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「味覚障害」進行するとどうなる?…自宅でできる“味覚チェック”!「味覚」異常を感じた時の対策

「味覚障害」進行するとどうなる?…自宅でできる“味覚チェック”!「味覚」異常を感じた時の対策
CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。
メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。
ドクターは、東京女子医科大学 耳鼻咽喉科・頭頚部外科 准教授 医学博士 山村幸江先生です。

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今回のテーマは『〜「濃い味好き」は要注意!〜実は怖い!味覚の異変』

「料理の味付けが濃くなった」「自分だけおいしくない」これらに心当たりがあったら味覚に異常が起きているかもしれません。さらに、「何も食べていないのに変な味がする」「まったく味がしない」場合は、味覚障害の一種。味覚障害は、ここ30年で患者数が倍増しており、決して他人事ではありません。食の楽しみが失われるだけではなく、食欲が落ちて体重が減ってしまう場合や、外食が苦痛になって人付き合いを避けるようになり、社会活動に影響が出る場合もあるのだとか。そこで今回は、「味覚」について徹底リサーチ。味覚が変化する原因や予防法、味覚に異常を感じた時の対策などを専門医に教えてもらいました。

味覚の基礎知識

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<どうやって味を感じている?>
味を感じるしくみは、舌にある「味蕾(みらい)」が味の成分を受け取り、その情報が神経を伝わって脳に伝わることで感じています。「味蕾」はたくさんの「味細胞(みさいぼう)」が集まってできており、甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの基本の味をキャッチしているそうです。

<辛みは味ではない!?>
先生によると、辛みは厳密には味ではなく、痛みや熱さに近い感覚。口の中の感覚神経が刺激を受けて、脳へと伝わっているそうです。

濃い味好きは要注意!味覚障害の症状

<「濃い味好き」は要注意!>
以前に比べて濃い味を好むようになった場合は、味覚が低下しているサインかもしれません。味覚の低下により知らないうちに濃い味付けになると、摂取する塩分やカロリーが増え高血圧や肥満につながりやすくなります。塩や醤油、ソースなど調味料をたっぷりかける人は、注意が必要だそうです。

<味覚障害の症状(1)味を感じにくくなる「味覚減退」>
濃い味を好むのは、濃い味が好きな場合と、味を感じにくくなっている場合の2つのケースが考えられるそうです。味を感じにくくなっている場合は「味覚減退」という味覚障害。悪化すると、全く味がしない「味覚消失」などに陥る危険性もあるそうです。

<自宅でできる味覚チェック>
0.3%の食塩水(100mLの水+0.3gの塩)を口に含み、味を感じられれば正常。わからなければ味覚障害の可能性があるそうです。

<味覚障害の症状(2)「自発性異常味覚」>
自発性異常味覚とは、何も食べていないのに「苦い」「酸っぱい」など口の中に味を感じてしまう状態。味覚減退に次いで2番目に多い症状と言われています。突然気づく人や、徐々に気づく人、気づいていない人など、さまざまだそうです。

<味覚障害が進行するとどうなる?>
味覚障害が進行すると、食事を楽しめないだけでなく、食欲低下や体重減少など、
生活や健康にも影響が出る恐れがあるそうです。

<味覚障害と亜鉛の関係>
味覚障害の半分以上は亜鉛不足が関係していると言われています。味蕾は、短い周期で新しい細胞に生まれ変わりながら働いています。その生まれ変わりに欠かせない栄養素が亜鉛だそうです。

<1日の亜鉛の食事摂取推奨量(mg/日)>
18〜29歳:男性9.0 女性7.5
30〜64歳:男性9.5 女性8.0
65〜74歳:男性9.0 女性7.5
75歳以上:男性9.0 女性7.0

<亜鉛が多く含まれる食品>
亜鉛は、赤身肉・魚介類・チーズといった食品に豊富に含まれています。日常的におかずに取り入れ、食べる機会を意識的に増やしていきましょう。

<サプリメントの過剰摂取に要注意>
サプリメントを摂取する際は、過剰摂取は避け目安量を守りましょう。体調に不具合が生じた時は摂取をやめ、病院を受診してください。

<自己判断は禁物!病院を受診しましょう>
味覚障害の原因は、亜鉛不足だけではありません。味覚に異常を感じた場合、自己判断は禁物。亜鉛などのサプリメントの過剰摂取によって健康に悪影響を及ぼす可能性もあります。原因に関わらず、半年放置していると治りが悪くなると言われているそうなので、味覚に異常を感じたら耳鼻咽喉科などを受診しましょう。

意外と多い味覚障害の原因

CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』

<口の乾燥が引き起こす「ドライマウス」>
ドライマウスとは、唾液の量が減り口の中が乾いてしまう状態のこと。60歳以上では約3人に1人がドライマウスと言われています。正常な舌と比べると、ドライマウスの舌は表面が乾燥し、舌の溝が目立ったり荒れて見えたりすることがあるそうです。

<ドライマウスと味覚障害の関係>
食べ物は、唾液に溶けて味蕾まで届く事で初めて味がわかります。しかし、口の中が乾燥して唾液がなくなると、味のもとになる成分が味蕾まで届かず味を感じにくくなり、味覚障害の原因となるのだとか。ドライマウスによる味覚障害の場合、汁物だと味がわかりやすいことがあるそうです。

<ドライマウスの原因は?>
先生によると、ドライマウスの原因は「年齢」「物を噛む力が衰えている」「薬の影響」。そして、「ストレス」も大いに関係しているとのこと。唾液は、自律神経でコントロールされています。リラックスしているときはサラサラの唾液がたくさん出て、緊張しているときは、ネバネバの唾液が少しだけ出るのだとか。例えば、人前でスピーチをすると緊張して口が乾くのも、ネバネバの唾液が出ているからだそうです。

<先生のおすすめ対策「ガムを噛む」>
唾液を分泌するために、先生がおすすめするのはガムを噛むこと。ガムを噛むと、咀嚼(そしゃく)刺激にもなり、気に入った味を見つければリラックスもできるそうです。

<「よく噛むこと」が大事>
唾液を出すために大切なのは、よく噛むことだそうです。普段の食事をよく噛むようにして、ドライマウスを予防・改善しましょう。

先生おすすめ!唾液を出す方法

唾液が分泌される主な場所は「耳下腺(じかせん)」「顎下腺(がっかせん)」「舌下腺(ぜっかせん)」の3か所。これらを刺激することで、唾液の分泌を促すことができるそうです。

<(1)耳下腺>
▼人差し指と中指で耳たぶを挟むようにして 後ろから前に円を描くよう耳の下を揉む
▼上記を1回に10回程度 2〜3回繰り返す
※痛みのない範囲で優しく行なってください

<(2)顎下腺>
▼あごの下の両側内側に両方の親指を当てて 少し位置をずらしながら優しく押し込む
▼位置をずらしながら4〜5回押し込む
※痛みのない範囲で優しく行なってください
先生によると、この方法が最も効果が期待できるそうです。

<(3)舌下腺>
▼あごの中央部分を真下から親指で優しく上に押す ネバネバの唾液がちょっと出る
▼上記を1回に10回程度行う
※痛みのない範囲で優しく行なってください

<午後に行うのがおすすめ>
先生によると、午後の食事と食事の間が空いている時に行うのがおすすめ。他にも、水などを飲めない時や食事の前に行うのも良いそうです。

(2026年9月13日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)

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