岐阜県の山中に眠るトンネル かつて通学路として使われていた素掘りの隧道とは

2023年5月6日(土)放送
岐阜県の山中に眠るトンネル かつて通学路として使われていた素掘りの隧道とは

全国の道に特化したバラエティ番組『道との遭遇』では、道マニアがイチオシの道をご紹介。今回は、岐阜県にある“隧道”を巡りました。(この記事では道情報だけをまとめてご紹介します)

歩道専用に生まれ変わった隧道

ときわ歩道ドリーム
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

岐阜市にある「常盤(ときわ)トンネル」の脇には、かつて使われていた旧道と隧道が今も残されています。

隧道はもともと生活道路として使われていましたが、幅が狭く車がすれ違うことができません。そこで隣に新しく大きなトンネルを建設。常盤トンネルの開通にともない、隧道は1994年に歩道用のトンネルに整備され、「ときわ歩道トンネル ドリーム」が完成。今は歩道専用として使われています。

トンネルの入口や内部の壁面には、当時の常盤小学校の生徒たちが作成した銘板や絵の作品が飾られています。

貝の化石も見られる素掘りの隧道

化石トンネル
画像:CBCテレビ『道との遭遇』

瑞浪市の山の中にある「正馬様(しょうまさま)トンネル」。幅も高さもない小さな隧道で、内部はくっきりとした凹凸が見られる素掘りが特徴です。

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

さらに大きな特徴が、むき出しの壁面に埋もれている貝の化石。瑞浪市はその昔、海だったことから化石の発掘場として有名で、こちらの隧道も通称「化石トンネル」と呼ばれるほど至る所に化石が姿を見せています。

小学生が通るための通学隧道

画像:CBCテレビ『道との遭遇』

瑞浪市の山中に眠る、今は使われていない「白倉(しらくら)隧道」。隧道へ続く山道は草木が生い茂り、荒れた道中には落石注意の道路標識が今も残っています。

隧道内は、全面素掘り。ゴツゴツとした岩肌が見えています。この隧道と道は、もともとは子どもたちの通学路なのだそう。子どもたちが小学校へ通うために隧道が造られたので、天井は低く幅もありません。

みなさんも、当時の人たちの生活を想像しながらかつて使われていた“隧道”を楽しんでみてはいかがでしょうか。

5月6日(土)午後3時30分放送 CBCテレビ「道との遭遇」より

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