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飲み込むチカラの低下…「誤嚥(ごえん)」命に関わることも!飲み込む力の低下の原因と改善法

飲み込むチカラの低下…「誤嚥(ごえん)」命に関わることも!飲み込む力の低下の原因と改善法
CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、西山耳鼻咽喉科医院 院長 医学博士 西山耕一郎先生です。

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【動画】「飲み込む力」を強化して誤嚥性肺炎を予防!いつでも手軽にできるトレーニング3種はこちらから【0分56秒~】

今回のテーマは「〜ムセる・痰がからむ人は要注意〜名医に学ぶ!飲み込むチカラ」

「食事中にムセることが増えた」「咳払いや痰がからむことが増えた」「大きな錠剤が飲みにくい」といった症状はありませんか?実はこれらの症状は、飲み込む力が低下しているサインだそうです。飲み込む力は加齢によって徐々に低下し、食べ物や唾液などが食道ではなく誤って気道に入りやすくなります。これが「誤嚥(ごえん)」。誤嚥を繰り返すと、肺に異物が入ることで誤嚥性肺炎を招き、命に関わることもあるのだとか。そこで今回は、飲み込む力の低下の原因と改善法を専門医に教えてもらいました。

ムセるとは?

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

ムセるとは、食べ物・飲み物・唾液などが誤って食道ではなく気道に入りかけたり、気道に入った時にそれを出そうとして出たりする強い反射的な咳のことだそうです。

痰がよくからむのはなぜ?

痰は、気道の防御反応により分泌される粘液。飲み込む力の低下により、誤って食べ物などが気道に入ると、炎症を引き起こし痰の量が増えてしまうそうです。

飲み込む力は何歳になっても鍛えられる!

先生によると、飲み込む力は何歳になっても鍛えることができるとのこと。ただ、飲み込む力の低下は気づきにくいので、早めに気づくことが大事だそうです。

誤嚥が招く恐ろしい病「誤嚥性肺炎」

<飲み込む力が低下するとどんな危険がある?>
飲み込む力が低下すると、食べた物が気道に入ってしまいます。この状態を放置すると、誤嚥性肺炎を起こすことがあるそうです。

<誤嚥性肺炎とは?>
誤嚥性肺炎とは、食道に流れるはずの食べ物などが誤って気道に入り、肺に炎症を引き起こす病気。症状は、咳・痰・発熱など多岐にわたりますが、放置すると命に関わる場合があるので注意が必要だそうです。実際に、誤嚥性肺炎は日本人の死因の第6位。年間約6万人が、誤嚥性肺炎が原因で亡くなっていると言われています。

家庭でできる「飲み込む力」セルフチェック法

<水飲みチェック>
▼100mLの水を用意する
▼ムセない程度の速さで水を飲み 飲み干すまでの時間を計測する
※水を飲んでムセる人は危険なので行わないでください
水を飲み干すのに10秒以上かかる場合は、飲み込む力が低下している可能性が高いそうです。

飲み込む力が低下する原因は?

<ポイントは「のど周りの筋力」>
先生によると、飲み込む力が低下する原因は、のど周りの筋力と神経機能の低下。のど周りの筋力が低下する一番の原因は加齢ですが、例えば歩かなくなると体力が落ちて、ムセやすくなることがあるのだとか。実は、のど周りの筋力は全身の筋力と相関していると言われており、加齢だけではなく、日々の運動不足によっても低下してしまうそうです。

<のど周りの筋力低下が招く危険>
のど仏は、のどを保護する役割がある甲状軟骨と言われる骨の一部。食事の際、飲み込もうとすると、のどの筋力によってのど仏が上にあがります。そして、のど仏の動きと連動して喉頭蓋(こうとうがい)と呼ばれる気道を塞ぐための防波堤が動き、誤嚥を防いでいるそうです。しかし、のど周りの筋力が低下すると、のど仏が上にあがらず、喉頭蓋が倒れなくなります。すると、食道も開かず誤嚥を起こしてしまうそうです。

声のかすれと飲み込む力の関係

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<声がかすれてしまう原因は?>
2枚のヒダからなる声帯は、声帯筋という筋肉によって開け閉めされ、発声時は声帯が重なり振動することで声が出ます。しかし、声帯を動かす声帯筋が痩せると、声帯を上手く閉められなくなり、発声時に隙間が空いた状態になります。すると、隙間から空気が漏れ、かすれた声になってしまうそうです。

<声のかすれとのど周りの筋肉>
人は喋る時、無意識のうちに声帯やのど周りの筋肉を動かしています。喋る機会が減ると、筋肉を動かす機会が減るため、のど全体の筋力低下につながってしまうのだとか。つまり、声のかすれはのど周りの筋力が低下しはじめているサインとも言えるそうです。

飲み込む力の低下の予防と改善につながる体操

<(1)嚥下おでこ体操>
▼手のひらをおでこに当てる
▼おでこと手で5秒間押し合う
10回を1セットとして1日3セット以上行いましょう。

<(2)あご持ち上げ体操>
▼両手を握りこぶしにしてあごに当てる
▼あごとこぶしで上下に5秒間押し合う
10回を1セットとして1日3セット以上行いましょう。

錠剤の理想的な飲み込み方

先生によると、錠剤など何かを飲み込む時に上を向くのはNG。のどに残りやすく誤嚥を引き起こしてしまう原因になるのだとか。理想的な飲み方は、軽くお辞儀をして下を向いて飲み込むこと。のどの広がりが狭くなるのでムセにくくなるそうです。

誤嚥も窒息も防ぐ!今日から鍛えよう!「吐き出す力」

<「吐き出す力」とは?>
吐き出す力とは、ムセることで異物を吐き出そうとする力のこと。誤って気道へ異物が入ったとしても、しっかりと吐き出せれば肺炎のリスクを減らすことができるそうです。

<「吐き出す力」セルフチェック>
下記の症状に当てはまる場合は、吐き出す力が低下している可能性があるそうです。
□一度ムセると何度も繰り返す
□階段の上り下りで息切れしやすくなった
□食事の後 声がかすれる

<「吐き出す力」を鍛える!「吹き戻し体操」>
▼10秒間息を吐き 吹き戻しを伸ばし続ける
息を長く吐き続けることで呼吸筋と呼ばれる肺の周囲の筋肉や横隔膜が刺激され、肺活量がアップし吐き出す力が鍛えられるそうです。吹き戻しの伸縮部分が多いほど難易度が上がります。伸縮部分が1つの吹き戻しで10秒キープできない場合は、呼吸筋が低下しているサインにもなるそうです。

<家庭にあるものでできる!吐き出す力のトレーニング法>
吹き戻しがない場合は、手で潰せるくらい柔らかいペットボトルで代用できるそうです。
▼ペットボトルをくわえる
▼息を吸い ペットボトルを潰す
▼息を吐き ペットボトルを膨らませる
ペットボトルを潰して膨らませる動作を10回で1セットとし、1日3セット行いましょう。呼吸機能が良くなってきたら硬めのペットボトルに変えると効果的だそうです。

(2026年1月25日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)

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