ロマンス詐欺の防止を呼び掛ける岐阜県警アイドルユニット「断絶」
昨年10月15日に岐阜県警察音楽隊からボーカルユニット「断絶」が誕生しました。「歌で防犯意識を高める」という目的で結成され、歌謡曲のメロディに乗せて歌い上げる異色の音楽プロジェクトに注目が集まっています。4月29日の『CBCラジオ #プラス!』では「断絶」のプロデューサー・大森恒司さんが電話出演。ユニット結成の背景や活動内容、楽曲制作の裏側、今後の展開について語られました。聞き手は永岡歩アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く断絶とは
大森さんは岐阜県警察本部・広報県民課に所属し、広報業務と音楽隊の活動を兼務しています。音楽隊では指揮を担当しており、演奏者ではなく全体をまとめる立場として関わっているとのことです。
「断絶」は、ロマンス詐欺などの特殊詐欺被害が急増している状況を背景に、「歌で防犯意識を高める」という目的で県警音楽隊の中からボーカルユニットとして誕生。現在は「さよなら、ロマンス」と「それは、嘘…」の2曲を中心に活動し、イベントや映像を通じて注意喚起を行なっています。
単なる広報活動にとどまらず、音楽という形でメッセージを届ける点について永岡は強い関心を示し、「知ってもらうきっかけとして非常に面白い取り組み」と評価しました。
実際に耳に残る楽曲であることが、多くの人に届く理由のひとつになっています。
楽曲制作は素人?
断絶の楽曲制作を担っているのは、なんと大森さん自身。
永岡「すごい!作詞作曲っていうのは今までもされてたんですか?」
大森「いや、もう全然ど素人でございます」
もともと専門的に音楽制作をしていたわけではなく、あくまで趣味として歌を楽しんできた背景があります。しかし永岡は素人とは思えないほどのいい曲だと大絶賛です。
大森さんはカラオケが好きで、持ち歌として挙げたのは杉山清貴やTHE ALFEEといった昭和のアーティストです。そうした音楽に親しんできた経験が、自然と楽曲のメロディーや雰囲気に影響していると考えられます。
永岡「自分の中で流れてるわけですね、その昭和歌謡のメロディーが。で、もちろんタクト振ってるわけですから、そういう意味でも素養があるから」
グループ名やミュージックビデオについて
ユニット名「断絶」は、大森さんの上司が考案したものです。「詐欺被害を断つ」という強い意志が込められており、活動の目的を象徴する名前となっています。
永岡「『純烈』はかかってるんですか?」
大森「…ちょっと(笑)」
メンバーは現在4人で構成されており、大森さんが自ら指名しています。選考の基準は歌の上手さだけではなく、「無茶振りにも応えられる信頼できる隊員」であることが重視されました。
また、ミュージックビデオや振り付けについても、音楽隊のメンバーが主体となって制作しています。ダンススキルの高い隊員の協力を得ながら、断絶のメンバー同士で意見を出し合い、試行錯誤を重ねて形にしているとのことです。
新曲はプロの作詞作曲家が手がける!
今後の展開について大森さんは、「詐欺被害が依然として多発している中で、活動を通じて防犯意識を高めてもらいたい」と語りました。そのためには、より多くの人に関心を持ってもらう必要があり、エンターテインメント性の向上にも力を入れていく方針です。
さらに、この夏には特別企画として新曲のリリースが予定されています。これまでとは異なり、プロの作詞家・作曲家による提供楽曲となり、国内の有名アーティストにも楽曲提供を行なっている一流クリエイターが制作を担当するとのことです。
大森「今までと違ったクオリティの高い音楽となりますので、ご期待いただきたいと思います」
警察という立場から社会課題に向き合いながら、音楽の力で人々に訴えかける断絶。その活動はユニークさだけでなく実効性も兼ね備えており、今後さらに注目を集めていきそうです。
防犯とエンタメを融合させた新しい形として、どのように広がっていくのか、期待が高まります。
(ランチョンマット先輩)
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