クラシックを身近にするスギテツの誠意あるお笑いとは?
"クラシックで笑顔を創る"ピアノとヴァイオリンのデュオ、スギテツ(杉浦哲郎・岡田鉄平)のふたりが、4月12日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演しました。スタジオで生演奏も披露したところ、小堀勝啓はある俳優を思い浮かべたようです。
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この記事をradiko(ラジコ)で聴く遺志を継ぐ
スギテツは名古屋出身で在住の、ピアノと編曲担当・杉浦哲郎さんと、福岡県出身東京在住、ヴァイオリン担当の岡田鉄平さんのデュオです。
小堀「クラシック音楽をこんなにも楽しく、こんなにも陽気にやる。たぶんモーツァルトとかこういう人たちだったんじゃないの?と思います」
杉浦「モーツァルト自身もパロディとかをやってるので、勝手に遺志を受け継いでいると言ってます」
モーツァルトは、逆さまにしても演奏できる「鏡のカノン」や、下手な作曲家や演奏家を皮肉った「音楽の冗談」などを作曲しています。
お笑い要素満載のスギテツはモーツァルトのDNAを受け継いでいました。
笑いが音楽の入り口
クラシック好きな両親に連れてこられたこどもがゲラゲラ笑うというスギテツのファミリーコンサート。最近は学校の芸術鑑賞会に呼ばれることが多くなったとか。
小堀「素晴らしいですね。芸術とはこういうもののことを言うんです」
杉浦「私たちの公演を聞いて、クラシックに興味を持ってくれるこどもたちが生まれたらいいと思っています」
去年は北海道から沖縄まで約100本の公演を行なったそうです。
杉浦「自分がこどもだった頃に、こんな人たちと出会ってたらきっと楽しかっただろうなという思いでレパートリーを作ってます」
誠意あるお笑い
小学校の公演では、最後にそこの校歌をその場でオリジナルアレンジして、生徒と一緒に大合唱するそうです。
よく先生からは「普段の式典の10倍ぐらいの声が出ていた」と言われるんだとか。
スギテツのふたりは、年度末になるとアレンジした校歌をスタジオで演奏し、CDに焼いて各学校に送付しているそうです。全国300校ほどの校歌を歌ってきたことになります。
杉浦「卒業式の答辞のときとかに流していただいたというお礼の連絡をいただいたりして嬉しいです」
小堀「誠意あるお笑いですね」
クラシックで2時間ドラマ
昨年はJR東海吹奏楽団との「リニアクラシックコンサート」を開催。
その他にはJR東海「HC85系」の特急「ひだ」と特急「南紀」号の車内チャイムを手掛けています。
小堀「もともと鉄道オタクだからこういった形のコラボは望むところですね」
杉浦「ヴァイオリンの鉄平君が、メロディ以外にも電車とか乗り物の音をいろいろ奏でることができるんです」
岡田「ヴァイオリンっていろんな効果音を出しやすい楽器なんです」
スギテツのふたりはピアノとヴァイオリンで生演奏を披露しました。曲はヨハン・シュトラウス「美しく青きドナウ」をアレンジした「美しく青きドナウ・2時間ドラマバージョン」。
原曲のゆったりした感じではなくドラマのBGMな展開。途中でパトカーも登場しました。
小堀「聞いているうちにどんどんストーリーが目に浮かんできました」
遊びから始まる
小堀の頭の中では船越英一郎さんが出てきたそうです。崖の上で犯人に向かって「待て」と言うのではなく、ドナウ川の橋の上で「早まっちゃいけない」と叫んだんだとか。
杉浦「さっきみたいな効果音ができちゃうんですね」
ヴァイオリンはギターのようにフレットがなく、指板で自由に上下できるそうです。グリッサンドという奏法で出したのがパトカーのサイレンの音。
トヨタ・クラウンのパトカーがソ♯。日産セドリックの古いY31セダンのパトカーがファ♯なんだとか。
さらにやって来て通り過ぎていく救急車の音や、愛知県の人には懐かしい名鉄パノラマカーのミュージックホーンや踏切警報音を再現しました。
岡田「遊びから始まって音楽の解説もしちゃう。こどもたちがぐっと引きつけられて学べるんです」
杉浦「これで転調や不協和音という言葉が覚えられたりします」
見て聞いて楽しい
ゴールデンウィークには名古屋で、9人編成の管弦楽団を率いて『スギテツ presents 新説!珍説?クラシック音楽史』というコンサートが開かれます。
音楽室に飾ってある音楽家のエピソードを交えながら楽しくクラシックの歴史を学べる内容だそうです。
杉浦「ドヴォルザークは鉄オタです、とかの話を交えながら演奏をしていこうという企画です」
小堀「巨匠と呼ばれる人たちも、言っちゃなんですが人格破綻者いますね」
杉浦「変人ですね」
小堀「奇人変人びっくり脱力大会。クラシックが身近になっていくって素敵ですね」
小道具を使用してエンタメ性を上げたりもするそうです。例えば「犬のおまわりさんの運命」という曲では演奏者全員が左手に犬のぬいぐるみの手袋を付けるとか。
犬たちが指板の上を走り回る見ていて楽しい風景。でも演奏者にとっては至難の業です。
小堀「見ててとてつもなくおかしいですよね」
杉浦「とっても楽しいコンサートになると思います」
岡田「聞くだけじゃなくて参加もできちゃう」
笑いでクラシックを身近なものにしてくれる、ピアノとヴァイオリンのデュオ、“クラシックを笑顔で創る”スギテツのおふたりでした。
(尾関)
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