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「かき氷って稼げるの?」一杯1000円以上が当たり前!?人気店の懐事情をリサーチ

「かき氷って稼げるの?」一杯1000円以上が当たり前!?人気店の懐事情をリサーチ
CBCテレビ「チャント!」

連日酷暑が続く夏、食べたくなるのが冷たいグルメ。冷やし中華やスイカなどいろいろありますが、かき氷も外せません。愛知県でもかき氷を提供するお店は近年急増中。定番だけでなく、ふわふわで写真映えするオシャレなかき氷がいま注目を集めています。

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「かき氷って稼げるの?」一杯1000円以上が当たり前!?人気店の懐事情をリサーチ

しかし、SNSにはかき氷の価格を疑問視する声も。流行りのかき氷は一杯1000円以上が当たり前になっています。今回は、人気かき氷店のお金事情を密着リサーチしました。

3層構成で見た目も味もこだわったかき氷専門店には全国からファンが続々

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まず密着したお店は、名古屋市中区の鶴舞駅から徒歩5分のところにある「コトコットン」。夏だけでなく、一年中、見た目にも味にもこだわったかき氷が楽しめる専門店です。

常連客も多く、全国からかき氷好きが集まってくる繁盛店。人気の理由をお客さんに尋ねました。

(お客さん)
「味変が魅力。シロップもかき氷の中で変わっていく」

期間限定メニュー「あんずとすもも」は、3層構成。1層目はミルクに、あんずとすもものソース、さらに赤ワインソース、オレガノ、生クリームのエスプーマ。2層目にはミルクと、香り高い大葉のソースにヨーグルトソース。3層目にも、たっぷりのミルクと、あんずとすもものソースに、エスプーマ、すももの果肉とミントを乗せています。一つのかき氷に、10 種類の食材を使っているのが特徴です。

(コトコットン店主・中野恵さん)
「『かき氷に新しい感動を』(がコンセプト)。旬の食材・珍しい食材でいろんなかき氷を作っている」

固定観念にとらわれず様々な食材の組み合わせを試し、営業の合間を縫ってメニュー開発。これまで提供してきたかき氷は、2年間で200種類以上に及びます。

おかず系かき氷も提供!原価率は一般的な飲食店とほぼ同じ

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中には、スイーツと思われがちなかき氷の概念からは考えられない組み合わせのメニューもあります。

(コトコットン店員)
「えんがわと大葉とすももです」
(お客さん)
「(Q魚のえんがわ?)そうです!魚のえんがわです。おかず系かき氷は全部おいしい」

「コトコットン」では名物メニューに「おかず系かき氷」がありました。

(コトコットン店主・中野恵さん)
「私は甘じょっぱいが好み。お店でもおかず系で甘じょっぱいかき氷を出したかった。えんがわは脂がのっていて味も濃い。すももと大葉でさっぱりと」

(プロデューサー・伊藤敦さん)
「おかず系かき氷は、一つの料理」

過去には「牛すじと菜花ポタージュ」「エビチリ麻辣(マーラー)中華」なども提供。「一度食べたら癖になる!」と、かき氷好きの間で、話題沸騰中です。

そんなこだわりのかき氷に欠かせないのが、氷を削る技術。すべて同じ厚さで削ると、下の層は上の層に押されて食べるころには溶けてしまうため、下は少し分厚くして削り、上にいくにつれて薄く削ってふわふわの食感にするなど、工夫しています。

ここで、こだわりと情熱が詰まったかき氷のお金事情を深掘りしてみました。まずは氷について。

(コトコットン店主・中野恵さん)
「(長野県の)上高地のブランド氷の塊で約800円。半貫(半分)で6、7杯つくれる」

「コトコットン」の場合、一杯の氷の原価は約60円。しかし、たっぷりのフルーツやソースなど、様々な食材を使用しており、かき氷一杯の原価率は全体で30%~35%程度になります。一般的な飲食店の原価率が30%前後と言われているため、決して利益が多いというわけではありません。

(コトコットン店主・中野恵さん)
「東京や大阪などでかき氷のイベントがある。一日300~400杯売れる」

夏のイベントに出店したら、多くの利益を得られるかもしれないとのことでした。

原価率が約70%!それでもかき氷を作り続ける人気店のこだわりと矜持

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続いて密着するのは、2022年にオープンした岐阜県多治見市の「T.9カフェ」。かき氷を求めて、オープン前から行列ができる人気店です。

人気の理由の1つ目がふわふわ食感。厨房では、見慣れない機械が置かれていました。

(オーナー・酒井隆宏さん)
「韓国発祥の糸ピンスを作る機械」

氷のもととなるのは、牛乳やガムシロップ。その液体をローラーにまとわせて瞬間冷凍し、刃で削りとることで、繊維状の滑らかで柔らかい、新感覚のかき氷を作っています。

人気の理由の2つ目は、心奪われるインパクト大の見た目。厳選した旬の桃を丸々2個のせた豪快なかき氷は、お客さんも驚くほどです。

この桃のかき氷は、酒井さんにとって特別な商品だそうで…。

(オーナー・酒井隆宏さん)
「オープン初年度は700万円の赤字、2年目も300万円の赤字。どうしたらお客さんが来てくれる?目に留まる?悩んでいた時に桃2段のかき氷が生まれた」

しかし、一番人気の桃2段のかき氷の原価率は約70%。このラインをこえると経営ができなくなるとのことです。他のかき氷もフルーツの品質にこだわり、さらに水ではなく牛乳のかき氷のため、ほとんどが原価率30%以上。光熱費や人件費などを引くと…。

(オーナー・酒井隆宏さん)
「かき氷一杯の利益は100円~300円程度。今はギリギリ黒字です」

お客さんのため、なるべく価格を抑えながら利益をつくろうと朝の準備は全部酒井さん一人で。営業中も長時間の休憩を取らず働き続けるなど、努力しています。

(オーナー・酒井隆宏さん)
「儲かることがすべてじゃない。『おいしかった』『ありがとう』の一言でやりがいを感じている。だから一日立ちっぱなし、働きっぱなしでも続けられる。信念はブレない」

密着した日の売り上げは約90杯。約16万円くらいですが、光熱費などを差し引くと手元にはほとんど残らないといいます。

それでも、体力がもつ限りは時代の進化・変化についていきながらかき氷を提供し続けたいと意気込んでいました。

CBCテレビ「チャント!」2026年7月13日放送より

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