CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

ドラゴンズ井上一樹監督が全幅の信頼を寄せる超ナイスガイな助っ人 “夏男”ボスラー選手が竜を今年も、来年も、再来年もクライマックスシリーズに導く!

ドラゴンズ井上一樹監督が全幅の信頼を寄せる超ナイスガイな助っ人 “夏男”ボスラー選手が竜を今年も、来年も、再来年もクライマックスシリーズに導く!
「サンデードラゴンズ」よりジェイソン・ボスラー選手(C)CBCテレビ

【サンドラを観られなかった全国のドラ友と共有したい番組のコト】

関連リンク

【動画】土田龍空のナイスプレイで試合終了!金丸夢斗プロ初勝利の瞬間がこちら【2分43秒~】

CBCテレビ「サンデードラゴンズ」(毎週日曜日12時54分から東海エリアで生放送)をみたコラム

このコラム(?)は「サンドラ」を観られなかった全国のドラ友に話したい!との思いから番組の内容を綴る、竜党のみなさんに向けた、竜党による、竜党のためのコラム(?)である。

8月24日の放送回で共有したいトピックスは、新外国人ジェイソン・ボスラー選手の特集。井上一樹監督に「全信頼をしている」と言わしめたのは夏場に入ってからの覚醒がそうさせている。7月の月間成績は打率2割9分4厘、4本塁打、17打点。得点圏打率3割9分1厘の数字が表しているようにチャンスでの勝負強い打撃で決勝打を放ちチームの7連勝に大きく貢献した。まさに“夏男”としての活躍をみせているボスラー選手の好調の要因とは―。肌で感じた日本の野球とアメリカのベースボールの違いや後輩・チェイビス選手への思い、そして来日1年目で芽生えたドラゴンズ愛についても語った。

怪我で開幕二軍スタートもスタッフの献身的サポートに感謝

「サンデードラゴンズ」よりジェイソン・ボスラー選手(C)CBCテレビ

ボスラー選手:今はすごく順調だよ。日本の野球や文化について学ぶことができたし、仲間とも出会えて嬉しい

充実した表情で現在のコンディションを話すボスラー選手だが、来日1年目のスタートは苦々しいものとなった。2024年にシアトル・マリナーズ傘下の3Aで119試合に出場し打率3割3厘、本塁打31の成績を引っ提げ、期待されながら来日したもののオープン戦期間にケガで離脱。開幕は二軍で迎えることとなった。

ボスラー選手:ケガをしていた時は本当に辛かった。でもトレーナーたちがすごく助けてくれたんだ。トレーニングもそうだし、練習メニューやマッサージ、どれも本当に素晴らしくて心から感謝しているよ

一軍デビューは4月11日の阪神タイガース戦。「5番・一塁手」でスタメン出場するも4打数無安打、2三振。その後も思うような結果を残せず、5月終了時点の打率は1割9分2厘。“日本野球”の壁にぶち当たった原因は慣れない変化球の軌道が関係していた。

ボスラー選手:スプリットとフォークボールにすごく苦労したよ。アメリカは縦にキレイに落ちるけど、日本のは左右に動くんだ。日本のピッチャーはコントロールが良い。そこの違いをすごく感じたよ

実感したアメリカと日本の野球の違い。どれだけベースボールの世界で成績を残そうとも投高打低のNPBで活躍できるとは限らないのは、奇しくも過去に来日した数々の大物外国人選手の結果が証明している。しかし、一日でも早く日本の野球に適応するため、ひたむきに汗を流すボスラー選手のためにチームもサポートを惜しまなかった。

ボスラー選手:コーチの方々にはすごく感謝しているよ。まず前日に対戦するピッチャーのデータや、どういった配球をしてくるのかを教えてくれるんだ。バッティングでもタイミングの取り方だったり、いろいろなことを教えてもらって改善できているからとても助かっているんだ

チェイビス選手の兄貴分役も! 目指すはチーム悲願のCS進出

「サンデードラゴンズ」よりジェイソン・ボスラー選手(C)CBCテレビ

ボスラー選手の努力とコーチの指導が実を結んだのが7月。7月29日の読売ジャイアンツ戦で放った逆転3ランを含む4本塁打に月間打率は3割に迫り、8月に入っても勢いは衰えることなく46打点をマークしてチームの打点王の活躍をみせている。

ボスラー選手:夏は大好きさ! 僕は野球が大好きで夏は野球の季節だからね

そしてもう一人、日本の野球に適応しようとしている新戦力がマイケル・チェイビス選手。シーズン途中の7月にチームに加わると来日初出場・初スタメンの試合で来日1号ホームランを放ち鮮烈デビューを飾った。チームと日本野球に馴染むため兄貴分役を買って出たのがボスラー選手だ。

