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トランプ氏出席の夕食会、保安検査場で発砲

トランプ氏出席の夕食会、保安検査場で発砲

アメリカの首都ワシントンで4月25日夜、ドナルド・トランプ大統領が出席して開かれたホワイトハウス記者会主催の夕食会の保安検査場付近で複数の発砲音があり、押し入ろうとして発砲した容疑者の男が拘束されました。トランプ大統領がいた現場を狙った事件は、この2年間で少なくとも3回目です。4月27日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、CBC論説室の石塚元章特別解説委員がこの事件を解説しました。

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SNSで暴露するトランプ流

容疑者は西部カリフォルニア州に住む31歳の男で、教師やゲーム開発者として働いていたとされます。

トランプ大統領は今回の事件について「意見が違う時は平和的に解決するようにすべての国民に誓ってほしいんだ」とコメントしました。

新たに分かってきたのは、暴力に訴えたこの男が政権の関係者を狙ったとみられている点です。

石塚「アメリカが面白いのは、トランプ大統領自身が割とSNSでこういう男だとか、こういう武器持ってたとかってバンバン出しちゃうっていうね」

日本を含む他の国では考えられないことです。総理大臣や要人が狙われた場合でも、その本人が事件の詳細を発信するケースはほとんどありません。

しかしトランプ大統領は躊躇なく情報を出してくるのです。

狙われる社会の問題

なぜ狙われたのかが最も重要だと石塚は指摘します。

トランプ大統領はこれまでにも何度も狙われてきました。加えて、トランプ大統領に近いといわれていた保守派の論客で若手のチャーリー・カークさんが昨年9月、講演中に銃撃され亡くなっています。

石塚「そういうことがある社会だということの問題点っていうのも、やっぱあるんだろうなという気がしますね」

2,600人がいた会場で、保安検査のあたりを通過しようとしていた男が発砲するという事態に至りました。

高市早苗総理大臣はXに「暴力は世界のいかなる場所でも決して容認できません」と訴えています。

100年続く伝統イベント

今回の夕食会はホワイトハウスの記者クラブにあたる「記者会」が主催するもので、1920年代から続く伝統的なイベントです。ホワイトハウスに詰めている新聞社や放送局の記者たちが、年に1回ほど大統領を招いて開催します。

大統領の出席は任意ですが、歴代の大統領は4年の任期中に1回か2回は必ず顔を出してきました。しかしトランプ大統領は1期目に1度も出席せず、今回が1期目と2期目を通じて初めての出席となるはずでした。

石塚「元々トランプさん、記者とあんまり仲良くないじゃないですか。記者は当然のことながら、『ここがおかしいんじゃないですか。政権、ここ問題じゃないですか』っていうのが、言ってみれば仕事だからやるんで」

これまでの大統領は、それを分かった上で気に入らないと思っても出席し、共に食卓を囲むという姿勢でした。

一方、トランプ大統領は気に入らないことを言う相手だから取材に来なくていいというスタンスです。今回の出席は、そういう意味で興味深い会になるはずでした。

銃声で消えた笑いの伝統

夕食会では、大統領自身が自虐的なトークで笑いを取る場面もあれば、コメディアンが登場し、スタンダップコメディーのような形で政権批判を笑いに変えることもあったそうです。

石塚「今回はそこまで行く前に、銃撃で大騒ぎになっちゃった。トランプさんは途中で終わっちゃったからまたやりたいって言ってるらしいですよ」

容疑者の男が逮捕され、犯行の目的はここからの捜査で明らかになっていきます。
(minto)
 

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