ドラ投手陣、数字では特に悪くないのに勝てないのはなぜ?

10月12日放送のCBCラジオ『ドラ魂キング』では、中日OBの中村武志さんと加藤里奈が今シーズンの中日ドラゴンズ投手陣を振り返りました。加藤が調べたデータを中村さんが解説。数字で見ると特に悪いわけではないのですが勝てない理由は?
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加藤「ドラゴンズの先発投手陣、セ・リーグでもダントツの成績の良さ」
2026年のドラゴンズ投手陣の成績は、失点494、リーグ3位。防御率3.28、リーグ4位。失策数60、リーグ1位。
失策数は少なさで1位。ちなみにパ・リーグで一番少ないのは福岡ソフトバンクホークスの52。
先発投手では、セ・リーグの規定投球回数をクリアした投手は僅か11人。
そのうちドラゴンズの選手は3人。柳裕也投手、大野雄大投手、金丸夢斗投手でした。
規定投球回数とは試合数×1.0。セ・リーグの試合数は143試合なので143イニングです。ちなみに二軍の規定投球回数は二軍の試合数×0.8です。
また髙橋宏斗投手、カイル・マラー投手も120イニング以上を投げています。
加藤「しかもその5人全員が防御率2点台。これはドラゴンズだけです」
200イニング投げよう
ドラゴンズの5人の投手をさらに細かく見ていくと…。
柳 24試合 7勝5敗 150イニング 防御率2.34
大野 22試合 10勝7敗 143イニング 防御率2.45
金丸 25試合 5勝12敗 160と2/3イニング 防御率2.91
髙橋宏斗 19試合 5勝7敗 123と2/3イニング 防御率2.62
マラー 19試合 7勝8敗 120と1/3イニング 防御率2.69
先発投手が6イニング以上投げ、かつ自責点を3点以内に抑えるクオリティスタートはセ・リーグ1位。
加藤「こんなに良かったんだと改めて思っちゃいました」
中村「髙橋宏斗さんとマラーちゃんは二軍に行ってからすごい良かったね」
ベテラン柳投手、大野投手はもう少し投げて欲しかったけど合格と続けました。若い金丸投手には?
中村「金丸君は6~7回で代わるケースが多いんだよね。来年は8回まで投げましょう。規定投球回数より200イニングを目標にして欲しい」
逆転負けが多い
中継ぎ、抑えを見ていきました。球団別救援防御率と先発防御率の比較。
阪神タイガース 3.04 先発防御率2.68
読売ジャイアンツ 2.57 先発防御率2.94
横浜DeNAベイスターズ 2.98 先発防御率3.49
広島東洋カープ 3.38 先発防御率3.42
東京ヤクルトスワローズ 3.67 先発防御率3.69
中日ドラゴンズ 3.58 先発防御率3.14
中村「巨人は我らのライデル・マルティネスさんがいますからね。ドラゴンズの3.58は信じられないぐらい良くないね」
先発防御率より救援防御率が下がるのは阪神と中日だけ。
加藤「ただし阪神はもともと中日より0.5ほど低い。となるとドラゴンズ、中継ぎ・抑えの苦戦がよくわかります」
中村「逆転負けだよね」
ドラゴンズ、81敗しているうちの40試合が逆転負けです。
来季は変わる
中村「先発は恐ろしいぐらいに良いですよね。2点台はヤバいっす」
中村さんの現役時代、先発投手の防御率の良さは「3.3」が良い悪いの基準だったとか。
ドラゴンズの5人の先発投手に、来年はもう1イニング長く投げることを期待します。
中村「この防御率で長く投げれたら、俺、栄の町で何かしないといけないね」
井上一樹監督から工藤公康監督に交代するドラゴンズ。来季の投手陣はどうなる?特に逆転負けが多かったリリーフは?
中村「それは大投手だった工藤さんの得意技です。7~8回が誰になるか見どころですよ」
ここ一番が守れない
40試合以上登板の中継ぎ・抑え投手は何人いるか、球団別に見ていきました。
タイガース 5人。ジャイアンツ 6人。DeNA 4人。
カープ 3人。ヤクルト 6人。ドラゴンズ 5人。
だいたい5~6人です。このうち、防御率3点以上の投手の人数が…。
タイガース 1人。ジャイアンツ 0人。DeNA 2人。
カープ 0人。ヤクルト 3人。ドラゴンズ 2人。
9回を投げると3点以上取られる投手。数字だけで見ると、他球団とドラゴンズは差はないように見えます。では、なぜ勝敗で差がつく?
中村「ここ一番の1点が守れない」
来季はDH制が導入される年。さらに難しくなると言う中村さん。
中村「来季はどのチームも失点は増えると思う。工藤さんはパ・リーグでやってたのでDHは得意技じゃないの?」
中村武志さんと加藤里奈が今シーズンのドラゴンズ投手陣を振り返りました。
来季は工藤監督の得意技で期待できそうです。
(尾関)
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