ビットコインとの違いは?ステーブルコイン
電子マネーやビットコインなど、実際の現金を使わない決済のものがいろいろと増えてきましたが、最近新しく「ステーブルコイン」という用語が出てきました。ビットコインでもブロックチェーンやらなんやらと、仕組みがよくわかっていない中でさらに新しいコインが出てきましたが、いったいどのようなものなのでしょうか?『北野誠のズバリ』(CBCラジオ)の「ズバリマネー相談室」コーナーでは、貯蓄や税金、保険などのお金にまつわる悩みや疑問を募集し、回答しています。9月28日の放送では、小宇佐・針田(こうさ・はりた)FP事務所のファイナンシャルプランナー、徳山誠也さんがステーブルコインに関する質問に回答しました。聞き手は北野誠とかみじょうたけし、大橋麻美子です。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴くステーブルコインって何?
今回、番組で取りあげた質問は次のとおりです。
「先日、ニュースでステーブルコインが日本でも動き始めているという話を聞きました。
ビットコインと違って値段がほとんど動かないデジタルのお金で、メガバンクも円建てのものを出す計画だという内容でした。
しっかり聞いていたつもりでしたが、ビットコインのように増やすために持っておくという感じでもなく、いまいちメリットがわかりませんでした。
今後、うちのような一般の家庭でも持っておいたほうが良いものなのでしょうか?早めにやっておくメリットがあれば教えてください」(Aさん)
ステーブルコインの特徴
ステーブルコインは単位あたりの値段を1ドルや1円に固定するように設計されたデジタルのお金…といってもまだピンときませんが、徳山さんは押さえておくべきポイントを紹介しました。
同じような暗号資産であるビットコインは値動きが激しく、買い物や送金には向きませんが、ステーブルコインは値段が動かないことを目的に作られたお金。
発行している機関は同額の準備金を持って、原則買い戻しができるようになっています。
英語の「ステーブル」は「安定した」、「変動のない」という意味ですので、価格が動かないものです。
日本では暗号資産ではなく電子決済手段という扱いになっていて、発行できるのは銀行や信託会社、資金移動業者だけに限られます。
電子マネーは発行した会社の中で使うものですが、ステーブルコインは国内外への送金や支払いを想定したお金ですので、徳山さんは「安定をめざした決済用のお金」といえると説明。
一般家庭には必要?
買い戻しはできるとのことですが、実は元本が完全には保証されるとは言えません。
理由はペイオフの対象外であることと、現時点では1ドルや1円の価値が保てないとのこと。
2022年に担保を持たないタイプのコインが出現した時は、1ドルから10分の1まで下がったこともあったそうで、どこが発行しているコインか確認するのが重要です。
ステーブルコインのメリットは海外送金で、例えば銀行で海外送金を10万円頼むと数千円手数料がかかってしまったり数日かかったりしますが、ステーブルコインですと数分から数十分程度で送金が完了し、手数料だけなら数円で済みます。
実際はさらにステーブルコインから円やドルへの換金の手数料も必要ですが、こちらも数百円程度で済むとのことです。
ただ、電子マネーなどがすでにかなり広まっていますので、それと比べると手数料がかかる分、まだステーブルコインは広まりそうにありません。
今の時点では、一般家庭では海外にいる家族などに送金する時に便利という程度のようです。
(岡本)
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