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井上ドラゴンズ2026年のすべては“開幕戦”にあり―黄金期のエース・吉見一起氏が解き明かす「苦戦の原因」と再生への道

井上ドラゴンズ2026年のすべては“開幕戦”にあり―黄金期のエース・吉見一起氏が解き明かす「苦戦の原因」と再生への道
「サンデードラゴンズ」より吉見一起氏(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

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CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。

9月6日の放送回で共有したいトピックスは、球団史上初の連覇を達成した黄金期のエース吉見一起氏による「ドラゴンズ再生論」。一時は悲願のCS進出に向けて機運が高まりつつも、残念ながらその希望も風前の灯となってしまった現状にある。2026年シーズンを振り返り、吉見さんがターニングポイントとして挙げた試合が“開幕戦”。今季の苦戦の原因と再生に必要不可欠な課題のすべてはここにあると断言した。

リリーフ陣崩壊が始まった開幕戦

「サンデードラゴンズ」よりアルベルト・アブレウ投手(C)CBCテレビ

3月27日、広島東洋カープとの開幕戦。ドラゴンズは序盤から試合の主導権を握り4点リードで9回裏を迎えるとマウンドにはアルベルト・アブレウ。守護神の松山晋也は怪我で離脱中のため大役の代役だった。すると瞬く間に同点に追いつかれた末、延長10回裏にサヨナラ負け。振り返ればここからリリーフ陣崩壊の音が聞こえ始めていた。吉見さんがドラゴンズ再生の鍵として挙げたのはまさしく「リリーフ陣」である。

吉見氏:開幕戦はやっぱり勝てた試合だったので。この試合を落としたのが今も響いている。シーズンを通しても勝てる展開を落としている試合がいくつかあったので。抑えなくちゃいけないところで、抑えられない試合が多かった。その鍵を握っていたのがリリーフ陣ですね

リーグワーストの救援失敗数

「サンデードラゴンズ」より吉見一起氏(C)CBCテレビ

ドラゴンズの今季の戦いぶりを振り返るなかで、吉見氏が気になったのが「救援の失敗数」だ。リリーフ陣が「リードした場面で登板してリードを守れなかった試合」と「同点の場面で登板し、勝ち越しを許した試合」の数を洗い出してみると、ドラゴンズはリーグワーストの33試合にのぼった(阪神タイガース21試合、読売ジャイアンツ25試合、東京ヤクルトスワローズ28試合、カープ31試合、横浜DeNAベイスターズ32試合)。

もちろん、これは最終的な試合結果を問わないデータであり、救援の失敗がそのまま敗戦に直結したことを示す数字ではない。それでも、優勝争いを繰り広げるタイガースやジャイアンツが21試合、25試合にとどまっていることを考えれば、ドラゴンズの33試合という数字は決して小さくない。今季の戦いを左右した要因の一つとして、救援陣の課題が浮かび上がってくる。

吉見氏:やっぱりドラゴンズの33っていう数は多いですね。タイガースとの差は12個。12個減らせれば12勝してたので、今ある借金が一桁となって3位を争っていたかもしれないですよね

ベンチの期待に応えられなかった代役の面々

「サンデードラゴンズ」より松山晋也投手(C)CBCテレビ

リリーフ陣崩壊の始まりが開幕戦だったとしても、食い止める術はなかったのか。吉見さんはベンチのさい配や起用よりも選手個々のパフォーマンスに言及した。

吉見氏:勝ちパターンを任された選手が抑えられなかったので、固定することができなかった(のが大きな要因)。松山投手がいないっていうのはあったんですけど、勝ちパターンを任せたピッチャーが何人かいたけれども結果を残すことができなかったことが、今季のリリーフ陣の崩壊に繋がってしまったと思います

CS進出後退の背景にあった失速の原因

「サンデードラゴンズ」より吉見一起氏(C)CBCテレビ

シーズン序盤は勝ちパターンが固定できなかったものの、夏場になって大型連勝があった背景には7、8回を橋本侑樹投手と吉田聖弥投手が繋ぎ、9回は松山投手という陣形が整ったことに他ならない。しかし、CS進出をかけた8月後半の重要局面でこの勝ちパターンも崩れる結果に。来季、同じ轍を踏まないために吉見さんが提言したのはオフを含めたシーズンに臨むまでの意識改革だった。

