新紙幣が使えない!「助け合い」のエピソード

CBCラジオ『しろくじちゃんとアホロートルが寝る前にほめるラジオ』は、シロナガスクジラのゆるキャラ・しろくじちゃんと、お笑いコンビ・アホロートルの林廉と安田遥香が、リスナーを褒めて癒すヒーリング番組です。5月12日の放送では、リスナーの娘さんが友人を助けたエピソードが紹介されました。新紙幣が使えない証明書発行機に旧紙幣を提供するという、新旧紙幣併存期ならではの思いやりの物語です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く旧紙幣で友達を救った優しい娘
先日、放送中にAさんの投稿が読まれました。その番組を一緒に聞いていた娘さんが「私もしろくじちゃんに褒めてほしい」と言い、自分の最近の体験を話してくれたそうです。
「娘はスマホ決済で現金を持たない派ですが、その日は千円札1枚を財布に入れ、大学に行きました。講義も終わり帰ろうとしていたら、友達が困っている様子。聞けば、秋からの留学の準備で機械を使って成績証明書を発行するんだけど、その機械が新紙幣が使えず、財布には新紙幣しかないとのこと」(Aさん)
娘さんは財布に入れていた自分の旧紙幣と、友達の新紙幣を交換してあげ、無事成績証明書を発行することができたそうです。
「困っている友達を手助けした娘を褒めてください」(Aさん)
安田「このタイミングならではの」
林「これ結構マジで困るじゃん、本当に」
新紙幣対応をめぐるちょっとした不便は、現代社会の小さな"あるある"かもしれません。
昔ながらの定食屋の柔軟な対応
このエピソードを聞いた林は、似たような体験を思い出したようです。
林「またちょっと別の褒めになるかもしれんけどさ。高円寺にタブチっていう、めっちゃ昔からある定食屋さんがあんのよ」
カレーが450円という驚きの価格設定で、林によればその店は学生や若手芸人などの強い味方として人気だといいます。
しかし、やはりこのお店にも新紙幣をめぐる問題があったようです。
林「そこがね、店の外に食券を売る機械があって、それを買って中に入るんだけど、新紙幣が使えないの」
通常であればそこで終わりですが、この店には独自の解決策がありました。
林「これでダメじゃん、普通。『新紙幣をお持ちの方は中に入ってください』って言って。新紙幣の場合は中で普通におばちゃんに千円払って会計できんのよ」
この店の対応に、林はかなり感銘を受けたようです。
新紙幣が使えないお店の機転
林「これ、すごく良くない?十分優しいんだけど、柔軟。昔ながらの店だからこそ、逆に今一番必要な柔軟さを持っとるというか。『新紙幣の人はいいよ、中で払っちゃえば』みたいな。それが一番早いじゃん。それすごいなーと思ってね」
このような対応の本質を、しろくじちゃんはシンプルな言葉で表現します。
しろくじちゃん「みんな、助け合いですね」
林「そう、そういう意味で言えば、娘さんも助け合いのね。紙幣交換してあげてっていう」
安田「気付いて優しい」
林「おかげさまでね、友達も留学に行けると」
安田「よかった!危ない危ない」
林「留学も頑張ってほしいですね」
新しい紙幣と古い紙幣、タイミングよく持ち合わせていたからこそできた助け合い。ちょっとした気遣いが、友達の留学準備を救った素敵なエピソードでした。
(minto)
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