ボスラー選手:去年(3Aで)一緒にプレーしていた仲間とチームの一員になれてすごく嬉しいよ。児玉通訳とも英語でしゃべっていたけれど、母国語で話せる仲間が増えたことが本当に嬉しい。彼は絶対にチームの勝利に貢献してくれると信じているんだ。だから彼には僕が今まで対戦してきたピッチャーのことや、野球以外でも家族で行ったおすすめの場所やお店を教えているんだ

自らの経験を踏まえ新戦力に手を差し伸べる超ナイスガイ。ボスラー選手にはドラゴンズを13年ぶりのクライマックスシリーズ進出へと導き、静かな秋に終止符を打ってくれることを期待せずにはいられない。

ボスラー選手:僕が一番大事にしていることはチャンスで回ってきたらとにかく打つこと。僕たちはすごく良いチームだよ。だからCSに行けるように頑張るよ。今年だけじゃなく来年も再来年もね!

ボスラー選手が口にした“来年”という言葉。確証のない未来の話などしても彼の心はもうドラゴンズにあるようだ―。

ボスラー選手の素顔に迫る。日本の焼肉がお気に入り

「サンデードラゴンズ」よりジェイソン・ボスラー選手(C)CBCテレビ

この日のスタジオ解説は落合竜の黄金期を支えた荒木雅博さんと英智さん。荒木さんはボスラー選手の夏場の活躍について次のように解説されました。

荒木氏:ボスラー選手の夏場に入ってからの活躍はたまたまではないと思うんですよ。これがボスラーの本当の力だと思います。来年も日本で(ボスラー選手の活躍を)観たいなと思いますよね

ボスラー選手の素顔を明かしてくれたのは担当通訳の児玉さん。「ボスラーはとても真面目な性格で、自主練にも毎日取り組んでいる努力家。日本食が好きで、特に焼肉と寿司がお気に入り。自分で焼くスタイルの日本の焼肉が気に入っているようで、好きな部位は『ハラミ』と『タン』。アメリカにはないユッケも口に合っているみたいです」とのこと。日本食にも適応できていることについて英智さんが讃えていました。

英智氏:暑い日本に適応するためにはしっかりと食べていかないといけませんから。(インタビュー映像にあった)“ドラゴンズファン”の発音がすごく上手でしたね。見習わなければいけませんね

イチ視聴者(筆者)の番組感想まとめ。 竜で活躍する外国人選手の共通点を発見しました! そして・・・ベイスターズ藤浪投手に一言言わせてもらいます

「サンデードラゴンズ」よりジェイソン・ボスラー選手(C)CBCテレビ

今週のサンドラを観た感想・・・。ボスラー選手の特集を観て気付きました!ドラゴンズで活躍する外国人選手の共通点はナイスガイであること。昨年まで在籍していたビシエド選手もそうだったように、ボスラー選手にも同じ雰囲気を感じます。来年、再来年と言わず、ビシエド選手のように長くドラゴンズで活躍してもらいたいですね。

そして、番組では17日の横浜DeNAベイスターズ戦もピックアップされました。先発・藤浪晋太郎投手に対し、ドラゴンズはスタメンで全員左打者を並べた作戦について様々なメディアや番組で賛否両論を呼んでいたのですが、筆者は井上監督の判断を200%支持します。主力選手がケガをして離脱となれば悲願のCS進出も叶いませんし、松中信彦打撃コーチが「右打者が内角の球を意識してかかと体重になったり、しっかり踏み込めなくなったりして、崩してしまうことにもなりかねない」という理論も納得です。藤浪投手がタイガースに在籍していた2013年から22年のデータも紹介され、対左打者2199打席で与えた死球は13。一方、対右打者2117打席の与死球は42。直近の二軍戦(8月6日のジャイアンツ戦)でも右打者に与死球2。藤浪投手のストレートが右打者に対して抜けやすいという傾向を踏まえればドラゴンズの作戦はどう考えても納得です。納得できないのは藤浪投手の試合後のコメント。「勝手に嫌がってくれる分には好きなだけ嫌がってくださいという感じです」。藤浪投手は“何”を嫌がられているのか分かっていないのでしょうか。160キロ近いストレートをコントロールできない投手に選手をケガさせられるのを嫌がっている相手に対して、「好きなだけ嫌がってください」のコメント。暗に“制球できないピッチャー”の烙印を押されていることに気付いていないフリ?この試合は負けてしまいましたが、大事な選手の命を奪われかねない大ケガを防いでくれた井上監督の英断にイチドラゴンズファンとして心から感謝します。

(このコラムを書いたのは・・・サンドラ視聴歴約30年の40代竜党)

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP