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飛騨高山の隠れ家的な名店!穏やかな時間と心地よいジャズが流れる「if珈琲店」

飛騨高山の隠れ家的な名店!穏やかな時間と心地よいジャズが流れる「if珈琲店」
CBCテレビ:画像「デララバ」

岐阜県高山市。江戸時代の面影を残す町並みと飛騨牛をはじめとした美味しいグルメもたくさんあり、休日には観光客で溢れるほど国内外問わず人気の観光スポット。観光客向けのお店が多く軒を並べる中、静かに佇む喫茶店を発見。実はこちらの喫茶店、とある有名人のご家族が経営する喫茶店なのです。

多才な有名人の家族が経営するセンスのいい喫茶店

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訪れたのはJR高山駅から歩いてすぐのところにある、こちらの白いビルの1階「if珈琲店(いふこーひーてん)」。

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可愛らしいロゴとセンスのあるフォントを使用した店舗看板から、さっそくおしゃれな雰囲気を感じます。少し重い扉を開き、入店。

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間接照明がメインの落ち着いた店内。白い壁と年季の入ったインテリア類、そして心地よい音量のジャズミュージックが流れる空間は大人の雰囲気。まるで昭和のジャズ喫茶にタイムスリップしたかのよう。駅前の喧騒を忘れ、とてもリラックスできます。

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実はこちらのお店、ものまねタレントで女優・歌手・エッセイストとしても活躍する高山市出身・清水ミチコさんの弟・清水一郎(以下一郎さん)さんが経営する喫茶店。どうりでいたるところからセンスを感じるわけです。気さくで物腰が柔らかく優しさ溢れる一郎さん。

父の代から続く喫茶店を引き継ぎ、音楽と珈琲を楽しむお店へ

if珈琲店はもともと清水一郎さんのお父様が経営していたいくつかの飲食店の1つ。当初は音楽を楽しむためのジャズ喫茶として開業したものの、観光地として高山の人気が出始めたのをきっかけに、一般的な喫茶店へと方向転換。その後、十数年前にお父様が亡くなられ、令和元年に一郎さんがお店を引き継ぎ、改めて音楽を楽しんでもらえるようにとジャズ喫茶に戻したとのこと。

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店の奥には様々な楽器と数え切れないほどのレコード。そしてアンティーク家具。お店の壁に飾られる数多くの古い掛け時計は一郎さんのお父様が開業時の1969年から趣味で集めたものだそう。一つひとつ装飾も違い、お父様と一郎さんのこだわりが感じられます。

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実は一郎さんは“清水イチロウ”として、清水ミチコさんのコンサートでギターやベース・サックスなどを演奏することがあるのです。このお店で打ち合わせをすることもあって、店内に数多くの楽器を揃えているそうです。11歳も年齢が離れているのに一緒にコンサートに出演するほど仲がいいと伺い、微笑ましくなります。

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長い年月をかけて集めたレコードは、建物3,4階部分の住居スペースで保管しているものも合わせると3〜4,000枚ほどあるそうで、一郎さんの音楽への情熱が伝わってきますね。

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それもそのはず、一郎さんのお父様はもともとキューバ音楽の演奏者。小さな頃から清水ミチコさんも一郎さんも音楽に囲まれて過ごし、今も音楽に関わり続けています。

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デザインが統一された重厚感のある木製の椅子は日本各地に拠点を置く高山の木製家具会社「オークヴィレッジ」のもの。オークヴィレッジが立ち上がったばかりの頃、その創業者がよくif珈琲店を利用していたとのことで、一郎さんのお父様がデザインし制作してもらったのがこの椅子だそう。 今、制作を依頼すると何十万円もする高級な椅子です。 テーブルも地元高山の木製家具会社「飛騨産業」のもので、地元への愛情が伝わってきます。

豆の風味とコク深い味わいのコーヒーと素材の味わいが楽しめるかぼちゃプリン

メニューはなんとコーヒー一択!

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開業当時、一郎さんのお父様と仲が良かった、名古屋で最古と言われる焙煎業者の松屋コーヒー会長の松下さんと、専用のブレンドコーヒーを製作。以降その豆を使い続けているという、思い入れと歴史が深いコーヒー。
「COFFEE/Hot・Ice 1,000円(税込)」おかわり付き。

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真空抽出したコーヒーは豆の風味が強く深みがあり、後味がキリッとした新感覚の味わい。吐く息にも香りが残るほど余韻があり、思わず「めちゃくちゃうまい…」と口に出てしまうほどの美味しさ。

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アイスコーヒーは泡とコーヒーの2層になっており、ほろ苦い泡の下はすっきりと透明感のある味わい。

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一郎さんがその日の気分で作った時のみ提供しているレアなスイーツ「かぼちゃのプリン 500円(税込)」。レシピはなんと清水ミチコさんが考案。パティシエを目指していた清水ミチコさんが、家政科で教わったレシピを家族でも作れるようシンプルにしたもの。かぼちゃの風味をいかした控えめな甘さとざらりとした舌触り、ビターなカラメルがコーヒーと抜群に合う!まさに大人のためのかぼちゃプリンでした。

素敵な音楽、落ち着いた空間、美味しいコーヒー、、に浸る時間

清水ミチコさんと一郎さん2人が今でも大切にしているお父様がルーツの音楽と喫茶店。落ち着いた雰囲気といい音楽、美味しいコーヒーは仕事や日々の考え事をシャットアウトし、都会の喧騒を忘れ、ゆっくりと幸せな時間に浸れることができました。


店舗名
if珈琲店

住所
岐阜県高山市花里町5-18

営業時間
13:00〜18:00(LO.17:00)

定休日
不定休

電話番号
0577-32-1511

ライター名
南野武

※記事内容は配信時点の情報です

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