起源は「天岩戸」?お笑い発祥の地・宮崎でこどもの落語大会開催
全国の子どもたちが落語の腕前を競う「しん・こども落語全国大会2026」が、7月25日・26日に宮崎県日向市で開かれました。7月24日放送の『CBCラジオ #プラス!』では、こども落語全国大会実行委員長の杉本圭史さんに、開催直前のこの大会について尋ねました。聞き手は天野なな実と竹地祐治アナウンサーです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く「しん」こども落語全国大会とは
「しん・こども落語全国大会」は、日本全国、時には海外からも小中高生が集まり、日頃の稽古の成果を披露しながらこども落語日本一を目指す大会です。大人顔負けの表現力や所作で観客を笑わせたり、人情話で感動を誘ったりと、熱戦が繰り広げられます。
過去にはプロの落語家を輩出したこともあり、登竜門として知られています。
大会は2009年に全国初の子ども落語の全国大会として始まりましたが、コロナ禍による中断や実行委員会の高齢化などを受け、昨年の第15回大会で一区切りを迎えました。
その後、「こどもたちの輝く場所を残してほしい」という声を受け、一般社団法人日向青年会議所のメンバーと前実行委員会の有志が新たな実行委員会を立ち上げました。
今年は「しん・こども落語全国大会2026」として装いを新たに開催される記念すべき第1回大会です。
お笑い発祥の地といわれる理由
宮崎県がお笑い発祥の地といわれる由来は、日本神話の「天岩戸伝説」にあると、杉本さんは説明しました。
古事記や日本書紀によると、太陽神・天照大神が弟・スサノオノミコトの乱暴な振る舞いに腹を立て、天岩戸に閉じこもったことで世界は暗闇に包まれました。
困り果てた八百万の神々が集まり、その中でアメノウズメノミコトが岩戸の前で身振り手振りを交えた滑稽な踊りを披露します。その姿を見た神々が大笑いし、気になった天照大神が岩戸を少し開けたことで、再び世界に光が戻ったと伝えられています。
さらに杉本さんは、その際に光に照らされた神々の顔が白く見えたことから、「顔が白い」が転じて「面白い」という言葉が生まれたという説もあると紹介しました。
この神話の舞台が宮崎県高千穂町とされていることから、宮崎県は「お笑い発祥の地」と称されているということです。
こども落語の魅力とは
大会では古典落語を演じる参加者が中心で、「饅頭怖い」などの演目が多く披露されるといいます。
竹地「こどもたちは覚えて挑むわけですよね」
杉本「そうなんですよ。すごいですよ。顔負けをされますので、びっくりしますよ」
また、同じ演目でも地域によって表現の仕方が異なることも全国大会ならではの魅力です。竹地も「大人の落語でも東京と上方で違いがありますもんね」と話し、各地ならではの個性が楽しめると話題になりました。
杉本さんは、こども落語ならではの魅力についてこう語ります。
杉本「大人顔負けの落語をするんですけど、その中でもこどもらしいたたずまいや表現を見る。そのギャップを楽しんでいただける」
大人顔負けの落語の技術と、こどもにしかない魅力。この両方が合わさった落語は、見る人を魅了させるようです。
40人のエントリー!
今年は北海道から鹿児島まで12都道府県から40人がエントリーしました。
毎年参加する子どもも多く、参加者同士で交流を深め、「今年は負けないぞ」と励まし合いながら大会に臨んでいるそうです。
竹地「30年後、40年後の『笑点』(日本テレビ)で『宮崎の大会に出ていました』という人たちが並んでいるかもしれないですね」
杉本「私の名前を出していただきたいですね(笑)」
「しん・こども落語全国大会2026」は、7月26日、27日の2日間、日向市文化交流センターで開催されました。
未来の落語家が誕生する瞬間や、こどもたちならではの表現に、会場が魅了される2日間だっとことでしょう。
(ランチョンマット先輩)
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