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なぜ今?日本が国家情報局を立ち上げようとする理由

なぜ今?日本が国家情報局を立ち上げようとする理由

平日朝の情報番組『CBCラジオ #プラス!』の金曜日に放送されているコーナーが、「新聞ピックアップ」。1週間の新聞記事の中から、竹地祐治アナウンサーが気になるものをピックアップし、記事からどのようなことがわかるのか、パーソナリティの石坂美咲とともに伝えています。ここでは3月6日の放送で紹介した記事の中から、新たに日本政府が国家情報局という組織を立ち上げる目的について解説した部分を取りあげます。

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国家情報局って何?

ひとつ目に紹介するのは、読売新聞が4日に報じた「国家情報局 情報収集力強化図る 人員不足 養成が課題」という記事。

現在、政府は国家情報局という組織を創設しようとしていますが、いったいどのような組織なのでしょうか?

まず、国家情報局の上に司令塔として国家情報会議というものを設立します。
議長は首相で、官房長官や国家公安委員長、法務大臣、外務大臣、財務大臣、経済産業大臣、国土交通大臣、防衛大臣といった人たちで構成。

その下で、国家情報局がさまざまなところから集まる情報を一元管理しようというものです。

日本の国家組織はどうしても縦割りになることが多いため、各組織で持っている情報が他で活用しづらいという状況がありました。
そこで横断的な組織を作ることによって情報を集めて分析、評価し、安全保障や外国勢力からの対処などに役立てようというのが、国家情報局を作る目的です。

情報を集める重要性

情報を集めてきて分析するインテリジェンスの領域では、基本的に外務省、防衛省、警察庁、公安調査庁が関わります。
昔から外交官はさまざまな国に駐在し、大使や公使、総領事、領事を務めますが、これらは表の活動。

これに対して戦前は、ノンキャリアの人たちが情報収集を中心に行い、外務セクションの裏側の情報を集めていました。

さらに軍の分野では、武官同士で会話をしながら情報収集したり、警察もお互いに情報収集するなどといったことを内閣情報局のような機関が行っていました。
ただ、当時は軍部の力が強かったために、情報の隔たりや偏りがありました。

そこで、今回は国家情報局でひとつにまとめて運用するという、イギリスをモデルにした運用を想定しているとのこと。

日本も世界の情報から遅れて行かないようにする、国家的な危機が訪れる前にあらかじめ情報を集めておき、対処できるようにするのが目的とのことです。

ファイブ・アイズへの加入も視野に

国家情報局を設立するのには、他にも理由があります。
安全保障のため、アメリカなどの5か国で機密情報を共有し合うファイブ・アイズという組織に日本は加入をしようとしています。

しかし、機密情報が漏れてしまう可能性が日本側にあると思われれば、加入することはできません。

そこで、この5か国にインテリジェンス分野で信用されるために、国家情報局を設けて対応すると示す必要があるのです。

今まであまり日本では注目されてこなかった分野かもしれませんが、世界で情報戦が激しい現在、必要性が高まってきている組織なのかもしれません。
(岡本)
 

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