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『西遊記』沙悟浄のモデルに出会える!福井県・明通寺

『西遊記』沙悟浄のモデルに出会える!福井県・明通寺

毎週木曜日のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、仏像巡りが趣味の佐藤楠大アナウンサーが、脚を運んで現地で見た仏像についてレポートしています。10月22日の放送では、先週に続き、福井県内で唯一国宝の建造物が見られる明通寺(小浜市)を紹介。佐藤によれば仏像マニアならずとも一度は見てみたいという「深沙大将」なるレアな仏像があるとか。

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本堂にいる仏像

先週は明通寺の歴史や本堂の屋根の「檜皮葺」(ひわだぶき)についてレポートした佐藤。今回は…

佐藤「住職がお寺の成り立ち、仏像について細かくお話して下さいました」

本堂には国の常用文化財に指定されている仏像が四体いるそうです。
中央には平安時代後期に作られた薬師如来坐像。その左手に深沙大将(じんじゃたいしょう)立像。右手には降三世明王(ごうざんぜみょうおう)立像。

薬師如来の両脇に控える象は、それぞれ250センチ以上もの大きさ。

佐藤「少し暗い本堂は高さがそれほどある建物ではないので、堂内いっぱいに仏像が立ってこちらを見ているような、厳かな感じがしました」

レアな組み合わせ

佐藤「仏教が日本に伝わった初期から信仰されている薬師如来。薬がつく通り、身体と心の健康を守ってくださる現世利益の仏様。病気を治してくれるので信仰が広まっていきました」

薬師如来の両隣にいる脇侍は基本的に日光菩薩と月光菩薩なんだそうです。しかし明通寺では薬師如来と深沙大将、降三世明王と言う変わった組み合わせ。
一体なぜこの組み合わせなのでしょうか?

ところがこの疑問について「住職に聞きそびれました」と佐藤。

佐藤「なので、皆さん、行って聞いていただけたらと思います。調べても理由が出てきませんでした。とにかくこの組み合わせはレアだと覚えてください」

明通寺の仏像の特徴は、内陣のすぐそばまで寄ることができて、仏像を間近に見られることだそうです。
特に佐藤がおすすめなのは深沙大将。国の重要文化財として指定されている深沙大将は、この明通寺を含め四体だけなので相当貴重。

佐藤「仏画として描かれていることは多いんですが、実際に彫られている作例はなかなかない。仏像として見られるのが非常にレアです」

レア中のレア

深沙大将の「深沙」は「じんじゃ」と読みます。「寺なのに神社と覚えてください」と佐藤。

ちなみに深沙大将とはおなじみ『西遊記』の沙悟浄のことだそうです。
通常描かれる場合は、髪の毛を逆立てて怒りに満ちた表情で口を開き、首には髑髏が連なったネックレスのようなものを身につけているとか。
確かにドラマで観る『西遊記』も髑髏のネックレスをしています。

また深沙大将は膝も特徴的。膝に付けている防具は象の頭の形をしていて象が開けた口から膝から下が出てるように見えるそうです。

しかし明通寺の像は、首にあるはずの髑髏のネックレスはなく、頭に小さな髑髏が載っているそうです。

佐藤「そもそも仏像の作例がレアで、しかも他の深沙大将とは違うレア中のレア。ぜひこの深沙大将を見に行って欲しいと思います」
(尾関)

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