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「男性がリード」「派手な結婚式」はもう昔?婚活のプロが語る今の“名古屋の恋愛・婚活事情婚”のリアル

「男性がリード」「派手な結婚式」はもう昔?婚活のプロが語る今の“名古屋の恋愛・婚活事情婚”のリアル
CBCテレビ me:tone編集部

名古屋の恋愛・結婚には、「男性がリード」「親との距離が近い」「地元志向が強い」といった、独特の空気が今も残っています。
ただし、それは昔の価値観がそのまま続いているというよりも、時代に合わせて少しずつ形を変えてきたもの。派手な結婚式や結納は減り、現実的で静かなものに移り変わっていました。

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男女比のバランスがよく、都市と地方の性格をあわせ持つ名古屋は、実は婚活に向いた街。
肩に力を入れすぎず、「自分はどうしたいか」を大切にする――そんな名古屋の“今”の婚活事情を見つめました。

「男性がリード」はホント?

「隣の女性」のリアルな本音を伝え、「今」を生きる女性たちを応援したい――。
そんな思いからCBCテレビが立ち上げたのが、「me:tone編集部」です。

今回は、婚活業界で長く現場を見続けてきたブライダルサロンbouquetの佐藤香織さんに、近年変化してきた“名古屋の恋愛・婚活事情”について話を聞きました。

名古屋の恋愛を語るうえで、佐藤さんが今もよく耳にすると話すのが「男性がリードする文化」。デートの行き先、告白のタイミング、プロポーズの言葉——そうした“節目”は、やはり男性から、というイメージを持つ女性は、今でも少なくありません。

CBCテレビ me:tone編集部

佐藤さん:「名古屋の女性は、デート中に上手にエスコートしてもらえたり、交際をリードしてもらえると嬉しい、という感覚を持っている方が多いですね」

背景には、家庭環境や育ち方も影響していると考えられます。親世代も含め、比較的経済的に安定した家庭が多く、「大切にされる」経験を自然と積んできた人が多い。そのため、恋愛においてもエスコートされることに心地良さを感じやすいのかもしれません。
ただし、それは決して「受け身でいたい」という意味ではないようです。

佐藤さん:「最近は、“待っていれば男性が動いてくれる”という感覚の方は減ってきています。むしろ、待ちの姿勢でいたり男性に任せきりにするよりも、『この状況、どう考えたらいいですか?』と相談してくれる方が増えました」

CBCテレビ me:tone編集部

デートに誘う、好意を伝えるといった行動は対等でいたい。でも、大切に扱われる関係がいい。
自分から動くことも厭わない一方で、男性の誠実さや行動力はしっかり見ている――そんな現実的な目線が、名古屋の女性の恋愛観として浮かび上がってきました。

派手な名古屋結婚式は過去の話?結婚観の静かな変化

名古屋の結婚式といえば、「嫁入り道具を積んだトラックが走る」「結納が派手」といったイメージが有名です。
日常は倹約的に過ごし、結婚や結納といった人生の節目では、“家の格”や“誠意”を示す場として盛大に行う――そんな文化が確かに存在していました。
結婚は個人同士ではなく、家と家の結びつき。嫁入り道具を見せる風習も「娘を大切に育てた証」や「相手方への誠意」を表す意味合いが強かったといいます。

CBCテレビ me:tone編集部(adobe fireflyで作成)

では、現在の名古屋の結婚式はどうなのでしょうか。

佐藤さん:「いわゆる“派手な結婚式”を、私は実際に一度も見たことがないんです。結納をされたカップルも、2014年から現在まで2組だけです」

最近では、家族だけでの食事会やフォトウェディングのみで済ませる人も増えています。
結婚式に対する価値観は全国的に変化していますが、名古屋も例外ではありません。
コロナ禍を経て、「人をたくさん呼ぶ」こと自体に慎重になる流れもあり、今は“無理をしない結婚”が主流になりつつあります。

「名古屋だからこうしなきゃ」「親が喜ぶからこうあるべき」――そんな思い込みに縛られすぎなくていい。そう感じられる空気が、少しずつ名古屋にも広がっていました。

母と娘の距離が近い街。安心とプレッシャーのあいだ

名古屋では、親子関係が恋愛や婚活に与える影響も小さくありません。佐藤さんは、名古屋の婚活を語るうえで欠かせない要素として「親との距離感」を挙げます。とくに母と娘の関係性は、他の地域と比べてもかなり密だと、日々実感しているそうです。

