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困った肩こりを治す、簡単で効果的な方法

困った肩こりを治す、簡単で効果的な方法

9月25日放送のCBCラジオ『北野誠のズバリ』の「中高年よろず相談室」には「肩こりと筋肉の張りの違いは?」という質問が寄せられました。肩こりを治す簡単でいい方法などについて、心療内科本郷赤門前クリニック院長、医学博士吉田たかよし先生が解説します。聞き手は北野誠です。

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肩こりと筋肉の張りの違い

43歳男性の方からの質問です。

「学生時代にラグビーをしていて筋肉質なのですが、昔から母に肩こりで肩を揉んでもらうと『筋肉か肩こりかわからん』と言われてきました。
今でも嫁に同じことを言われます。確かに昔から肩まわりは盛り上がって筋肉がついているのですが、そんなにわかりにくいものでしょうか?」(Aさん)

肩こりと筋肉の張りは違いがあるのでしょうか?

吉田「“筋肉の張り”は運動の後のパンパン張った感じとか、触ったときの固さとかいろいろな意味で使われます。

肩こりは首から肩にかけて重いとかだるいとかつっぱるとか、痛いといった不快な感覚のことです。張った感じも肩こりに含まれますので、別々のものとは言えません。

芝浦工業大学の研究では、装置で計った筋肉の固さと本人が感じるこりの程度ははっきりとした相関がないというデータが出ています。
筋肉の一部だけ不自然に固いと、これは肩こりだと推測がつきますが、ご相談者のように筋肉が全体的に張っている人は、触った感覚だけではこっていると判断はつきにくいです」

肩こりの原因

筋肉質でも肩はこるものでしょうか?

吉田「筋肉の量が多くても、同じ姿勢を長時間続けると肩はこりやすいです。
例えば重いものを持ち上げる時、筋肉は強く収縮しますが、終われば筋肉は緩んで伸びます。この筋肉が縮んで伸びるという動きで静脈とかリンパ管にポンプのような働きが生じて、それで老廃物が押し流されるので、意外とこりにくいです。

ところが同じ姿勢が続くと、強い力でなくても筋肉が収縮したままで動きがないから、ポンプの働きがなくて老廃物が筋肉に滞留、それでこってしまいます。

それと、仕事のストレスで肩に余分な力が入って、ずっと筋肉が収縮し続けるというのも現代人の肩こりの大きな要因になっています」

おすすめの運動

筋肉の力を抜くのはどうすればいいでしょうか?

吉田「特におすすめは、イスに座って両手を太ももの上に置いて、両肩を耳に近づけるように軽く持ち上げます。息を止めずに『いち、に』と数えたら、ふーっと息を吐きながら肩の力を抜いて下ろす。いったん力を入れてから力を抜くと、より効果的に力が抜けることがあります。

メリットはこれだけでなくて、肩の筋肉が縮んで伸びる、そのときに静脈とかリンパ管にポンプの作用が働いて老廃物を押し流してくれる。これ2、3回やれば、老廃物がかなり出て行っていることがわかっています。一度に何回もやるより、2、3回でいいので、1日の間に何回もやる方がより効果的ですね」

腕をクッションの上に

肩を楽にするにはどうしたらいいでしょうか?

吉田「回すのもいいです。が、ぜひチェックしていただきたいのは、腕の置き場所。腕を前に出したまま支えずにいると首や肩の筋肉が同じ姿勢で働き続けることになる。これはよくない。

カリフォルニア大学の研究ではパソコンを行なうとき、肘から先、前腕の部分を何かに置いて支えながら作業をすると、首、肩の障害の発症リスクがかなり下がりました。

ぜひ、応用していただきたいのがスマホです。スマホを目の前に持ちあげて見続けている人が多いです。これは肩こりに非常によくない。
スマホを見るときは肘から手首まで前腕をなにかクッションの上に置いて、作業をするといいです」

食いしばらない、座り続けない

吉田「もうひとつはあごです。ドイツの大学の研究ですが、歯を食いしばると首のまわりの筋肉も一緒に働くというデータが出ていて、これは肩こりのかなり大きな原因になります。

上下の歯がくっつかないようにしていただきたい。これだけで肩こりの予防に役立ちます。
食いしばりは時間が続くと、じわじわと肩の筋肉の負担が増すというデータが出ています」

肩こりを防ぐには、日頃からどのような意識を持てばいいのでしょうか?

吉田「座り続けるライフスタイルを変えること。そうすると肩とか首も同じ姿勢になりやすいということがわかっています。30秒でも1分でも時折立ち上がる。そのとき、机の周りをうろうろ歩くとさらに効果が増します。

もうひとつは、目の見え方です。スウェーデンの大学の実験ですが、近くのものを集中して見ていると、時間とともに肩の筋肉の収縮がどんどん増すというデータが出ています。

対策としてはスマホ、パソコンも文字は大きくした方がいい。照明も明るすぎても、暗すぎてもだめで、目に優しい明るさを常に維持する。逆にいうと、肩こりにならない明るさが目に優しいともいえます」
(みず)
 

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