トークで大事なのは「間」!若狭アナが若手アナにトーク術を伝授!滑った時の心構えは?

CBCアナウンサーの公式YouTubeチャンネル「みてちょてれび」で、若狭敬一アナが「プロのトーク術」を若手アナに伝授。今回の生徒は、入社2年目の佐藤楠大アナと入社1年目の小川実桜アナ。トークを練習・上達したい人は必見です!
インプットとアウトプットの方法は同一操作に!メモ程度の原稿を!

テーマは「トークライブ成功のコツ」。若手2人は、観客の前でのトークのコツを教わりたいと質問します。
若狭アナは「まず避けるべきことは、お話が途中で飛ぶこと。覚えるコツとしては、台本は書かない方がいい」とアドバイス。組み立てとか、好きなワードとかをメモ程度に書いてもいいが、全部をパソコンで打ち、それを文字で暗記することはしない方がいいのだとか。
理由は「インプットの仕方とアウトプットの仕方は、同一動作の方がいいから」。若狭アナは「例えば、中継の台本は、持っていくけれども、(覚えるために)現場で見ることはない。現場に行って、意外に長いなとか、ここ言いづらいなとかを再確認するためのもの。インプットする作業は基本的に喋っている。結果的に喋るから」と説明します。
大事なのは「間」!観客とのコミュニケーションは我慢も必要

続いて、「観客とのコミュニケーションについて大事なこと」を聞かれた若狭アナの答えは「間」。
「待つ勇気。ここはしっかり伝えたい、落とし込みたいという時に、グッと待ってあげると、理解が染み込んでいく。こっちが間をあけることで、『あっ、そういうことか!』と理解する時間や、笑ったり、リアクションしたりする時間になる。間は意識した方がいい」とアドバイス。
佐藤アナは「緊張していると、次から次に喋りたくなるけど、グッと我慢する!」と納得の表情です。
若狭アナは「滑ったかな?と思った時の対応」も披露。
「リアクションがない時に、ひょっとしたら滑っているのかもしれないと、ヒヤヒヤすることがあるじゃない?薄いリアクションだった時に、心掛けるべきと思っているのは『これは滑ってるんじゃなくて、聞いているんだ』と。ノーリアクション=全部滑っている、ではない。演者になった時、みんながシーンとしていても、あまり不安にならない方がいい」とアドバイス。
「リアクションをもらいたい時に間をとる。お客さんがリアクションしてくれる。その回数が増えていくと、演者とお客さんに一体感ができる。これが序盤にできれば最高」と説明。空気がバチッと合えば、中盤から終盤にかけては良い方向にいくのだとか。
話の積み立てを!観客を飽きさせないコツは?

次は「観客を飽きさせないフリートークの構成」について。
若狭アナは「できれば最初の方は、クスクス笑えるような話を積み立てた方がいい。間口を広くして、スッと入ってくるような作りにしておく。でも、トークには言いたいことのクライマックスがある。そこに向けては、最初の雑談なども全て伏線回収になっていた、みたいな感じにすると、すごくダイナミックになる」とアドバイス。
静かに聞き入り無言の2人に、若狭アナは「伝わってる?間を恐れることなく、と言っておきながら、怖かった今!」と不安顔。
小川アナは「インプットしすぎで!」と噴き出し、佐藤アナも「さっきの話を聞いて、リアクションはそんなにしなくていいのかと」と笑います。
つかみの鉄板ネタは?会場の事前確認を!

佐藤アナは「つかみの鉄板ネタ」はあるのか質問。
若狭アナは「序盤は、開始時間に遅れてくるお客さんがいる。温めトークしているところに一人遅れて入ってきた時は、ちょっとトークを止めてその人を見る。『ちょうど、トランプ大統領について喋ってたんですよ』とか、時事ネタを挟む」と鉄板ネタを披露します。
トークライブ中の目線については、「一番ウケている人を序盤は見た方がいい。一番笑ってくれている人。序盤はそれでいいんだけど、その人ばかり見ていると、視線が下になっちゃうから、まぁまぁ大丈夫だなと思ったら視線を上げていった方がいい」と話します。
また、「会場に早めに入れるなら、事前に舞台まで行った方がいい」とアドバイス。「緊張の理由は大体、不安。不安を消すためにも、会場に行って大体の広さとか、自分の声の通り具合とかを確認するのが大事」と説明します。
大きくゆっくり!コミュニケーションを意識した話し方

元々早口だという小川アナは「ちゃんと聞かせる間を作る双方向のコミュニケーションを意識しながら話せるようになりたい」と相談。
若狭アナは「緊張緩和のためにも、大きくゆっくりが大事。小さく早くが一番ミスの素だから。最初の『こんにちは~』なんか、めちゃくちゃ大きくゆっくりでいい」とアドバイス。
さらに、「たたみかけたい時は、大きく早くがいい。実況と一緒。歯切れを生むので。これは技術の問題なので、練習するしかない」と説明します。
若狭アナはまだまだ喋り足りないようでしたが、ここで「おわり」のカンペが出され、配信は終了となりました。
CBCテレビYouTube「みてちょてれび」配信より