湯原昌幸が妻・荒木由美子に新曲を聞かせて言われたひと言とは?
歌手の湯原昌幸さんが、2月15日放送のCBCラジオ『小堀勝啓の新栄トークジャンボリー』に出演。78歳となる湯原さんの新曲「どうかしてるね」の話や昔話まで花が咲きます。聞き手は75歳の小堀勝啓です。
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小堀「つやつやと若々しく。変わらんですねえ」
湯原「年齢だけは行っちゃうんですけど、僕の持論は七掛けなんですよ。例えば70になったら、七七四十九。再来年で80なんですけど、七八五十六でいかがでしょうか」
実年齢×7割の気持ちで生きることが湯原さんの若さの秘訣でした。
小堀「以前、おふたりそろって来られた時、『やっぱり実力のある男は、あんな若くてきれいな嫁さんがもらえるんだな』ってみんな言ってましたよ」
湯原さんの奥さんは13歳年下 、タレントの荒木由美子さん。結婚当時は、年の差婚で小堀も衝撃を受けたそうです。
湯原「堀越の制服を着てスタジオに入ってきた彼女は明るくて元気で賢そうだなという印象でした。横目でチラチラと見ていて紆余曲折あって結婚まで行きました」
裏切ります
小堀「そして43年。芸能界きってのおしどり夫婦ですが、新曲が届いた時にびっくりしました。タイトル『どうかしてるね』」
湯原「作詞の及川眠子さんが、最初の打合せの時に、『裏切ります』っていうコメントがあったんです」
及川眠子さんはアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』の主題歌「残酷な天使のテーゼ」の作詞家。
湯原さんは何を裏切るのかよく分からなかったそうです。出来上がったのは「長年連れ添った女性から男性に三下り半を突き付ける」というシリアスな歌でした。
小堀「しかも、どうも男にはこれと言って覚えもないという感じ」
湯原「僕らの年代は、企業戦士と言って仕事にかまけて家庭を疎かにすることもありましたので、そのつけが回ったというニュアンスもあるんでしょうね」
シリアスな内容の詞なので、ブラスセクションを中心に少しポップなアレンジ。小堀曰くラテンポップス。
湯原「軽くカッコよく歌ったつもりです」
ミックスジュース
湯原さんは、かつてザ・スウィング・ウエストというロカビリー・グループサウンズバンドのボーカル兼MCでした。バンドを作ったのは芸能事務所ホリプロを創業した堀威夫さん。
小堀「超モダンなバンドで、普通のグループサウンズの皆さんと違って、かなり音楽的なルーツをアメリカンポップス、ジャズにまで背負ってましたね」
湯原「時代的に洋楽と邦楽をうまくミックスジュースにして飲んできた年代なので、このジュースをいつまでも新鮮な味で飲んでいきたいと思っています」
スウィング・ウエスト解散後、ソロデビューした湯原さんは2枚目のシングルでスウィング・ウエスト時代の「雨のバラード」をリメイクして大ヒット。
その後、スウィング・ウエスト時代のMCで磨いたトークでテレビにも進出。俳優もこなすマルチタレントの地位を確立しました。
湯原「銀座ACB(アシベ)でのお客さんをいじりながらのライブがトークの原点になったような気がします」
アシベはバンドの生演奏を聞かせるジャズ喫茶でした。
修学旅行で行った
小堀「修学旅行の時に東京に行って、自由時間にアシベに行きました」
小堀の高校時代ということは、昭和40年代前半。当時は銀座と新宿にアシベがあり、いろんなバンドが腕を競っていたそうです。小堀はアシベでブルー・コメッツを見たそう。
湯原「ブルコメさんということは新宿ACBじゃないですか?向こうはナベプロさん系。こっちは東洋企画で二分されていたんです」
スウィング・ウエストは東洋企画のバンド。メインは銀座ACBで、たまに新宿も行ったそうです。オリジナルナンバーもやりながら、客席のリクエストも演奏していたんだとか。
湯原「リクエストに応えるために新しい楽曲をいち早く吸収することがバンド同士の競い合いだったんです」
昭和談議に花が咲く
当時は、ザ・スパイダースが米軍の奥様方から洋楽のシングル盤をいち早く入手していたそうです。
小堀「スパイダースはかまやつ(ひろし)さんがそういうアンテナが」
湯原「鋭かったです」
最新のシングル盤を手に入れることができなかったスウィング・ウエストのメンバーは、米軍向けの放送FENを聞いて曲を覚えていたとか。
小堀「言ってみれば湯原さんは日本ポップス史の生き字引とも言えます」
湯原「僕らはグループサウンズの前のロカビリーに憧れてこの世界に入りましたから、そういった意味ではロカビリー、グループサウンズ、フォークとちょうどいい時代にハマった感じがしますね」
小堀「音楽的ルーツが豊かな方だからこそ、この『どうかしてるね』も気持ちよく歌えるんでしょうね」
湯原「この曲を妻の由美子に聞かせたんですよ。詞をじっくり読んで『あなたも気をつけてね』って。オイオイです(笑)」
(尾関)
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