“ジュゴンの裏側”を目撃!?70周年記念!三重「鳥羽水族館」で貴重なバックヤードツアーが開催

1955年の開業から70周年を迎えた「鳥羽水族館」。飼育種類数は国内最多の1200種類を誇ります。そんな「鳥羽水族館」では、70周年を記念した特別ツアーを開催中!普段は立ち入れないバックヤードを飼育係が案内してくれる貴重な体験が、10月までの毎週土日限定で楽しめます。今回は、夏の思い出作りにぴったりな大盛況の特別ツアーの様子をお届けします。
日本唯一のジュゴン!貴重な呼吸シーンを間近で観察

「鳥羽水族館70周年記念ツアー」には2つのコースが用意されており、その中でも特に人気なのが、「哺乳類コース(毎週日曜日開催)」です。このコースの最大の魅力は、日本で唯一飼育されているジュゴンのバックヤードに入れることです。
(飼育係・堀さん)
「ジュゴンは3~5分くらいに1回、呼吸のために水面に上がってくる。呼吸の仕方もすごく特徴的」

実際のツアーでは、通常お客さんからは見られない貴重な呼吸シーンを目撃することができます。よしお兄さんが体験した際も、ジュゴンが水面に上がってくる瞬間を間近で観察することができました。
(よしお兄さん)
「来ましたよ。あっ!鼻の穴が開いた!」

(飼育係・堀さん)
「ジュゴンは鼻が開閉式になっていて、水面に上がって呼吸するときに鼻を開けて呼吸しているんです。そういう呼吸のシーンも、バックヤードツアーでしか見られない光景だと思います」
バックヤードツアーでは、飼育係さんの仕事を見学しながら、普段聞けない裏話も聞くことができます。日本で1頭しかいないジュゴンの担当になった時の心境について、飼育係の堀さんは率直な思いを語ってくれました。
(飼育係・堀さん)
「僕は入社してすぐにジュゴンの担当だったんですけど、むちゃくちゃ緊張しましたね。(自分が)やっていいのかっていう。日本で一頭のジュゴンを守り抜くためには、やるしかない!」
迫力満点!深海魚へのエサやり体験も

もう一つのコース「魚類・両生類・は虫類コース(毎週土曜日開催)」では、大きな口の深海魚「オオクチイシナギ」へのエサやり体験ができます。
(飼育係・山本さん)
「名前の通り、大きな口でエサを吸い込んで食べます」
「吸い込んでいる感じですよね」とよしお兄さんも驚きの声を上げました。
その迫力ある食事シーンは、参加者にとって忘れられない体験になること間違いなし!
的中率50%!?19年続く「カエルとイモリの天気予報」

「鳥羽水族館」では、19年の歴史を持つ夏休み定番イベント「カエルとイモリの天気予報」も人気。この水槽では、カエルとイモリの行動パターンを観察して翌日の天気を予想します。
カエルは雨が近づくと元気に動き回り、イモリは晴れて乾燥してくると水中にいることが多いという習性を利用した、自然の力を活用した天気予報です。スタッフが1日2回、カエルとイモリを観察して翌日の天気を予想し、その的中率はおよそ50%!
よしお兄さんは、ロケの翌日の天気を予想してもらうことに。

(よしお兄さん)
「イモリさんは外にはいないですね。水の中にいるということは『晴れ』。カエルさんはジッとしていますね。こちらもやはり『晴れ』になる」
実際にロケ翌日の天気は「晴れ」となり、予報は見事に的中しました。
「自由研究でやってみるのもおもしろいかもしれませんね」と、よしお兄さんも感心。「鳥羽水族館」での70周年記念企画は、バックヤードツアーから伝統の天気予報まで、夏休みの特別な思い出作りにぴったりの体験が盛りだくさんです。
(よしお兄さん)
「祝 開館70周年 バックヤードに行ってお祝いしよう」
普段は見ることのできない水族館の裏側で、生き物たちとの特別な出合いを楽しんでみてはいかがでしょうか。
CBCテレビ「よしお兄さんのもっとみえ推し!」2025年8月13日放送より
番組紹介
