地元で悲願の王冠へ 愛知の至宝・杉浦悠太がクラウンズでリベンジへ
「安定感」を武器に、ショットの正確性を磨きながらコースを攻略する。地元・愛知の至宝、杉浦悠太が、再びあの難関に挑もうとしている。
愛知県高浜市出身の杉浦にとって、地元で開催される中日クラウンズ(今年4月30日〜5月3日・名古屋ゴルフ倶楽部 和合コース)は特別な場所だ。「やっぱりほかの試合とは違って、たくさんの方が応援に来てくれますし、もう一段と気合が入る試合ですね」と、その思い入れの強さを語る。

昨年痛感した「和合の壁」
プロとして初めて出場したクラウンズでは、3位タイという堂々たる成績を残し、確かな手応えを掴んだ。しかし、昨年は48位タイと沈み、「和合の壁」に激しくぶつかることとなる。「予選は通過できたんですけど、なかなか上位には行けず、本当に和合のゴルフ場に苦しめられたなっていう印象ですね」。前年にうまくいった経験があったからこそ「余計に和合の難しさを本当に感じた」と悔しさをにじませた。

アイアンの精度向上で狙う地元V
和合の難しさを感じていた杉浦は、自身のプレースタイルを見つめ直した。海外ツアーでの経験も踏まえ、彼が今最も求めているのはアイアンの精度向上だ。「アイアンがちょっとずつピンの方に打てるようになっていくために、どうしたらいいかなっていうのを考えながら練習しています」と、ショットの正確性にすべてを懸けている。
その精密なマネジメントと地道な努力は、着実に実を結びつつある。昨年11月のACNチャンピオンシップで見事に優勝を果たし、ツアー通算3勝目を挙げたのだ。さらなる成長を遂げた杉浦の姿がそこにはあった。
「今年のクラウンズでは、本当に優勝目指して、地元の皆さんを盛り上げられるように頑張ります」。謙虚な語り口の中にも、静かで熱い闘志が燃えている。悲願の王冠を手にするため、愛知の至宝の挑戦が幕を開ける。



