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始まりはストーンズだった。動画配信サービス30年の進化

始まりはストーンズだった。動画配信サービス30年の進化

動画配信サービスが私たちのライフスタイルを根底から変えて久しいですが、その歴史は意外なほど古く、始まりは30年以上前にさかのぼります。2月23日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、祝日特集「動画配信サービスの発展」と題し、エンタメに詳しいジャーナリストの北辻利寿さんをゲストに迎え、その歴史について深掘りしました。

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世界初はロックバンド

世界で最初の有料の動画配信サービスは、イギリスのロックバンド、ローリング・ストーンズといわれています。30年以上前の1994年11月、20分間のライブをインターネットで有料配信しました。

当時はインターネットが始まったばかりで、画質は荒く、スマートフォンもなく、パソコンで視聴するしかない環境でした。

2000年代に入るとインターネットが急速に発展し、画質も向上。坂本龍一さんがツアーを中継したり、夏の甲子園大会の配信サービスが始まったりと、動画配信の裾野が広がっていきます。

2005年にYouTube、2006年にニコニコ動画が登場。2011年には、アメリカのテレビ局が複数で立ち上げたHuluがサービスを開始し、日本初の定額制動画配信サービスが誕生しました。

当時はソニーのゲーム機・プレイステーション3で視聴する形が主流で、ゲーム機が動画配信への橋渡し役を担っていたのです。

黒船Netflixの日本上陸

そして「黒船」と呼ばれたNetflixの登場です。もともとDVDレンタルを郵送で行なっていた会社が動画配信サービスへと転換し、レンタルビデオが主流だった時代を一変させました。

日本では2015年にサービスを開始し、この10年ほどで急速に普及しています。

光山雄一朗アナウンサーがNetflixに加入したのは、2020年に話題となった韓国ドラマ『愛の不時着』がきっかけ。コロナ禍で家にいる時間が長くなったことも影響したといいます。

三浦優奈も同様に『愛の不時着』から加入し、『梨泰院クラス』を見て、毎月更新し続けるようになったそうです。

最近では光山が大好きなSTARTO ENTERTAINMENTのアイドルグループ・timelesz(タイムレス)が、新メンバーを募るオーディション番組『タイムレスプロジェクト(タイプロ)』を配信し、話題を集めました。

5世帯に1世帯が加入

北辻「最大の要因は、『愛の不時着』とともに新型コロナ禍なんですよ」

映画館が閉鎖され、巣ごもり生活を余儀なくされた人々が動画配信サービスに流れ込んだ形です。NetflixのCEOが「Netflixは日本の日常生活の一部だ」と語るほど日本市場は成長しました。

現在、日本の一般世帯数はおよそ5,000万世帯で、そのうち1,000万世帯がNetflixに加入しています。5世帯に1世帯がNetflix会員という計算です。

北辻「先週、ある会社で打ち合わせがあって、50代後半から70代の幹部の方が4人いらっしゃったんですが、4人ともNetflixの会員なんですよ。びっくりしてしまって。それだけ広がっているということですよね」

リモコンにNetflixボタン

テレビのリモコンにNetflixのボタンが搭載されるようになったことも、普及を象徴する出来事です。

北辻「そうなるとWBCが地上波で見られないなんて言ってる時代じゃないのかもしれませんね」

光山「もう、地上波と同列でNetflixのコンテンツを楽しんでいる世帯が多いかもしれませんし。『地上波で見られないから…』という声は、意外と少ないかもしれませんね」

三浦「逆にどこでも見ることができるから便利だという方も多いかもしれない」

地上波も配信も盛り上げたい

番組にはリスナーから「うちのリビングのテレビは地上波じゃなくてNetflixが流れています。時代は変わりました」というメッセージが寄せられました。

光山「Netflixはめちゃくちゃ面白いんですよ。でも放送局員として、地上波も頑張らないとなっていう思いは、こういうメッセージから感じますけどね」

北辻「私もずっと放送局で生きてきたので。地上波への非常に複雑な気持ちを持ちながら解説します」

光山「地上波も頑張る、配信サービスも楽しい。全体で映像コンテンツを盛り上げられたらなという思いで、今日はお届けします」

地上波と配信が並び立つ時代。映像コンテンツの世界は、これからも進化を続けていきそうです。
(minto)
 

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