季節の変わり目におすすめのコーデとは?

突然暑くなったりひんやりと感じたりと、季節の変わり目である今、服装選びに悩んでしまいますね。そこで、5月16日放送『CBCラジオ #プラス!』では、パーソナルスタイリストで『最高にしっくり似合う服選び』(学研プラス)の著者、久野梨沙さんがこの時期にピッタリの服選びについて解説しました。聞き手は天野なな実と竹地祐治アナウンサーです。
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久野さんは中央大学で認知心理学、色彩心理学を研究された後、「23区」や「組曲」で知られるオンワード樫山に入社。
アパレルブランドの運営で幅広い経験をされた後、パーソナルスタイリストとして独立され、現在は個人向けにスタイリングや身だしなみに関する研修を行われています。
名古屋では13日から3日連続夏日を記録し、16日も最高気温が24.4度とほぼ夏日という状況でした。
一方で5月上旬は最高気温が18度を切る日も何度かあり、気温や天候がコロコロ変わる時期ですが、実際にどのような服装を選べば良いのでしょうか。
久野さんはまず、朝の気温で洋服を選ぶと日中に暑く感じてしまうため、1枚で1日中快適に過ごす服装はかなり難しいと指摘し、まずは重ね着をお勧めしました。
具体的には長袖のシャツは前を開け、中に半袖のカットソーやTシャツと重ねると、脱ぎ着で調整が楽に。
また、最近はベストが流行っていて、半袖のカットソーの上にベストを1枚重ねるだけで意外と背中が暖まり冷え防止にもなります。
おすすめの素材
そして、季節の変わり目は疲れが出やすい時期のため、自分が快適に感じる触り心地や着心地で素材を選ぶのを大事にしてほしいとのことです。
久野さんのお勧めは、肌触りや季節感で選ぶとすればリネンと呼ばれる麻の素材や、コットン素材、つまり綿など。
肌当たりもさらさらしているため日中に汗をかいても快適で、天然素材なので触り心地を気に入る方も多いとのことです。
春から夏にかけて人気の素材で、ちょうどこの時期にお店に並んでいるため、お求めやすいというのもお勧めのポイントです。
今年も「透け感」が人気
このほか、今、1枚持っておいたほうが良いアイテムについてもお伺いしました。
昨年に引き続き今年も透け感のある素材が流行していて、1枚取り入れるだけですごく今っぽい雰囲気になるとのこと。
透け感とは文字どおり透けて見えることですが、そのつくりや素材はさまざま。
網目が大きなメッシュ状のものやオーガンジーと呼ばれるすごく薄くてふわふわ風になびくような素材などがあります。
ただ、透け感のある素材の服を着ると肌を見せてしまうため、抵抗を感じるという方もいらっしゃると思います。
しかし、長袖のカットソーの上に長袖の透け感のあるカーディガンを羽織ると、肌を見せなくても涼やかで今っぽい雰囲気を出すことができます。
すごく薄い素材のため、汗をかいていても1枚プラスしてもそこまで抵抗感なく着ることができ、さらに夏は冷房対策で用意しておくと良いとのことです。
雨の対策はどうする?
6月には梅雨の時期に入ってしまいますが、雨対策のファッションも気になるところ。
撥水加工された洋服やアウター、レインシューズが必要ですが、昔のようないかにも雨対策してますといったデザインから、最近はふつうの服とあまり変わらないものが出てきています。
昔はコーデに合わないレインシューズを選ばざるを得なかったのですが、最近は撥水加工されたローファーなどもありますので、久野さんはそれもお勧めしました。
(岡本)
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