「犬じゃないのに」と言われても。母が実感したこども用ハーネスの安心感

ベビーカーを嫌がり、横断歩道でつないだ手さえ思いきり振りほどく1歳の息子。そんな息子と出かけるために、天野なな実が試してみたのが、こども用ハーネスです。10月23日放送の『CBCラジオ #プラス!』「なな実コラム」で、使ってわかった安心感と、気になる人目について率直に語りました。
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育児グッズは年々新しいものが増えていますが、古いのに浸透していない「古くて新しい」ものもあると、天野は最近気づきました。
それが、迷子ひもとも呼ばれるこども用のハーネス。ひものついたリュックをこどもに背負わせ、親がそのひもを持つことで飛び出しを防ぐものです。
天野はもともと見た目に抵抗感があり、街中で使っている人もほとんど見かけないため、使うことはないと思っていました。
状況が変わったのは、息子が1歳になり、歩くのを楽しむようになってからです。
ほぼ毎日、公園に行ったり出かけたりして息子に外の空気を吸わせていますが、これまで乗ってくれていたベビーカーを最近は断固拒否。乗せようとすると暴れてしまいます。
息子の体重は10キロ近くあり、抱っこひもで長時間抱えていると腰を痛めることもあって、どうしようかと悩んでいました。
抱っこしたり一緒に歩いたりしてしのいでいたものの、それでも危ない場面は避けられません。その話をママ友にしたところ、ハーネスを一度使ってみたらと勧められ、試してみることにしました。
つないだ手を振り払う1歳
実際に使ってみて感じたのは、安心感がまったく違うということです。
横断歩道を渡るときは手をつなぎますが、1歳の子は思いきり振り払います。その力が強いことも多く、ハーネスがついていれば、そんなときも慌てずに済みます。
一方で、ふと鏡に映った姿がペットのように見え、どうかと思う気持ちもありました。それでも、命を守るという点で親が得られる安心感は大きいと天野は感じています。
天野「子育てっていろいろ悩みがあるので、その中で、ふらっと外に出られるようになるんだったら、すごくいいんじゃないかな」
22年前にも同じ悩み
ディレクターとこの話をしていたところ、教えてもらったのが2004年の東京読売新聞の記事です。
22年前のこの記事には、「迷子ひも 上手に使って飛び出し防止」という見出しで、天野と同じようにハーネスを使う親の話が載っていました。
危険防止のために迷子ひもを取り入れる家庭が増えている一方で、「犬じゃないのに」と声を掛けられるのが悩みで、使い続けられない人もいるという内容です。
天野も、初めて近所の散歩でハーネスを使った際に、ある女性から「犬じゃないのに」と言われてしまいました。鏡に映る姿を思えば、そう言われるのも無理はないと話します。
散歩程度なら迷子ひもはなくてもいいものの、電車や新幹線に乗るときは別です。大きな荷物を持ちながらこどもを見なければならない場面や、こどもが2人、3人いる場面を考えると、あれば母親たちは助かると天野は感じました。
天野「見え方っていろいろありますし、なかなか浸透しないのもすごくよく分かるんだけれども、命のためって考えたらすごく便利なアイテムなのかな」
「命綱」という認識
竹地祐治アナウンサーは、ハーネスは命綱であり、そう捉えてもらえると本当はいいと語ります。
今のこどもから見て祖父母や曽祖父母にあたる世代は、ひもなどを使わずに大勢のこどもを育ててきました。
竹地「ただ、その時にもその認識があって命綱みたいな形で、こどもが危ないようなことがなければいいよねってことが浸透してたら、みんな使ってた可能性はありますよね」
さらに今は、交通機関や新幹線のホームなど、隙間が空いていて怖い場所もあります。そうした不安に応える意味でも使う必要性は増しており、時代とともに考え方が少しずつ変わっていけばいいというのが竹地の考えです。
天野も、車通りの多い場所があることから、必要な場面で使えるようにもう少し広まってほしいと話しました。
前提となるのは、普段はひもを持つのではなく手をつなぐこと。あとは使う人次第だと竹地は付け加えます。
天野「命を守るために、というときに、私もハーネスはこれからも、万が一のときには使っていこうかなというふうに感じました」
(minto)
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