吉見氏:どの球団もこの(シーズン終盤の)時期は苦しいし、しんどいと思うんです。特に中継ぎ陣は疲労度もあると思うんですけど、やっぱり大事な後半戦でしっかり勝ち切るためのキャンプからの過ごし方とかオフからの過ごし方も見つめ直さなくちゃいけない。僕が現役の頃はオールスター明けが大事だって言われていたので、そこに合わせていた。それが今結果として出ていないのはそこに対する調整がうまくいってないのかなと。疲労もあるかもしれないですけど、シーズンを見通した準備みたいなところも必要になってくると思います

セットアッパーの適正

「サンデードラゴンズ」より吉見一起氏(C)CBCテレビ

来季に向けて「救援陣の再整備」がドラゴンズの再生の観点からも必要不可欠。そこで吉見さんはあらためて勝ちパターンを任せられるリリーフ投手に求める能力を独自の見解として次のように説いた。

吉見氏:僕の考え方なので当てはまるかわからないですけど、世界を見ても150キロを投げるリリーフ投手は普通になってきてるんですよね。155キロとまでは言わないですけど、それに近いスピードボールを投げられる投手っていうのが中継ぎ、特に勝ちパターンを任せる投手には必要かなと。他の球団にも出てきている印象はありますし、ドラゴンズでも150キロ以上を投げられる人はいると思うので。そういった選手たちを試して、また試された人間はそのポジションを掴み取って勝ちパターンで投げられるピッチャーを多く揃えてほしいですね

ホームランウイング対策

「サンデードラゴンズ」より吉見一起氏(C)CBCテレビ

今季からバンテリンドームの外野に新設されたホームランウイングの効果もあり、ドラゴンズの打撃成績は大きく変化した。チーム本塁打数はリーグ2位の107本、419得点もすでに昨季の数字を上回っている。長年の課題だった得点力が改善され、打線が生まれ変わりつつある一方で、ホームランウイングによって投手陣を取り巻く環境は苛酷に。投手陣はこの試練にどう対応していけばいいのか。吉見さんはホームランウイング設置後のバンテリンドームで投手が求められる投球について、具体的な見解を示した。

吉見氏:ホームランが圧倒的に増えてますし、長打も増えているのでドラゴンズが勝てる試合はたくさんあったと思うんですよ。だからこそ、なおさら救援陣の力にかかってくる。負担は重くなるんですけどしっかり結果を残せられるピッチャーが必要になってきますよね。広い球場だとアウトコースに丁寧に投げるだけで抑えられる確率は高いんですけど、バンテリンドームは今年から狭いので右バッターは流してでもスタンドインの可能性がある。そうなるとどれだけインコースに投げられるか。インコースにしっかりと投げ切る能力、技術が必要。ドラゴンズの投手陣は(インコースのボールは)増えてはいますけれども、他球団に比べるとやっぱりまだ少ないかと思いますね

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。CS争いから後退した夏の終わりの惨敗劇。もっと死に物狂いのさい配が見たかった・・・

今週のサンドラを観た感想・・・。横浜でベイスターズに3連敗を喫し、本拠地に戻ったカープとのカード初戦を落とし5連敗。さすがにCS進出の機運は消え失せたというのが正直なところでしょう。この日の放送で吉見さんが言われたようにリリーフ陣、特に勝ちパターンの救援陣に疲労の色が見えたように感じました。勝ちパターンを投入して負けたのならしょうがないと諦めるしかないのか。イチファンの希望としましては投手個々の状態を見極め、二軍から活きのいい選手を挙げるなどの策を講じて死に物狂いでシーズン終盤まで粘ってほしかったところ。特に森博人投手の好投を見ていると、そう思わずにはいられません。残りわずかとなった2026年シーズン、井上(一樹)監督は来季に向けてどんな希望を与えてくれるのか。最後までしっかりと応援させていただきます。

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

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