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服部はなぜ「ハットリ」?読めない名前と地名の不思議に迫る

服部はなぜ「ハットリ」?読めない名前と地名の不思議に迫る

6月6日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが、読み方が分からない名前や地名をテーマにトークを展開しました。なぜ「服部」は「ハットリ」なのかという歴史的背景や、つボイが憤った地名の読みなど、身近な漢字にまつわる不思議な話題が飛び出しました。

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服部が「ハットリ」になった歴史

先日、番組内で「服部」はなぜ「ハットリ」と読むのかという問題提起があり、リスナーから回答が寄せられました。

「大化の改新以前に、機織りの技術で朝廷に仕えていた一族を『機織部(ハトリベ)』と呼んでいたそうです。そこから『ベ』が消えて小さい『ツ』が入り、『機』の字が完成品の『服』に変わっています」(Aさん他)

話題は、他にも読み方が謎すぎる言葉へと広がりました。つボイが気になるのは「伊達(ダテ)」です。

つボイ「どこが『ダテ』や!どこが『ダ』で『テ』や。どういうことや」

小高「イタチ」

確かに、素直に読むと「イタチ」です。

ヤマナカで起きた「イタチ巻き」事件

つボイは、この「伊達」読みにあるエピソードがあるようです。

つボイ「私ね、ヤマナカでバイトしてた時、お客さんが『イタチ巻きください』。伊達(ダテ)巻きなんですけど(笑)」

お客さんに恥をかかせないように、つボイは「はい!イタチ巻きでー!」と愛想よく応じていたそうです。

小高「伊達はでも、『なんでこれでダテなの?』っていわれたら、説明できないね。なんでだろう」

つボイ「一番最初の政宗のおうちは、なぜこれを『ダテ』と読んでしまったのか」

伊達家の始まりを知る人に聞かないと、理由はわかりません。

関西の難読地名

そして再び「服部」の話題へ。名字だけではなく、地名でも不思議な読み方があるようです。

「中川区に『服部』と書いて『ハトリ』と読む町名があります」(Bさん)

地名には、不思議な読み方がまだまだあります。

「関西人なので気付きませんでしたが、『中百舌鳥(ナカモズ)』や『和泉(イズミ)』。関西だったら普通に読んでいました」(Cさん)

関西地区でレギュラーを持っていたつボイは、地名をたくさん覚えていたそうです。

つボイ「関西は本当に多いですよ。地名を読めんといかんもんやから、いっぱい覚えるんですよ。アナウンサーもそうですよね」

小高「いわゆる難読地名ね」

つボイ「この放送局に来たら、この地方の名前を読まないかん。『これ額田(ヌカタ)郡と読むんやで』『幡豆(ハズ)郡と読むんやで』」

納得できない「吹田」問題

そんなつボイが、関西地区でひとつだけどうしても許せなかった地名があります。それが「吹田(スイタ)」です。

つボイ「『フキタ』やろ!逆と違うんか、これ!『ふく』と『すう』。わからんか?お前ら。なんでこれ『スイタ』や!って怒ったことあります。怒ってもしょうがない」

小高「『スイタ』だもんね」

言われてみればその通り。漢字の読み方には長い歴史があるとはいえ、「フキタ」が「スイタ」になるような不思議さもまた日本語の面白いところかもしれません。
(minto)
 

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