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「飛距離は本当に生きない」最強の飛ばし屋・河本力がクラウンズで見せる力と技の融合とは?

「飛距離は本当に生きない」最強の飛ばし屋・河本力がクラウンズで見せる力と技の融合とは?
河本力選手(C)CBCテレビ

「和合は狭いから、河本力って無理だよねって言わせないように、和合で勝つっていうのはすごく自分の中でも大きなことです」。
その言葉には、静かな、しかし確かな闘志が宿っていた。男子ツアー史上初となる4年連続でドライビングディスタンス1位を誇る「日本一の飛ばし屋」河本力である。
飛ばし王が放つ豪快なドライバーショットはギャラリーを沸かせ続けている。しかし、4月30日に開幕する中日クラウンズの舞台、名古屋ゴルフ倶楽部 和合コースには、力だけでは突破できない高い壁がそびえ立っている。

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河本力選手(C)CBCテレビ

飛距離が通用しない「和合の魔物」への挑戦

中日クラウンズは、距離こそ短いが、プロたちの間では「日本屈指の難関」として恐れられている。どんなに絶好調のプロでも一瞬の油断が命取りになる「和合の魔物」が棲んでいるのだ。
圧倒的な飛距離という河本の最大の武器は、時に「諸刃の剣」となる。「ドライバーが飛ぶと、ちょっとずれただけでOB入っちゃったりとか、本当にペナルティでしょっていう林に入っちゃったりする。すごい凶器にもなり得る部分なんです」と本人が語る通りだ。
和合について河本は、「飛距離は本当に生きない。グリーンがめちゃくちゃ難しいので、いいところからセカンドを打たないと本当に苦しい。ティーショットから最後のパットまで、本当に一瞬も気を抜けるショットがない、正確性命っていうコースですよね」と、コースの恐ろしさを誰よりも深く理解している。

河本力選手(C)CBCテレビ

飛距離と正確性の両立を目指す戦略

では、飛ばし屋は和合でどう戦うのか。河本は今、ショットの精度向上に並々ならぬ情熱を注いでいる。「アイアンとかドローボールをたくさん打つようになったっていうのは、すごく大きく変わったところ」と語るように、ただ飛ばすだけでなく、縦の距離感を合わせる繊細な技術を磨いてきた。
他の選手より飛ぶということは、短い番手のアイアンでグリーンを狙えるという明確なアドバンテージでもある。「同じ番手でも、僕の方が飛ぶってなったら絶対アドバンテージになると思うので、短い番手で打った方が絶対簡単になる。そこはアドバンテージを生かしながらやっていきたい」と、自らの武器を最大限に活かす戦略を描いている。飛ばしたい欲をコントロールし、力と技を融合させる。それこそが、今の河本力が目指すプレースタイルだ。

姉・河本結との絆と今季の覚悟

彼の成長を支える背景には、同じプロゴルファーである姉・河本結の存在がある。昨シーズン、賞金ランキング2位と活躍した姉について「本当にあそこまでストイックな人間ってなかなかいない。自分を奮い立たせてくれる。一緒に賞金王を取れるように、僕もストイックにやっていきたい」と深いリスペクトを口にする。姉弟であり、戦友でもある二人の絆は、彼をさらに高いステージへと押し上げている。
今シーズンの目標として、河本は技術面だけでなく「毎日どの試合も、全部同じテンションでゴールする」というメンタルのフラットさを掲げた。波をなくし、常に冷静に自分を客観視してプレーする。そのストイックな覚悟があれば、和合の魔物さえも味方につけることができるはずだ。

河本力選手(C)CBCテレビ

豪快な一撃と繊細な一打の先に

「歴代チャンピオンが着ている青のジャケット、もうすごくかっこいいなって思って見ていますし。飛ぶのに正確性もあるって強い選手の証でもあると思うので、中日クラウンズのタイトルは欲しいですね」。豪快な一撃と、繊細な一打。その両立の先にこそ、伝統ある王冠と青いジャケットが待っている。

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