプ。背中腰ゆがみタイプは、胸椎・腰椎にゆがみがあるそうです。<首ゆがみタイプの身体への影響>頸椎は本来、前弯(ぜんわん)と言って前に曲がっています。それが悪くなると、ストレートネックに。さらに悪くなると後弯(こうわん)と言って後ろに曲がってしまうそうです。首ゆがみがあると首こり・肩こり、さらには首を通る血管の流れが悪くなり、頭痛・めまいの原因に。自律神経に影響して、だるさや疲労感につながることもあるそうです。<背中腰ゆがみタイプの身体への影響>背中腰ゆがみがあると、背中痛・腰痛のみならず、肺や胃にも影響して息切れや胃酸の逆流などを起こしてしまうことがあるそうです。背骨のゆがみのチェック法<背骨のゆがみをチェック!壁立ちテスト>▼壁から半歩ほど前で自然な状態で立つ▼後ろに下がり壁にかかととお尻をつける(※いい姿勢を意識しないで立つことがポイント)▼後頭部と肩甲骨が壁についているかチェックする後頭部が壁につかなければ「首ゆがみ」タイプ。後頭部・肩甲骨の両方が壁につかない場合は「背中腰ゆがみ」タイプに当てはまるそうです。背骨がゆがむタイプ別の原因CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』<首ゆがみ・背中腰ゆがみはなぜ起きる?>首ゆがみ・背中腰ゆがみが起きるのは、加齢や病気による骨の変形や気付かないうちに骨が潰れる圧迫骨折が原因になることもありますが、もう1つ大事な要因が「筋肉」だそうです。<正しい姿勢を維持するのに大切な「伸筋」と「屈筋」>伸筋とは、脊柱起立筋や僧帽筋など背骨を伸ばす作用を持つ筋肉。屈筋は、腹直筋や腹横筋など背骨を曲げる筋肉。これらの筋肉は、本来ならバランスよく働いて均衡を保ち、正しい姿勢を維持しています。ところが、生活習慣の中では背中を丸める要素が多いため屈筋が硬く縮こまってしまいやすいのだとか。その状態が続くと、伸筋も萎縮し筋肉が痩せて衰えてしまうそうです。<首ゆがみの原因は?>頭はボウリングの球ほどの重さがあるため、長時間下を向くと首や肩周りの伸筋が伸び、頸椎が曲がって首ゆがみの原因になります。スマホ以外にも、パソコン作業や真下を向きがちな台所仕事なども首ゆがみの一因になるそうです。<背中腰ゆがみの原因は?>椅子に浅く座って、背もたれに背をつけると骨盤が後ろに傾きます。すると、骨盤に連動して背骨が丸まってしまうそうです。特にソファで浅く座りもたれかかるスタイルは、骨盤が後傾しやすいので要注意。足を組むことも問題で、やはり骨盤の後傾を助長してしまいます。これらの姿勢が長く続くと、背中の伸筋が衰えお腹の屈筋が硬くなってしまうのだとか。さらに、腕を組む姿勢も要注意。腕を組むと肩が前に入るので、背中の伸筋が伸び衰えやすくなってしまうそうです。やったそばから効果あり!背骨のゆがみ改善エクササイズ<首ゆがみタイプにオススメ「水平ひじ引き」>▼椅子に浅く座り両腕を肩の高さに上げる▼息を吐きながら頭と手を前に伸ばす▼鼻から息を吸いながら頭と両ひじを後ろに引く▼再び息を吐きながら頭と手を前に伸ばす※無理のないペースで行なってください。痛みがある場合は中止してください。≪ポイント≫両ひじを後ろに引く時は、肩甲骨と肩甲骨の間を寄せるようなイメージで行うのがポイント。10回で1セットとし、1日3セットを目安に行いましょう。頭と両腕を後ろに引くことで伸筋を効果的に動かすと同時に屈筋をストレッチできます。即効性がありますが、1度きりでは元に戻ってしまうので継続して行うことが大切だそうです。<背中腰ゆがみタイプにオススメ「背中枕ストレッチ」>▼バスタオルを2枚重ねて丸める▼肩甲骨の下(みぞおちの背中側)にバスタオルを置き仰向けに寝る▼お腹の上で両手を組み息を吸いながら両手を頭の上にあげて背中を伸ばす▼10回を1セットとし1日3セットを目安に行う※無理のないペースで行なってください。痛みがある場合は中止してください。タオルを置いた胸椎を支点に反らすことで、お腹の屈筋を効果的に伸ばし硬直をやわらげる効果が期待できるそうです。こちらのエクササイズも即効性がありますが、1度きりでは元に戻ってしまうので継続して行うことが大切だそうです。(2026年3月15日(日)放送CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)