CBC web | 中部日本放送株式会社 / CBCテレビ / CBCラジオ

MENU

朝の違和感、放置は危険!「ばね指」に注意

朝の違和感、放置は危険!「ばね指」に注意

指の曲げ伸ばしの際に引っかかったり、カクッと動いたりする「ばね指」。違和感を覚えながらも、そのまま様子を見ている人は少なくありません。6月4日の『CBCラジオ #プラス!』では、スマートクリニック代表で整形外科医の福田誠先生が、ばね指の原因や症状、治療法について解説しました。聞き手は宮部和裕アナウンサーです。

関連リンク

この記事をradiko(ラジコ)で聴く

ばね指とは

宮部「プロ野球の内野手で、『長年ばね指に苦しんで』ということを聞いたことがあるんですが、特殊な方ではなくて、ということなんですか?」

福田先生によると、ばね指は特別な人だけがなる病気ではなく、一般の人にもよく見られるとか。

指を動かす腱が指の付け根付近で引っかかることで起こるばね指。
本来はスムーズに曲げ伸ばしできるはずの指が、引っかかりながら動き、まるでバネのようにポンと動くことから「ばね指」と呼ばれています。

その原因として挙げられるのが、腱と、その通り道である「腱鞘(けんしょう)」のトラブルです。使い過ぎや炎症によって腱が腫れたり、腱鞘が狭くなったりすると、通り道が窮屈になり、指の動きに引っかかりが生じます。

ばね指になりやすい人

ばね指は、同じ動作を繰り返す人に多く見られます。
家事をする人やパソコン作業が多い人、スマートフォンを長時間操作する人のほか、ギターやピアノなど楽器を演奏する人も注意が必要だと説明する福田先生。

特に更年期の女性に多く見られることが知られています。
ホルモンバランスの変化や身体のむくみが影響すると考えられているほか、糖尿病のある人も発症しやすいそうです。

さらに、ばね指には朝に症状が強く出るという特徴があります。寝ている間は指を動かさないため、腱と腱鞘の滑りが悪くなり、朝起きた直後に引っかかりを感じやすくなるとのこと。
一方で、日中に指を動かしていると症状が和らぐケースも多いといいます。

放置すると…

初期のばね指は、指の付け根の違和感や軽い痛み程度で済むことがほとんどです。
しかし進行すると、指が自力で伸ばせなくなり、反対の手で無理に伸ばさなければならなくなることもあります。

さらに悪化すると痛みも強くなり、指が曲がったままになってしまうケースもあるそうです。

福田先生は、反対の手を使わなければ指が伸びない状態は、かなり進行したばね指と考えられると説明します。

手術が多くなっている理由

治療で重要なのは、まず手の使い方を見直すこと。湿布やサポーターを利用して負担を減らしたり、塗り薬や飲み薬を使ったりすることで改善する場合もあります。

一方で、ばね指は治りにくいとのこと。そのため医療機関では、炎症を抑えるステロイド注射が行なわれることがあります。腱や腱鞘の炎症部分に直接注射することで、高い改善効果が期待できるといいます。

ただし、腱鞘そのものが狭くなっているケースでは再発することもあり、注射を繰り返しても改善しない場合は手術が検討されます。
手術では引っかかりの原因となっている腱鞘を切開し、腱の通り道を広げます。日帰りで受けられ、手術時間も10分程度だそうです。

ただし現在は、ばね指治療で使用される一部のステロイド製剤が不足している影響で、注射治療が難しくなっている状況と指摘する福田先生。

福田「いま医療機関のお薬も少し足りなくなっているってことも、これを機会に、皆さんにも知っていただくといいのかななんて思っています」

誰でも起こる症状であり、悪化していくばね指。
朝の指のこわばりや引っかかりを「そのうち治るだろう」と放置せず、気になる症状があれば早めに医療機関へ相談してみてはいかがでしょうか。
(ランチョンマット先輩)
 

この記事の画像を見る

オススメ関連コンテンツ

PAGE TOP