五輪でなくM-1で爪痕を…漫才の練習に余念がない高校フェンシング部員は“U-17世界4位”

五輪でなくM-1で爪痕を…漫才の練習に余念がない高校フェンシング部員は“U-17世界4位”

サマリーSummary

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岐阜県立大垣南高等学校 強豪のフェンシング部

岐阜県立大垣南高等学校。
全校生徒およそ700人、「文・武・芸」の三道三立を掲げ、毎年およそ3割の生徒が国公立大学に進学する学校です。

県下唯一、オーケストラ部もあり、モデルの敦士さんの出身校でもあるんです。

今回、世界レベルの選手を輩出しているという強豪のフェンシング部に、お笑いトリオ・パンサーの向井慧さんが“向井”ました!

部で一番強いのは誰なのか

まず部長の多賀くんに、部で一番強いのは誰なのか聞いてみると、指さしたのは2年生の馬場くん。

パンサー向井さん:
「ずっとフェンシングやってたの?」

馬場くん:
「小学校1年生からやってます。2018年1月に、ジュニア・オリンピック・カップっていう大会があったんですけど、U-20で優勝しました。最終的にはオリンピックに出られるように」

インターハイでベスト4女子

そして、女子にも実力者が…。

岡田さん(2年生):
「去年のインターハイでベスト4に入りました」

1年生の時に、高校生ナンバーワンを決める全国大会で4位入賞!

フェンシング部 独特なルール「おつき」

パンサー向井さん:
「フェンシング部は独特なルールとかあるんですか?」

3年生の小野くんによると、「おつき」という制度があるそうで、部の伝統や技を先輩が後輩にマンツーマンで指導します。

パンサー向井さん:
「小野くんの『おつき』もいるっていうこと?」

小野くん:
「あの一番端で顔が赤くなってる…(2年生の佐藤くん)」

パンサー向井さん:
「佐藤くん、『あの先輩がおつきだったらよかったのに…』ってことは?」

佐藤くん:
「いや、小野先輩で良かったです(笑)」

「M-1で爪痕残したいです」

他に、ユニークな伝統もありました!

津田くん(3年生):
「3年生の先輩が引退する時に、1・2年生の男子が一発ギャグをやらないといけないっていうのがあります」

今年1番盛り上がったというのが、勅使河原くん(2年生)と安立くん(2年生)。

勅使河原くん:
「お笑いコンビの マヂカルラブリー さんの、ネタ構成だけ借りさせていただいて、あとは自分たちのオリジナルで、漫才をやりました」

パンサー向井さん:
「3年生を送る会の時の手応えは正直…?」

勅使河原くん:
「あの時はハマりましたね。僕ら練習してきたんで」

そう言うと2人は、ファミレスの店員と客に分かれて展開するオリジナルネタ「お前誰だよ!?」を披露!彼らのトリッキーな動きに、向井さんは…?

パンサー向井さん:
「すごいな!未来のお笑いを見てたわ(笑) なに今の世界観…。昔からお笑い好きなの?」

勅使河原くん:
「僕は大好きですね」

パンサー向井さん:
「お笑い芸人になろうかな、みたいなのもあるの?」

勅使河原くん:
「まぁ…無職だったらなりますね」

パンサー向井さん:
「ナメんなお笑い!(笑) フェンシングの実力はどうなの?」

勅使河原くん:
「この前のフランスの大会で、4位に」

実はこの勅使河原くん、2018年度国際フェンシング選手権で4位(U-17)となるなど、日本選抜で世界大会にも出場する実力者なんです。

パンサー向井さん:
「オリンピックで爪痕を残せば良いじゃん」

勅使河原くん:
「M-1で爪痕残したいです」

必殺技『ドタバタアタック』

さらに部長の多賀くんによると、常に相手の隙を狙うフェンシングの経験者ならではの、ついついやっちゃう癖があるようで…。

部長の多賀くん:
「普段フェンシングやっていない時に…」

そう言って、2年生の田内くんと握手しようとしますが…互いに右手を差し出した瞬間、フェンシングのスイッチがオンに!つい相手の手をかわして“ポイント”を取りに行ってしまうのだそうです。

ここで、向井さんは試合を見学。対戦するのは馬場くんと勅使河原くん、日本のジュニア世代を代表する豪華な対決です。

一瞬の油断や隙で勝敗が決まる競技。種目によって有効面は様々ですが、個人戦は5ポイント先取で勝敗を決めます。

ちなみに馬場くんには必殺技があるそうで…。

勅使河原くん:
「(馬場くんに対し)『ドタバタアタック』を…」

パンサー向井さん:
「ドタバタアタック?そんなダサい技あんの?(笑)」

試合が始まると一気に前へ出てくる馬場くん。
ものすごいスピードで勅使河原くんを追い込むとそのまま一撃!
見事ポイントを取りました。

必殺技も聞いた向井さん、フェンシング初挑戦

馬場くん:
「高校生くらいだったら、このスピードに対応しきれなくて、下がって崩れちゃうっていうシチュエーションがよく起こり得るんです。なのでそこを崩してマックスのスピードで相手を突きに行きます」

必殺技も聞いた向井さん、フェンシング初挑戦ながら、女子でインターハイ4位の岡田さんに勝負を挑むことに。

岡田さんが3ポイント先取する前に1ポイントでも取れたら向井さんの勝利という特別ルール……でしたが、向井さん、あっさり負け。

パンサー向井さん:
「完敗…さすが!この駆け引きがフェンシングの魅力なのかな?」

岡田さん:
「そうですね」

向井さん 初めてフェンシングの感想は…?

初めてフェンシングを体験した向井さん。その感想は…?

パンサー向井さん:
「結構、静かなスポーツっていうイメージだったんですけど、やってみたら体力いるし、その中でも細かい駆け引きとかあって、めちゃくちゃ奥の深いスポーツだと思いましたね。スパッと突っ込むというところを明日からのお笑いにも生かせたらなと思いました(笑)」

大垣南高校フェンシング部の皆さん、ありがとうございました!

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