地元民が愛してやまない“とんこつラーメン専門店”とは?“伝説のチキンコロッケ”も!愛知・豊田市の愛されフードを調査!
その町以外ではあまり知られていないけど…地元の人はみんな知っている!その町で生まれ、根づく“愛されフード”を、加藤愛アナウンサーが全力で調査します。今回は、愛知県豊田市の「とんこつ名人 かつみ屋」のとんこつラーメンと、「松丈」のチキンコロッケです。
器を覆いつくすチャーシューが圧巻!20年続く「とんこつ名人 かつみ屋」

加藤愛アナウンサーがやってきたのは、愛知県豊田市の「とんこつ名人 かつみ屋」。この地で20年ほど続くとんこつラーメン専門店で、スープは“とんこつ”のみ!

運ばれてきた“愛されフード”「とんこつらーめん」は、器を覆いつくすほど大きなチャーシューに、アクセントのきくらげがのったボリューム満点の逸品です。
スープは豚の頭骨、ゲンコツ、背骨、豚足、そしてシャモのガラを8時間煮込んで抽出した豚骨と鶏ガラの濃厚だしがベース。あっさりと仕上げるため、煮込み過ぎないのがポイントです。

さらに、豚足や鶏ガラから出るコラーゲンや上質な背脂などの程よい油分をプラスすることで、国産小麦で作る自家製のストレート麺に絡みやすいスープに仕上げています。
豚肩ロースをじっくり煮込んだ少し甘めな自家製チャーシューをのせているので、あっさりだけど食べ応えもばっちりです!
新感覚!親方が開発した“赤麺”で味わう「とんこつ担々麺」

本場の博多っ子も認める絶品とんこつラーメンが生まれたのは、今から30年ほど前。熊本出身の親方・脇島勝美さんが屋台から始め、20年ほど前に自身の名を冠した「かつみ屋」をオープンしました。

この味に惚れ込んだ宅間啓二さんがお店を継ぐと、親方は自家製麺の改良に集中し始めたそうで、少し特殊な“練り込み麺”なるものを開発。それも食べなきゃ損!ということで登場したのが、親方が開発した通称“赤麺”!

一味を練り込んだオリジナル麺ですが、それほど辛くなく、うま味と風味がマシマシ!とんこつスープに辛ミンチ、練りごま、ラー油でいただく、とんこつ名人ならではの「とんこつ担々麺」です。
(加藤愛アナウンサー)
「私辛いのが正直苦手なんですよ。でもいける!おいしい辛さだ。とんこつスープとも合います」
ちなみに、ニンニクの練り込み麺でいただく新たなとんこつラーメンが、まもなくデビューするそうです!
1日4000個製造!70年愛され続ける「松丈」のチキンコロッケ

続いてやってきたのは、名鉄・豊田市駅から徒歩5分の「松丈」。戦後間もない昭和27年に鶏肉専門の精肉店として創業しました。
から揚げ、ささみカツ、鶏メンチなど鶏肉を使った手作り総菜が20種類ほど並ぶ中で、圧倒的人気を誇るのが「チキンコロッケ」です!

北海道の契約農家が作るジャガイモに、ニンジンと甘味が強い高級玉ねぎ、企業秘密の鶏肉ペーストを練り込んで揚げたものを使用。毎朝じっくり炊いたうま味たっぷりの鶏ガラで衣を作り、中にも鶏肉ペーストが練り込まれているので、ソースは要りません!
このコロッケが生まれたのは70年以上前のこと。戦後の食糧が安定しない中でも、おいしい物を皆に食べさせたいと、ご主人の祖母・すず江さんが考案しました。

当時まだ珍しかったコロッケがあまりにも売れ過ぎて、いつの間にか“コロッケ屋さん”になり、今でも行列ができる豊田市の“生きる伝説コロッケ”なんです。
50年来の常連さんも多く、お店では大体1日1500個前後、有名スーパーさんなどに卸している分を合わせると1日4000個ほど製造しているそうです。
4世代70年以上に渡り愛され続ける「チキンコロッケ」は、もはや地元になくてはならない味として、豊田市民の心に深く根ざしています。
CBCテレビ「チャント!」2025年10月20日放送より


