同性の友達を好きに…17歳の悩みに大久保佳代子が語った“向き合い方”

『真誠presents 大久保佳代子・森本晋太郎のどうぞご自由に』(CBCラジオ)は、愛知県田原市出身の大久保佳代子さんと、事務所の後輩であるトンツカタン森本晋太郎さんが届ける「迷える人たちの道標となる解決型ラジオバラエティ」です。5月3日の放送では、Aさん(17歳・女性)から寄せられた同性の友人への恋愛感情に関する相談を取り上げました。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く友人に抱いた恋愛感情
「私は友達の女の子に対して、恋愛感情を抱いています。つい最近、自分の感情の変化に気づき戸惑いが大きかったのですが、初めてこんなに人を好きになりました。
でも向こうは、私をただの友達だと思ってると思います。
おふたりは、友達だと思っていた同性に、急に恋愛感情を向けられていることを知ったら怖くなりますか?友達だとか恋人だとかに関係なく、私にとってとても大切な人なので嫌われたくないです。近くの人には相談できないので、ぜひご意見をお聞きしたいです」(Aさん)
この悩みに、大久保さんと森本さんは真剣に向き合います。
多様性時代の恋愛
大久保さんはまず、今の時代の多様な恋愛観について意見を述べます。
大久保「いま多様性っていう時代なんで。もちろん私は、女の子が同性の女の子を好きでも『ああそうなんだ』って思えるし、何も思わないですが。人それぞれのところがまだあるような気はする」
そして、相手の受け止め方にもよるので慎重さが必要だと続けます。
大久保「びっくりしちゃうというか、すぐに受け止められない人もいるだろうし、じわじわと時間をかけて理解する人もいるだろうから。やっぱり急じゃない方が、もしかしたらいいかな、ぐらいしか言えないかな」
大久保さんのアドバイスには、17歳という多感な時期の恋愛感情への配慮も感じられます。
「好き」で十分
大久保「恋愛感情にしろ、その友達のことを好きで大事に思ってることは伝わってるはずだから。あえてそれが友情なのか恋愛感情なのか、はっきりさせなくても」
「恋人になりたい、お付き合いしたい」という目的でない限り、今すでに伝わっている「好き」という気持ちで十分ではないかと、大久保さんは優しく語ります。
森本「たしかに気持ちを伝えられないもやもやがあるかもしれないですけど。『最近、自分の感情の変化に気づき』ということなんで。もうちょっと自分の感情ごと、友情関係ごと育んでいったらいいのかなと思います」
大久保さんと森本さんは、友情と恋愛感情の境界線にこだわりすぎず、今の関係性を大切にしながら自分の気持ちと向き合っていくことが大切だとアドバイスしました。
相手の様子を見ること
大久保「女の子が女の子を好き、男の子が男の子を好き、女の子が男を好きみたいな関係なく、やっぱり自分が好き好きってなった時、盛り上がりの大きい感情をむやみやたらに相手にぶつけるっていうのは、どういう関係性であれ、違う時は違うからね」
一方的に感情をぶつけるのは、相手の気持ちを考えていないと大久保さんは指摘します。
大久保「なんか自分が言いたいだけじゃん、みたいになっちゃうから。相手の様子を見ながら、どんな関係性であれそうなわけで。参考にしていただければ」
恋愛感情の難しさを語った後、大久保さんは前向きな言葉で締めくくりました。
大久保「素敵なことですよね。人を好きになるのは」
大久保さんの恋愛事情
ここで話題は一転。大久保さんが自身の過去の恋愛について意外な告白をします。
大久保「人を好きになってないな~。恋愛感情はどこへやらですよ。なーんでこんなんなっちゃったかなぁ~」
大久保さんは今と5~6年前の自分を比較し、当時は出会う人ごとに恋愛感情を抱きやすかったと告白。そして森本さんとは、そういった多感な時期を過ぎてから出会えて良かったと冗談交じりに語りました。
森本「あはははは!結構最近ですね。それはお仕事の人でも思ってたんですか?」
大久保「関係ないね」
森本「恭平柴田?」
森本さんへの“盛り”宣言?
大久保さんは仕事関係の人に恋愛感情を抱くことについて、合理的な理由を説明します。
大久保「逆にお仕事する方の方が会う時間も増えるし、リスペクトできる人の方が私、好きなんで」
最後に大久保さんは、意味深な「警告」を森本さんに送ります。
大久保「年に2回ぐらい、ちょっと盛りが来るから気を付けてよ」
森本「どうすればいいんですか、僕…(笑)」
大久保「お願いしますね」
Aさんの悩みに真剣に向き合いながらも、思わず笑顔がこぼれるユーモアを交えて、同性への恋愛感情という繊細なテーマに温かく寄り添うふたりでした。
(minto)
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