「697」は何の本?図書館で見かける背表紙の数字の意味
いろいろな種類の本がたくさん置かれている図書館ですが、目当ての本を探すとき、目印がないと迷ってしまいます。そこで役立つのは、本の背表紙の下に貼ってあるラベルの3桁の数字。この数字を利用した分類法が発表されてから、まもなく100周年になるそうです。9月2日放送のCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』では、つボイノリオと小高直子アナウンサーが図書館の本の分類について語ります。
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趣味の本を借りたり、学校の宿題や調べ物をしたりと、多くの人が利用する図書館。
先月、「日本十進分類法」の100周年事業がスタートしたそうです。「日本十進分類法」とは、図書館の本を分類・整理するためのシステムのこと。
図書館の本の背表紙の下に貼ってあるラベルに印字された3桁の数字。これは図書館で本を探すときの目印になっています。
この数字の決め方が整備されてからまもなく100周年になるそう。
小高「つボイさん、図書委員?」
つボイ「私は図書委員ですからね。ただ、そういうことも知らずに。雑誌の付録がもらえるんですよ、図書委員は。それが目的でやってたもんですから。数字のことなんか、まるでわからずに」
「697」が意味する本
一番左の「百の位」の数字は、「0」から「9」まで10種類の分類を表します。
0は総合的な情報。百科事典などが含まれます。1は哲学。2は歴史。3は社会科学。4は自然科学といった具合に、9の物語・文学まで大きな分類がされています。
さらに十の位、一の位では枝分かれし、細分化されています。
例えば、テレビやラジオに関わる本を読みたい場合、まず百の位が6の「産業」のカテゴリの本を探します。
次に、十の位が9である「運輸・交通・通信」を探し、最後に、一の位が7のものを探すと「放送事業」の書籍にたどりつきます。
小高「テレビやラジオに関連する書籍は数字で言うと、697。数字で分類することで…」
つボイ「本の置き場も細かく決まる。探すのも片付けるときも助かりますよね。『ここに収めるんだ』って、できますもんね」
小高「日本全国、どの図書館でも使われているんです」
3年かけて図書館の魅力をPR
この「日本十進分類法」を考案したのは、図書館学者の森 清さん(1906年生まれ、1990年没)。
当時の分類は、図書館ごとにバラバラでした。
そこでアメリカの分類法をベースに、日本の書籍や歴史、文化に合うように改良して作った森さん。
1929年に「日本十進分類法」として発表され、全国の図書館に普及しました。
実際に100周年を迎えるのは3年後の2029年ですが、今年から3年かけて歴史を掘り下げ、図書館そのものの魅力をPRしていくそうです。
小高「100周年イヤーを3年かけてやると」
つボイ「どの図書館に行っても、だいたいこのジャンルが『この辺りにあるな』とわかるのはすごいですね。行った先で『ここにあるぞ』とわかるわけです」
徳島県では、図書館の本の分類を擬人化して楽しく本を選んでもらう取り組みが話題になっているそうです。
「いろんな図書館でキャラクター化の動きがある」と小高。
小高「楽しそう」
つボイ「刀とか、細胞を擬人化した作品はこの頃よく見ますけれども。分類という仕組みまで擬人化するのは、面白いことですね」
(nachtm)
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