『VIVANT』監修者が語る。日常生活に役立つスパイに学ぶ会話術

『スパイに学ぶ「あざとい」会話術 ビジネスに役立つ諜報員の言葉の魔法』(講談社)の著者で、元警視庁外事課の勝丸円覚さんが、10月10日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリサタデー』に出演しました。勝丸さんはかつて警視庁外事課でスパイ、スパイハンター、リエゾンなどでの活動を行い、大ヒットドラマ『VIVANT』(TBS系)の監修を担当。スパイが持つ情報を引き出し相手を説得する会話術は仕事にも役立つといい、著書では38での鉄則を紹介しています。
関連リンク
この記事をradiko(ラジコ)で聴く「日本はスパイ天国」って本当?
『VIVANT』でも出てくる「外事課」という言葉、日本には国内でスパイやテロリストの情報を収集する外事警察と、外国を飛び回り情報収集する外事警察の2つがあるとのこと。
『VIVANT』は福澤克雄監督の書き下ろし作品で、公安についてはドラマの内容を現実の組織と照らし合わせるのが勝丸さんの仕事です。
勝丸さんによると、日本にもスパイが「いっぱいいてウロウロしてる」とのこと。
統計の取りようはないものの、スパイの協力者も含めると数万人いるとされているそうです。
ボディランゲージの見抜き方
スパイの立場からすると、人間関係は非常にシビアなもので、他人との接し方は私たちの日常生活にも役立つことがありそうです。
勝丸さんの著書にはスパイの鉄則についていくつか紹介されています。
その中のひとつが「返答の仕方で信頼できる相手かどうか判断する」というもの。
よく「嘘かどうかを見抜くのにボディランゲージを観察する」と言われ、例えば「人が嘘をつく時は伏目がちになる」といったことがあります。
これはある意味正しく、ある意味信用しすぎると見方を誤ってしまうそうです。
勝丸さん「一般的な心理学では、嘘を言う時に右を見るなどがあるが、かなり個性があるので、それにこだわると見抜けなくなってしまう。
基本はこういうのがあるけれども、この人に関しては急にしゃべるのが早くなった、あるいは口数が少なくなったなど、変化を見逃さないようにしていました」
相手が急に口数が多くなって説明をすればするほど怪しく感じられますが、裏を返すと、知らないことは「知らない」と言った方が信頼を得ることもあるとのことです。
相手の言葉にどう返す?
相手が言った言葉を受けてこちらも同じ言葉を使うことで、相手に親近感を与える「ミラーリング効果」というものがあります。
ただし、単なるオウム返しでは相手に「馬鹿にされている」と誤解されるおそれがあり、工夫が必要だとか。
例えば、相手が「コーヒーおいしいですよね」と言ってきたら、「最近、おいしいコーヒーがたくさん出てきてますよね」と、同じコーヒーで重ねると勝丸さん。
「久しぶりにこんなおいしいコーヒーを飲みました」と答えることで、相手が使った表現や単語を使って会話をつなぐと良いそうです。
また相手の承認欲求を満たすために効果的なのは褒めること。どの部分を褒めるのかは、会話や外見、名刺に記載されている情報から拾って判断するのがよいそうです。
この他にもさまざまな会話術が紹介されており、ビジネスシーンで初対面の相手と接する方はもちろん、初対面の人と会話するのが苦手という方も参考にできそうです。
(岡本)
番組紹介
読んで聴く、新しい習慣。番組内容を編集した記事からラジオ番組を聴いていただける”RadiChubu”。名古屋を拠点とするCBCラジオの番組と連動した、中部地方ならではの記事を配信する情報サイトです。