佐藤さん:「娘さんとお母さんの距離が、本当に近いなと感じます。恋愛の悩みも普通に話されますし、洋服やバッグをシェアしている方もいます」

友達のような母子関係。そのため結婚となると「できれば県内で」「あまり遠くに行かないでほしい」といった親の希望が、婚活条件に影響することもあります。

CBCテレビ me:tone編集部

一方で、親が婚活に理解を示してくれるケースが多いのも名古屋の特徴。相談所探しを手伝ったり、説明に一緒に訪れたりと、親の関わり方はさまざまです。
頼れる存在が近くにいる安心感と、無言の期待とのあいだで揺れる――。それもまた、名古屋で婚活をする女性が抱えやすい、静かな葛藤なのかもしれません。

名古屋は実は“婚活しやすい街”と言われる理由

では、婚活をする場所としての名古屋には、どんな特徴があるのでしょうか。
佐藤さんによると、意外にも名古屋は“婚活しやすい街”だといいます。

佐藤さんが所属する結婚相談所「IBJ」の会員データによると、名古屋を含む東海エリアの婚活市場における男女比は、ほぼ5:5。

佐藤さん:「関東では男性4:女性6、地域によっては3:7になることもあります。東海は本当にバランスがいいですね」

CBCテレビ me:tone編集部

関東では、結婚相談所の登録会員数において男性よりも女性の割合が多い傾向にあり、都市部での婚活にやや厳しさを感じている女性もいるようです。実際に「女性のほうが余っている感覚がある」と体感している人も少なくありません。

一方で男性側からは、「都内のほうが選ぶ相手が多い」と感じている声もあるのかもしれません。
その結果、エリア別に男女別の成婚率を見てみると、関東や関西では男性の成婚率が高く、女性の成婚率が低い傾向が見られます。

それに対して、東海エリアは男女比がほぼ同じ。名古屋は都会的な側面を持ちながらも、愛知県全体、さらには東海エリアとして見ると、落ち着いて相手と向き合える環境が整っており、男女比のバランスも良い「婚活しやすい街」だと佐藤さんは話します。

さらに、都市の利便性と地方の安定感、その両方をあわせ持つ名古屋は地元志向が強いのも特徴。実は、愛知県内同士の結婚率も全国一というデータも出ていました。

進学や就職をきっかけに名古屋を離れ、東京などで生活している人でも、将来的には名古屋に戻り、結婚生活を送りたいと考えているケースは少なくありません。

一時的に県外でキャリアを積みながら婚活を進め、結婚を機に地元へ戻る――そんなライフプランを描く人も、名古屋の婚活現場では珍しくないといいます。

佐藤さん:「一度は地元を離れたけれど、やはり将来は名古屋に戻って、家族の近くで暮らしたい、子育てをしたいと考える方は多いですね」

今回、名古屋の恋愛・婚活事情をme:tone編集部が深掘りして見えてきたのは、、派手さやドラマチックさとは少し距離のある姿でした。
都会ほどのスピード感はないけれど、その分、生活や結婚後の現実をきちんと見据えた出会いが多い。人との距離も近く、どこか地に足がついている――そんな印象を持ちました。

「結婚生活を現実的に考えたい」「無理をせず、自分のペースで向き合いたい」。そう感じている女性にとって、名古屋での恋愛・婚活は、ちょうどよい距離感と安心感のある場所なのかもしれません。

ブライダルサロンbouquet提供写真:代表佐藤香織さん、佐藤正好さん

【ブライダルサロンbouquet代表 佐藤香織 経歴】(写真左)
日本航空グランドスタッフとして4年勤務し、20代で結婚。
夫の海外赴任によって、2年間アメリカでの生活を経験。
駐在中に第一子を出産、帰国後に第二子を出産。
2014年 名古屋市・千種駅前で「ブライダルサロンbouquet」を開業
カウンセラー歴11年
「ベスト仲人賞」受賞(県内唯一)、IBJ AWARD®10期連続受賞、他計20回の表彰歴
≪保有資格≫
JLCA認定婚活カウンセラー・スペシャリスト/上級心理カウンセラー/メンタル心理カウンセラー

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