お母さん、身体が心配だから賞味期限は守って!
こどもの頃世話をしてくれた親ですが、成長して老いた親の世話をする側になると困った部分が見えてきます。こうした親の困ったエピソードを語り合うCBCラジオ『つボイノリオの聞けば聞くほど』の「おやおや困った」のコーナー。4月23日の放送でも、つボイノリオと小高直子アナウンサーがリスナーの体験談を紹介します。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く89歳の推し活
「推し活」には経済効果があるとか、健康にいいとか言われます。推し活に励む年齢の幅も広がっているようですが…。
「母親の妹になる叔母の話です。叔母は89歳、東京に60年以上住んでいるからか、雰囲気、話し方が、銀座のマダムのようです。
先日91歳の実家の母に会いに行ったら、叔母から電話がありました。母は『お互いたまに電話し合って、生存確認をしている』と笑っていました」(Aさん)
ここでユーモアがあり、気持ちの若い姉妹だとわかります。
「たまたま私が電話をとったので、なつかしい会話をしていたのですが、『そういえばAちゃんの息子さん大きくなった?』と言われました。『はい、27歳』と言ったら、『え、Snow Manの子たちと一緒じゃん。あの子たちほんとにかわいいよね』。それからSnow Manの話に火がついて、彼らがどんなに一生懸命がんばっているか、どんなにかわいいか、延々2時間語ってくれました。
89歳でも推しがいるというのはよいですね、聞いている方は大変ですけど。叔母は一人娘なんで男の子はかわいくて仕方ないみたいです。『今度会ったらまた教えてあげるね』と言われました」(Aさん)。
つボイ「推し文化は年代に関わらずあるんだなということですが、現にありましたね」
小高「推し活をする幸せ気分、それがめちゃくちゃ健康にいい効果をもたらすということもあるらしい」
推し活をすると健康感や自己肯定感が高まるそうです。今度は叔母さんに、Snow Manの誰を推しているか聞いてみてください。
大入りはお得
「僕の母親が80代でひとり暮らしをしていた頃の話です」ではじまるBさんから食べ物のおたよりです。
「その頃、マヨネーズは400g入り、インスタントコーヒーは115gの瓶入りを買って来ていました。
マヨネーズは1回絞った程度、コーヒーは1、2杯飲みたかっただけで放置しているから、僕が10g入りのマヨネーズの小袋とか、1杯分の小袋のコーヒーを買うんですけど、『それじゃいや』、やっぱり瓶で買う。
父親が存命で僕ら兄弟が同居していた当時の感覚が忘れられないのでしょう」(Bさん)
小高「小袋の小分けしたのは割高だしね。で、大きいのを買うのだけど、一回使ったらあとしばらく使わないから、使い切るまで3年くらいかかるんじゃない。でも、やっぱり大きいのを買う」
つボイ「ひと昔前の家族での生活が忘れられないのでしょう」
歳を取るとどこかで昔の感覚から切り替えないといけないのですが、それが難しいですね。
賞味期限
こどもは実家に帰ると、冷蔵庫が気になります。パンパンに詰まっているけど、同じものがあったり、賞味期限がかなり切れていたり…。
「母は昭和10年生まれ。冷凍庫はパンパンで、去年の里芋やとうもろこし。とにかく、冷凍しておけば何年でも大丈夫と思っております。一か月に一度行く私は、必ず冷蔵庫をチェックします。
賞味期限、消費期限が切れているものがほとんどです。私が一か月前に持って行ったものもそのままあることが多々あります。ドレッシングやマヨネーズもほとんど賞味期限が切れております。
私がぽいぽい捨てていると母親が『何やってるの、まだ食べれるわね。そのままにしておいて』と口を挟んできます。
『賞味期限がみんな切れてるよ。お腹痛くなっちゃうから、捨てるからね』と言ったら、『もったいないね、もったいないね』、何度も母は言っておりました。
90歳を超える母は消費期限、賞味期限なんて見てないと思います。『ひとり暮らしだからしかたないけど、なるべく見てね。特に生ものは気を付けてね』と言って帰りますが、『少しくらい過ぎても大丈夫だでね』、とまだまだあきらめていません」(Cさん)
小高「少しくらいと言いながら賞味期限を見ると1998年とか、ありますからね。さすがにだめでしょうというときあるよね」
「あなたを守るために言ってるんで、悪く思わないでね。いつまでも元気でいて欲しいから冷蔵庫にあまり物を溜めないでねと遠い故郷の母を思い心配しております。高齢者あるある冷蔵庫問題です」(Cさん)
90歳くらいの世代は、自分で臭いを嗅いで自分の感覚で食べられるかどうか、判断していました。賞味期限自体が身についていないのかもしれません。賞味期限問題はこどもが正しいのですが、その解決はなかなかつきそうにないです。
(みず)
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