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「尾田に負担をかけるのは酷」英智が中日に送る走塁死への提言

「尾田に負担をかけるのは酷」英智が中日に送る走塁死への提言

4月29日、中日ドラゴンズは横浜DeNAベイスターズに2対4で敗れ、連勝が4で止まりました。同日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』には、野球解説者の英智さんがゲストで登場。9回裏の攻撃についてリスナーから寄せられた疑問に答えながら、ドラゴンズに向けて持論を語りました。

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盗塁失敗を巡る声

ドラゴンズが2点を追って迎えた9回裏、1アウト一塁・三塁という場面で、村松開人選手の打席中に代走の尾田剛樹選手が二塁への盗塁を試みたもののタッチアウト。同点のランナーを失う形となりました。

「あの走塁ミスが悔やまれます」(Aさん)

「もったいない攻撃だった。盗塁の必要はあったんでしょうか」(Bさん)

「1アウトになれば、二・三塁を築きたくなるケースです」と前置きしつつも、英智さんは別の視点を持ちます。

村松選手がDeNAの山﨑康晃投手のストレートとスプリットに対し、どういう打球が出やすいかを想定すると、まっすぐ狙いの打球が一・二塁間に飛ぶイメージが湧くとのこと。

英智「そうすると、250%盗塁がセーフになるっていうことがありましても、一塁にいるメリットも十分考えられるんですね」

宮部和裕アナウンサー「同点のランナーが少しでも先に行った方がいいっていうわけじゃないっていうことですね」

走れるけど走らない

英智さんが考える一塁ランナーの役割は、別のところにありました。

英智「例えば僕が一塁に出たとすると、盗塁を走れますよという格好を相手に見せつけながら、1ストライクから外すようなボールを1球わざと相手に投げさせて、相手にひとつでも作業をさせて、仕事をさせて、バッターに優位性を促すという」

走れるけど走らないという駆け引きで、相手バッテリーに余分な仕事をさせ、バッターを有利にする。場面に応じた一塁ランナーの作戦としては、これが適切だったのではないかという見方です。

宮部「そのプレッシャーのかけ方で、実際には二塁に行かないことが、チームとしてのプレッシャーになるわけですね」

走ることが読まれていた

実際には1ストライクから1球外され、そこで走った尾田選手は二塁でアウトになりました。英智さんはここから複数の可能性を挙げます。

英智「攻撃の作戦が読まれてるのか、サードから出されるサインが読まれてるのか。もしくは1球ストライクを取った投球の時の、尾田選手の動き、フォルムが走らない時と違って走る動きを読み解かれてるのか」

宮部「キャッチャーの松尾(汐恩)さん、もう完全にすぐ二塁で投げるような、中腰くらいになりかけてましたもんね」

切り替えしづらい負け方

英智さんが指摘するのは、この日の試合だけのミスではなく、これまでにも同じようなことが起きていたという事実。チームとして反省と改善の仕方そのものを見直す必要があるという意見です。

英智「負け方が僕は大事だと思うのでね。やるべきことをやって負けるなら次に切り替えがしやすいですけど、今日の負け方は切り替えしづらいところに含まれてしまう」

宮部「同じようなミスになってしまったということは、これまでの反省、改善の仕方にもう一度、チームとしてあったということ」

加藤匠馬という選択肢

具体的な改善策として、英智さんは一塁コーチの役割を挙げます。

英智「僕が一塁コーチャーにいたら、この次の球、盗塁しろよとかね、フリースチールのサインが出ててもやめといた方がいいぞっていう事情を促すようなことを考える場面だったなと思います」

当事者だけに任せず、周りが選手の動きを予測してアドバイスを送る。それがチームに必要なことだといいます。

英智「明日同じようなケースが起きたら、代走、加藤匠馬選手でいいですよ。まだ尾田選手にその負担を覆いかぶせるのは酷ですから。加藤匠馬選手は走塁、上手ですよ」

加藤選手を代走として起用しても、捕手としては石伊雄太選手が安定して務めており、木下拓哉選手もサポートに回ってくれている状況。

個人ひとりに負担を集中させるのではなく、チーム全体で対応していく仕組みが必要だと、英智さんは語りました。
(minto)
 

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