「世界で最も魚雷バットが合う男」?その快感を語る

人気野球YouTuberのトクサンこと徳田正憲さんとライパチこと大塚卓さんが、5月17日放送のCBCラジオ『若狭敬一のスポ音』に出演しました。今回若狭敬一アナウンサーと話題にしたのは、魚雷(トルピード)バット。魚雷バットが合う人、合わない人とは?
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若狭「今日は魚雷バットについて語りましょう」
トクサン「待ってました。おそらく全世界で最も魚雷に合う野球人はうちの相方、ライパチです」
ライパチ「大変光栄です(笑)」
ニューヨーク・ヤンキースが3月に3戦で15発のホームランを量産して話題になった魚雷バット。ちなみに主将のアーロン・ジャッジ選手は従来通りのバットを使用しています。
野球YouTuberの草分けを自負するトクサンとライパチさんは、魚雷バットを試すに際しても、本場アメリカの物に触れたかったそうです。
手に入れたのは、メジャーでバット使用率ナンバー1のマルチ(marucci)社のバット。
魚雷バットの魔術師
トクサン「撮影では、ライパチはものの見事に100%の確率で、芯が太くなっているところにブチ当てていくわけですよ」
本来のバットだと芯の位置はもっと先っぽ寄り。
魚雷バットで100%当たるということは、本来のバットでは100%詰まるバッティングをしているということです。
トクサン「全てそこでアジャスト。全く編集の手間がかからないバッティングをしてくれたわけですよね」
若狭「すごいなあ」
若狭も感心しますが、これは褒めているのか微妙です。
魚雷バットがダメな人
トクサン「逆に僕は全くダメだったんですよ」
トクサンはバットを持った時に、芯の位置がどこにあるかをちゃんと分かっていないと扱えないんだそうです。
魚雷バットは、従来のバットよりも芯の位置が数センチ下に落ちています。
トクサン「あれ?どこにあるんだろう?って、もうその段階でパニックですよね」
結局、ボールを打ちに行く時に感覚がズレてしまうんだそうです。振った時に振りやすいという感覚もなかったんだとか。
若狭「これは面白いですね」
トクサン「本当に人によりますね。真逆のライパチはすごいなって思います」
いつも詰まるあなたに
ライパチ「普通のバットだとなかなか芯で捉えることができなくて詰まってしまうバッターにオススメです。それに関しては情けなさもあるんですけど」
若狭「魚雷バットでミート率が高いと言っても、あんまり胸を張れないところがまたいいですよね」
ライパチ「ただヤンキースも使ってたんで、自信が持てます、ハハハ」
トクサン「ハハハじゃないんだよ(笑)。向こうは155~160キロの世界で戦ってる。100キロ前後のボールで差し込まれてる場合じゃないんだぞ」
ライパチさんの発言に、若狭もトクサンも苦笑い。
快感に目覚める
芯で打つ気持ち良さがわかったというライパチさんによれば、「芯で捉えた時はボールが当たった感触がない」そうです。
普段だと詰まったり、先っぽに当たるとガツッという衝撃が来るとか。
ライパチ「何もない感じでボールがパーンって飛んでいくんで、これが木製バットで硬式球を打つ気持ち良さだとわかりました」
働く魚雷バット
若狭は、魚雷バットは従来のバットに比べ、芯が手元に来るため、振った際にスポーンと抜ける感じがないかを気にしていました。
ライパチ「それがまさにトクサンも言った『人それぞれ』なんですよ」
ヘッドを走らせてヘッドの遠心力を使いたいバッターは、もしかしたら抜けてしまう感覚があるかもしれないとのことでした。
ライパチ「僕みたいに、ヘッドがいまいち分かんなくて、遅れてしまって詰まるバッターは、逆に抜けちゃってくれるんで、バットがちゃんと仕事してくれる感じがします」
詰まるバッティングをする人にとっては、よく振れるバットという印象のようです。
若狭「ヤンキースの選手も同じこと言ってるんですが、ヤンキースの選手とライパチさんでは何か違って面白いですよね」
日本のプロ野球でも魚雷バットを使う人が増えるのでしょうか?草野球をやっている方も一度使ってみてはいかがでしょうか?
(尾関)
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