中日OB・川上憲伸が衝撃を受けた!入団時とは激変した投手とは?

今年もドラフト会議が行なわれました。10月24日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』では、元中日ドラゴンズ投手の川上憲伸さんが入団直後としばらく経ってからで予想を裏切った選手を振り返りました。プロの世界に入るとまるで変わるようです。
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川上「予想を裏切った選手は多いですよ」
まず2003年に台湾からやってきたチェン・ウェインさんの名前を挙げました。チェンさんはドラゴンズのエースだった今中慎二さんと同じ左投げ。今中二世と呼ばれました。
川上「すごいと言われて一軍キャンプに来たんですけど、パッと見た時に『今中さんに失礼だよ』と言うぐらいでした」
当時まだ育成選手で背番号200番台。まだ身体が出来上がっていない状態。
川上「体が細くて、球がホームベースのとこで垂れてる感じ。全然でしょって感じだった」
数年経った2007年終わり。
川上「30キロぐらいスピードアップしたんじゃないの?と思うぐらいあれはびっくりしましたね。この人、絶対行くわと思いました」
チェンさんは翌2008年に来日初勝利。この年に初完投・初完封勝利も記録しています。
社会人なのにこれ?
次に名前が挙がったのが2006年トヨタからドラゴンズに入って来た吉見一起さん。
先発を控えてファームで調整していた川上さん、入団直後の吉見さんの投球を見たそうです。「これがドラ1の吉見投手か」と興味津々。
川上「え~?なんで?社会人出てるピッチャーが、こんな力投してコントロールダメじゃんってイメージだったんです」
上体が低いブン投げフォームでノーコン。川上さんは荒々しく行く系のピッチャーなんだと思ったそうです。
若狭「吉見さんの見解と一致します。1年目は球速しか求めてなかったと言ってました」
スピードが落ちてる
1年半後。バッティングピッチャーをしていた吉見さんを見てびっくり。
川上「チェンと逆で20キロぐらい落ちた?130出てるの?だけど投球フォームが安定しててブン投げしてないんですよ。スライダーのキレも良いんです」
吉見さんの初の二桁勝利が2008年。吉見さんとチェンさんが活躍しだした同時期なんだとか。
若狭「2008年の交流戦では2人で先発とリリーフでピシャっと抑えたこともあったんですよね」
なんじゃこの人は?
川上「一番裏切られたのが髙橋聡文」
2001年、富山県の高岡第一高校からドラフト8位でドラゴンズに入団。
当時の川上さんは怪我で投げられず、「陸上選手か」というぐらい走らされていたんだそうです。
川上さんは、入団してきた髙橋さんを見て愕然。
川上「僕から見たら生意気にも、新人1年目、高卒の人がグラウンド周りを1時間ぐらいのんきに歩いてる。なんじゃこの人は?と思った」
格差社会?
とにかく走らされてばかりだった川上さん。「ちょっと待てよ。走れるだろう。どんなに過保護なんだ」とキレそうに。
「あの選手なんでウォーキングしてるんですか?」とトレーニングコーチに聞いたそうです。
川上「『彼は家がすごい子なんだ。お前とは違うんだ』と言われたんです」
若狭「くっくっくっく」
川上「『お前は走るしかないんだ。彼は実家がすごいからいいんだ』って言うから、も~ってなりましたよ」
髙橋さんの実家は老舗の和菓子屋さんでした。
川上「甘いもんを食べてたボンボンだからゆっくり体重落としてるのかと思ったら1カ月間ずーっと歩いとるだけ(笑)」
川上さんの言葉に爆笑する若狭。
なぜそこに?
次の年もファームに行った川上さんが見たものは、のそのそ歩く髙橋さんでした。どことなくぽっちゃりしていたそうです。
川上「これは筋肉じゃないな。この選手はもう絶対終わる。投げるシーンは見ることないなと思った」
川上さんが先発したある試合。マウンドを任せたリリーフ投手がいきなり満塁に。
ワイルドピッチで同点。勝ち星が消える状況に、気ではない川上さんはびっくり。
川上「誰が行くんだよと思ったら、ちっちゃいちょっとぽっちゃりした見たことのある。なんで一軍におるの?」
思わずもつ鍋おごる
川上「あんなにのそのそ歩いてた人間がどうしてこんだけ機敏に投げれるんだ?」
マウンドに上がった左腕の髙橋さん。蹴り足も力強く、右手のグローブが投げた左手より回るぐらいの躍動感があったそうです。
川上「やっぱあんだけ歩いたら体力つくんだ。それ読谷でやってくださいよって思った」
髙橋さんは二者連続三振で見事に火消し成功。これから川上さんの髙橋さんを見る目が変わったんだとか。
川上「彼が踏ん張ってくれて勝利投手です。そこからすごく活躍しましたね。僕はそれから福岡行ってもつ鍋とか御馳走するようになりましたよ」
川上憲伸さんが出会った、入団時と数年後で印象ががらりと変わった選手たちでした。
(尾関)
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