ボカロP×歌い手の新ユニット「ubique」始動!

新たにボカロP+歌い手のユニットとして「ubique(ユビーク)」が誕生します。メンバーはボカロP活動をはじめ楽曲提供でも活躍中の瀬名航さんと、歌い手の鎖那(さな)さんのふたりで、6月27日にオリジナル曲「踊りたがっている」を初めて配信しました。6月29日放送のCBCラジオ『RADIO MIKU』ではubiqueのふたりに、清水藍が結成の経緯などを尋ねます。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くお互いの第一印象を振り返る
瀬名さんは2021年のCBCラジオ開局70周年キャンペーンソング「時代を超えた遊び場で」(feat.初音ミク)を手掛けており、以降もこの番組何度か出演しています。
一方の鎖那さんは、以前から瀬名さんの楽曲で歌唱を担当しています。
清水「瀬名さんの楽曲にどんな印象をお持ちでしたか?」
鎖那「私が瀬名さんの曲を初めて“歌ってみた”で投稿したのが『aimai』だったんですけど、聴いた瞬間からキラキラしてて可愛くて。電子音と楽器のバランス感が当時の私にはすごく新鮮で印象に残っています」
対する瀬名さんは、鎖那さんの歌唱動画を観てバーチャルシンガーとはまた違う印象を受ける中、どのように感じていたのでしょうか?
瀬名「鎖那さんの歌声を初めて聴いたのが、みきとPさんが歌い手さんたちを集めて作ったアルバム『みきうた』だったんですけど、天使ボイスってすごく衝撃でした」
『みきうた』で鎖那さんは「クノイチでも恋がしたい」(鎖那×*菜乃)、「うぇんずでー・ぶるー」を歌っています。瀬名さんは「ツボに刺さる歌い手で目が離せなかった」と振り返ります。
ボカロPから見た歌い手とは?
バーチャルシンガ―が歌うのと歌い手が歌うことで、楽曲の作り方は違うのでしょうか?
瀬名「ボーカロイドで曲を作っている時は初音ミク前提なので、歌い手…人間が歌ったらどうなるかはあまり想像せずに曲作りしてたんですけど。歌ってみたに投稿されると、その歌い手の解釈や歌い方が勉強にもなるし、いろいろ刺激を受けますね」
鎖那さんがボカロと出会ったのはいつ頃でしょうか?
鎖那「中学生の頃で、兄がニコニコ動画をすごく聴いてて。一番初めに聴いたボカロ曲は『ハジメテノオト』でした」
思わず「おぉ~」と声が漏らし、「感慨深いな」と続ける瀬名さん。
ユニットの結成経緯は?
この二人によるユニット「ubique」、6月27日にオリジナル曲「踊りたがっている」を配信しました。
今までコラボする機会もあったふたりが、あらためてユニットを結成することになったきっかけは?
鎖那「もともと瀬名さんが私のオリジナル楽曲を描き下ろしてくれたり、フィーチャリングという形で瀬名さんの楽曲に参加したり、何度もコラボしてきたんですけど。
その中でEP(シングル以上、アルバム未満の曲数、3~5曲程度が多い)を作りたいねって話があって」
瀬名さんから新しい楽曲が届く度に、鎖那さんは曲のテーマ性・歌詞の世界観を見ているうちに『EPとしてではなくユニットとしてしっかり打ち出していきたい』という思いが強くなったとか。
それを受けた瀬名さんは、「なんて熱いことを言ってくれるんだ。鎖那さんが言うなら…」とやる気になったことを明かしました。
ちなみに準備期間は「約3年前からかな…」とのことで驚く清水。
その後もユニット名が「ユビキタス」に由来していること、新曲「踊りたがっている」の裏話などが披露されました。
(葉月智世)
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